深夜枠で「エネミー・ライン」がはいってたので久々鑑賞。

和平が結ばれているボスニア。平和維持軍として従属する海軍大尉クリス・バーネットは、戦闘のない戦争に嫌気が差し辞意を決意する。そんな中、敵地の偵察を命じられたバーネットは飛行中突然対空ミサイルの攻撃をうけるのだった....

70年生まれの若いジョン・ムーアの初監督作品だからしょーがないのかもしれんが、とにかく細かいカット割りやらスローストップをやたらと多用するそのカメラワークと演出に”幼稚さ”を感じてしまって映画に心酔できなかったのが痛かった。
だいたいだな、丸腰の人間が数百メートルの距離で機動部隊に見つかってどーして逃げ切れるんだよ。そのくせほとんど食ってないくせに、いつのまにやら岩山の頂上やらダムのてっぺんやら絶壁の中腹に登場する主人公、それだけ体力あるなら5キロ先の安全地帯に逃げるなんてワケないでしょーが。
そしてその神出鬼没な主人公を追いかけるテロリストもそこまで追いかける能力があるのに射撃の腕がてんでダメ、当たらないってのはおかしいし。

せっかくセルビア問題を扱っているならこのあたりや人物描写にももうちょっと時間を割いてくれてたら「ブラックホーク・ダウン」くらいの映画になったのに。お子様向けドンパチ映画だとは思わなかった。ジーン・ハックマンに騙された。もうちょっと仕事選べ。
F18のかっちょよさだけが印象的な映画でした。
ちなみに映画ででてたF18は”スーパーホーネットF/A-18E型”、みんなもエアインテークが四角いことからわかるよね!

44点

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