「バベル」鑑賞
モロッコに住む家族のもとにライフルがきた。大切なヤギをジャッカルから守るためだ。ある日、そのうちの子ども達が誤って撃った弾が女性に命中する.....

うーむ....
モロッコ・メキシコ・日本・アメリカの家族を通したグローバルな物語ってのはわかる。
監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥさんはアレだ、ライク・ア・ローリングストーンなひとつの事件を例にコミュニケーション断絶や解ってあげられない不幸を言いたいのかもしれんが、ステロタイプなトーキョーの描写や障害者・モロッコ人の親子のキャラ造詣をみてると「貴様が一番他者と線引きしてんじゃねぇか?」とうがった見方をしてしまう。

ブラピ演じるアメリカ人夫婦とモロッコ人親子の繋がりは百歩譲って、まぁわかる。あり得ない落とし前のつけ方は目をつぶって、だけど。
でもそれ以外のシークエンスは不必要だろう。なぜ日本?なぜろうあ?なぜセックス&ドラッグ?意味のない無自覚な日本叩き(だよね?絶対)に「パールハーバー」で感じたのと同じ違和感があった。

風呂敷を広げるだけ広げておいて、結局は自分の周りの人の幸せが大事でその他には見て見ぬフリするのってどーよ?
青臭くてもウソっぽくても、もう少し夢のある答えが欲しかったと思った。

30点

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