悶々ウィークも三日目になると軽くなった。
よかった。(笑)

さて、昨日TBS系で放送された「広島・昭和20年8月6日」だが、長澤まさみちゃんがかわいかったくらいでドラマ自体は古くから良くある戦争全否定ものだった。
冒頭で西田敏行が過去を振り返るというシークエンスは「タイタニック」から「いま、会いにゆきます」に続く流行りもんのパクり。松たかこはまぁ見れたが加藤あいのヘタレ演技っぷりに萎える。

21世紀にもなってあの日本兵の描き方はどうにかならんか？とも思うが、「泣き」中心の構成上致し方のないことなのだろう。でもそうならフィクションとしてきっちりことわらないといけないと思うがな。

人は忘れることができる都合の良い生き物である。
過去の苦しい思い出や犯した所業を全て憶えてたら発狂死してしまうだろう。だから無かったことにするのだ。それはある意味正しい。白黒つけるのを必ずしも善としない日本人なら特にそうだと思う。

己の思想を明文化したものがイデオロギーだとしたら、思想とイデオロギーの主従関係が逆転した現状は憂うべき事態なのだろうと思う。右派だの左派だの色々なイデオロギーがあるが、憲兵に乱暴される朝鮮人を描いたTBSも、「嫌韓流」に一喜一憂してる輩も過去の一部を切り取って捉えてるに過ぎない。「私のイデオロギーは○○だから●●」という大昔の価値観の上に線引きし、嫌悪しあってる様子は滑稽ですらある。
自分で考えず、自分の都合の良いモノにしか目が向かず、多数派の意見に乗っかり批判するのは容易いことなのだ、それでいてあんまり格好良いもんじゃないってことに気付かないといけない。若いもんは特に。

戦争はいけない。

当たり前だ。でも世界中に紛争は絶えない。なんで？どうしたら無くなる？お前がアメリカの大統領になったらナニから手を付ける？

朝鮮人中国人は汚い。

当たり前だ。近代とはほど遠い生活をしてた者たちがいきなり生活が変わったからといって行動全てが近代的になるワケないじゃん。問題は自分や自分の家族や日本の為にこいつらをどうやって利用すべきか？ってことだろう？
どうすんだ？お前がコンプリートした食玩や100均で揃えた生活用品を見ながら考えろ。

人に聞いてもインターネットで調べてもちゃんとした答えは書いてないぞ。「大人は質問に答えたりしない」もんだからだ。

てな小言を思いながら過ごした悶々デー三日目であった。(笑)
お口直しにバカバカしい画像を貼り付けておく。