「フィラデルフィア」観賞

有能な上級弁護士アンディは自らに巣くうHIVをひた隠し仕事をしていた。やがてそれは事務所にバレることとなり彼は解雇される。不当だと訴えるアンディはかつて仕事で争ったミラーに訴訟をお願いするのだった.....


主演はデンゼル・ワシントンとトム・ハンクス。トムの彼氏にアントニオ・バンデラスというまさしく盤石な布陣。トムはこの作品で主演男優賞をとったがまぁ順当だといっていいだろう。
内容はエイズとゲイに対する不当な差別と偏見を取り扱っている。たしかに20年前のHIV患者こんな扱いをされていた。今もきっとあるだろうが隔世の感がある。

物語は数多ある法廷モノの域を超えてないものの、不当解雇について争う体でありつつもゲイに偏見のあるデンゼル・ワシントンがトム・ハンクスと信頼関係を築いていく過程と世間の反応から、観ている側に実は己の中にあった差別意識を気付かせるというひねりのおかげでとても奥行きがある映画となっている点がグッド。

久々に観たけど今観てもすばらしい。
トム・ハンクスはあれだな、これとフォレスト・ガンプの頃が一番よかったな。

71点

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