「南極日誌」観賞

韓国の探検隊6名は地球上で最も困難といわれる南極の到達不能点をめざしていた。探検は順調に進んでいたがある日80年前のイギリス隊が残した日記を発見する。するとそれから不思議なことが起こりはじめるのだった....
 
 
名優ソン・ガンホ、オールロケ、脚本にボン・ジュノ.....と金かけて作ったにもかかわらずとっても中途半端な映画だった。
まず作りたい映画はホラーなのかサスペンスなのか、ミステリーなのか?を監督のイム・ピルソンはじっくりと考えないといけなかった。前述のストーリーを見るとポルターガイスト的な話と思うかもしれない。実際途中まで俺もそういう体で観てた。半歩譲って「そう見せかけての殺人事件」という持ってき方をしたとしてもまぁ許す。でもそれなら「殺さなきゃいけない理由」ってのが必要でしょうが。

以前「カル」って韓国映画があった。
これも随分と不親切でご都合主義で破綻した映画だったと思うんだが、10年前はそういう演出は新鮮だったし(「ブレアヴィッチ」とかな)それなりに”魅せる”努力はしてたはずだ。翻って「南極日誌」は謎を謎として残す余裕ではなく「あれもこれも詰め込みたくて設定を説明してたら時間きちゃいました」感アリアリ。これでは予算と時間とソン・ガンホの無駄遣いである。

久々ダメな韓国映画観た。

20点

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