マッドハウスつながりで「時をかける少女」鑑賞

真琴、功介、千昭の三人は大の仲良し。野球して楽しく遊ぶ日々のある放課後、理科準備室で転倒してしまう。その拍子になんど過去に戻る能力が身についてしまったのだ。真琴はこれ幸いにと過去に戻っちゃ楽しく過ごすという毎日を繰り返すのだが....

前評判が高かったので期待が大きくなりすぎてスカされたらイヤだなぁ、と変な緊張感を持って観たのだが、ふむ、とっても素直で良い映画だった。
まず、貞本義行デザインのキャラクタと真琴役の仲里依紗ちゃんの声質が映画のテーマととてもマッチしてたところだろう。はじめは田中真弓がアテてるのかと思ったくらいナチュラルだった。
今の高校生がどんな話をしてるかわからんが、100分という長さに「多分こうだろう」というリアルな”今”の高校生をギュッと詰めた構成も見事だ。感性が若いのかリサーチを充分してるのだろう。40近いオッサンも「良いなぁ高校生」と遠い目をしてしまった。

上っ面をなぞれば良くあるラブコメものに見えるのだが、

「あのときこうすればよかった」
「なんでああいう態度とっちゃったんだろう」

といったほぼ全員の大人が持ち合わせてるセイシュン時代の小さいトゲを逆撫でする切なさと懐かしさ全開バリバリなストーリーは30代以上の方々にこそ突き刺さることだろう。

秀作 85点

※真琴の叔母の役名は芳山和子。そう、これって80年代の原田知世バージョンの「時かけ」の役名なんだよな。

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