表の裏事情というもの
15日、ここで亀田問題のことを書いたがこの部分

じゃー今度はそれが手のひらを返したようにバッシングの対象になったのはどうしてだろうか?
それは試合当日、内藤&亀田両氏のトランクスにあるスポンサーロゴを比較してもらえれば一目瞭然。

つまりそういうことなのだ。
そう考えれば亀田親子が元凶であるにせよ、後ろで金勘定してたやつも同等かそれ以上に悪人ということになるのではないだろうか。

 
が良くわからんとのことなので、もうちょっと詳しく具体的な名前も書いてみたいと思う。
 
話は亀田興毅がグリーンツダジムから協栄ジムに移った2005年に遡る。
事の発端は経営状態が悪いグリーンツダ側と亀田父との間でファイトマネーの支払いやマッチメイクのやり方が合わなかったことである。
ジムきっての逸材興毅の商品価値をあげるため海外の弱い選手と闘って戦績をあげることに躍起だったジム、かたや仕事も廃業しトレーナーとして人生を自分の息子に賭けた父との衝突は、プロモートにも口をはさみだした父に嫌気がさしたジム側(手っ取り早く現ナマが欲しかったという話もあるが)が入札による移籍を発表することでついに決裂を生む。
その後、亀田親子は父のトレーナー就任やジムに頼らない独自の練習の承認という破格の条件で協栄ジムに移籍することになるのだが、そのとき間に入ったのが「株式会社メディア・システム・エンターテインメント(以下MSE)」というマネジメント会社で、亀田父はこの会社とプロモーション&マネジメント管理の契約を移籍と同時期に結んでいる。

そしてここから張り子亀田の虚像が作り上げられることになる。
手始めにMSEはナイキとの契約という大花火をあげる。スポーツ業界最大手との契約は興毅の商品価値が更に上がることを意味していた。
これに呼応するカタチでパチンコメーカー大手の京楽産業、明治製菓、カカクコムなど各業界トップ企業がスポンサー契約に手を挙げる。また、共栄ジムもMSEとは別にローソンやサントリーと契約、ローソンチケットにチケット販売券を売り渡すなど独自戦略を立て利益をあげていた。亀田印のお弁当やサンドイッチなどが作られたのは記憶に新しいだろう。

そしてこの亀田フィーバーの中心にいたのがTBSだ。
2004年、アテネオリンピックを控えスポーツ熱が上がってはいたがボクシング人気は低迷したまま。テレビ視聴率も上がらず「ボクシングはもう終わった」と囁かれていた。スター選手を熱望していたプロデューサーはデビュー戦で派手なパフォーマンスをする若い兄と弟たちそして父親を見て彼らにボクシング中継の再復活をかけるため亀田父をヨイショし甘い汁を吸わせる約束をした。以来、TBSは三兄弟全ての試合の放映権を得ることになる。
ビックマウスを吐きたい亀田親子と視聴率が欲しいTBS、多くのスポンサー契約を結びたいMSE・協栄の利害は一致、プロスポーツのショービジネス化やテレビのワイドショー化も相まって亀田親子は試合以外にもテレビに出演するだけでなく、業界を越え多方面に展開し、急速にお茶の間に浸透していった。

ここまでくればあとは世論が転がしてくれる。
ワイドショーによる話題性によって、スポンサーが増え、試合がゴールデンに放映され、そこで勝つことでファンを獲得し、大きな口を叩くことで更に視聴率が上がり、ワイドショーのネタになり、それでスポンサーが増え......

こうやってカリスマの仕手戦が行われていった

しかし、このメディアで作られたカリスマを崩壊させたのもまたメディアだった。
ネットにある数々の掲示板で裏事情があかされ、動画共有サイト恣意的な編集や実況が暴かれ、従来サイレントマジョリティといわれた人々がスポンサーのサイトに抗議メールを送ったことで徐々にメッキが剥がれていった。それを如実に物語るのが世界戦での亀田のトランクスだ。そこにはKYOURAKUのロゴもLAWSONのロゴもBOSSのロゴもなかった。

試合の始まる前からTBSのプロデューサーも亀田親子もわかっていたのだ。ここで終わりだ、と。
そして最終的には反則負けを狙い自身にとどめを刺した。
 
 
亀田家の方々、特になにもわかっちゃいなかっただろう次男坊が悪い訳ではない。彼や彼の家族はバカなだけなのだ。世間を知らずテレビの怖さを知らず金のありがたみを知らない可哀想な人達。原因はこの可哀想な家族であることは間違いないが、もっと悪徳なのが協栄ジム、MSE、TBSの3社の確信犯である。

バカを利用するだけして使い捨て、と 以上が表(?)の裏事情。
裏の裏事情というのもあるみたいだが、これは眉に唾つけるような話なのでここでは書かない。

ヒントは添付の画像。この人達は誰でしょう?
いくら腐った企業とはいえ頭の良い人もいるだろうにどうしてこうワケのわからない行動をとるのでしょう?

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