小学生男子の間で圧倒的な人気を誇る「ムシキング」。昔流行ったバーコードバトラーにじゃんけんの要素を加えたしょーもないシロモノだが、多彩な虫カードとグー・チョキ・パーの技カードを駆使したバトルはそれなりに白熱するらしい。ゲーセンのムシキングコーナーには長蛇の列が続いている。
ハードゲーム部門では在野に下ったSEGAだが、このソフトの大ヒットで再び息を吹き返してきた。これに気をよくして女の子版「ラブ&ベリー」を出したのだがこれがまた大ヒット。

アイドルのラブとベリーのどちらかを選択して衣装をコーディネートし各ステージをクリアしていくというゲームだ。虫カードのかわりに髪・服・靴カードを使うのだが、ラッキーカラーやシチュエーションを考えたコーディネートが要求され、意外と難しい。
娘に聞くとユーザーはラブ派ベリー派に分かれるらしく、カードもそれぞれのキャラに合うものと合わないものに分類されるそうだ。故にトレーディングも活発に行われている。また、ゲームの最中、ベストチョイスの衣装を入力するためにお母さんがラブベリのカードケースを持ちアシストするというのも特徴のようである。女の子はいつまでたってもオンナってことか。

「ムシキング」「ラブ&ベリー」、どちらも設置店が少なく、置いてあっても台数が足りない。故に列を作って順番を待つのだが、この”待ち”のおかげで200円(2回分)程度で半日潰れてくれるから世のお母さんにとっては楽ちんだろう。それが人気に更に拍車をかけてるのではないだろうか。

だからなに?
というツッコミは無し!
お月見というもの
中秋の名月鑑賞。
旧暦の十五夜は本日だが、曇りということで昨日月見をした。

死んだ祖父はお盆も休まず毎日仕事をこなし、遊びも全然やらなかった男だったが、お月見だけは欠かさなかった。戦争の時以外は親父を含め叔父叔母を集め、でこしらえた団子を持って河原で月見をしたそうだ。リタイアしたあとも俺や妹を連れて近所公園で月見をした記憶がおぼろげながらではあるが、残っている。

親父が一昨年作ったあばら屋で久々の月見茶会。
茶会といっても家族親族のみの簡単なものである。点前は母親、お運びは姪っ子と娘という母親の孫自慢の会みたいなもんだ。
俺もいくつか器を提供したが、こういうところで使われるようになると評価も上がるんだろうなぁ...と姑息なことを考えてしまった。お菓子は甘すぎ、年寄りの趣味に合わせるとこれだから好かん。
「結構奮発した」という抹茶は俺的にはそんなに美味しくなかった。母親も60を超えて味覚に陰りがでてきた気がする......

口直しにおみやげに持ってきたふぐひれを勝手に開封し、コンロで焼いてひれ酒にして飲む。家族で日本酒を飲むの俺だけだから問題なし。(笑)
祖父の部屋で使っていた竹製のゴザの上に座り、できそこない油滴天目の碗(今まで200個は作ってる、いっこも成功してない。・゜・(ノД`)・゜・)で酒を飲む。
開けっ放しの窓を見てみると満月にはちょっと欠けた丸い月が光っていた。どこから盗ってきたわからんが、ススキもようやく秋らしくなった夜風に揺れる。

隣りの部屋では「どうして祖父はお月見を欠かさなかったのか?」叔母や祖母が昔話に花を咲かせていたが、きっとボケーーっとする時が欲しかったのだと思う。

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