大人気少女コミックの映画化というもの
2005年9月16日 映画
あれだけバカにしてた「NANA」、結局観た。
なんだかんだいって、ハマってる模様。(笑)
感想、「下妻物語」のハード版、以上。
大人気コミックの映画化という点ではある意味王道をいく演出とストーリー。
ナナがレンにコクるところまでを原作の雰囲気を壊さず上手に料理してるあたりは大谷健太郎、ソツのないつくりではある。
もっともこの作品が映画として成功したのは中島美嘉と宮崎あおい二人のおかげといってもいいだろう。
バンドもので恋愛ものなんて別段珍しくもないストーリーの「NANA」がこれだけ売れたのはキャラクターディテールにつきるのだが、となると映画は如何に原作を再現するかが主題となってくる。そしてまさしく原作そのものの女優をあてがってきた。
ただ、ディテールにこだわるあまり、歌も歌える女優ではなく、多少演技が出来る歌手という選択は中島のダイコン演技を際だたせる結果となったが、ライブでの圧倒的な存在感はやはり本物を感じることができた。音楽が主軸であるこの物語においてそれはとても大切なことなのだ。
日本を代表する若手俳優2人、宮崎あおい成宮寛貴くんの盤石な芝居は、中島の演技をカバーするに余りあるし、その他、脇を固める俳優陣も申し分なし。
映画の外で展開されてるメディアミックス戦略も含めて「NANA」を支持する読者ターゲットのど真ん中を撃ち抜く力作でしょう。
人の入りは平日にもかかわらず5割ほど。そのほとんどが女性だったところをみると東宝の作戦は今回もまんまと当たったようである。
消費社会の真っ只中を生きつつも、バブルの恩恵も受けてない世代がどう考えるか?は残念ながら40前のおっちゃんにはわからないけども、この漫画や映画で歓喜したお嬢さんが、10年後懐かしさのあまり再び手に取ってしまうような、そんな作品になってればこの映画も浮かばれると思う。
55点
なんだかんだいって、ハマってる模様。(笑)
感想、「下妻物語」のハード版、以上。
大人気コミックの映画化という点ではある意味王道をいく演出とストーリー。
ナナがレンにコクるところまでを原作の雰囲気を壊さず上手に料理してるあたりは大谷健太郎、ソツのないつくりではある。
もっともこの作品が映画として成功したのは中島美嘉と宮崎あおい二人のおかげといってもいいだろう。
バンドもので恋愛ものなんて別段珍しくもないストーリーの「NANA」がこれだけ売れたのはキャラクターディテールにつきるのだが、となると映画は如何に原作を再現するかが主題となってくる。そしてまさしく原作そのものの女優をあてがってきた。
ただ、ディテールにこだわるあまり、歌も歌える女優ではなく、多少演技が出来る歌手という選択は中島のダイコン演技を際だたせる結果となったが、ライブでの圧倒的な存在感はやはり本物を感じることができた。音楽が主軸であるこの物語においてそれはとても大切なことなのだ。
日本を代表する若手俳優2人、宮崎あおい成宮寛貴くんの盤石な芝居は、中島の演技をカバーするに余りあるし、その他、脇を固める俳優陣も申し分なし。
映画の外で展開されてるメディアミックス戦略も含めて「NANA」を支持する読者ターゲットのど真ん中を撃ち抜く力作でしょう。
人の入りは平日にもかかわらず5割ほど。そのほとんどが女性だったところをみると東宝の作戦は今回もまんまと当たったようである。
消費社会の真っ只中を生きつつも、バブルの恩恵も受けてない世代がどう考えるか?は残念ながら40前のおっちゃんにはわからないけども、この漫画や映画で歓喜したお嬢さんが、10年後懐かしさのあまり再び手に取ってしまうような、そんな作品になってればこの映画も浮かばれると思う。
55点