「M」鑑賞

平凡な主婦聡子は言いようのない寂しさから旦那に隠れて売春をするようになっていたが、たちの悪いヤクザに捕まりいいように使われる。そんな中、新聞配達の稔と知り合う。話をするうちに彼は聡子に母親を重ねるようになるのだった....
 
 
 
久々です。
先月末で決算、それと同時に取引先が13億も抱えて倒産したのでてんやわんやでした(笑)....いやぁうちみたいな弱小は現金小切手のみのチャリンコ操業だからよかったものの、手形決済のとこは青くなってるだろうなぁ...
明日は我が身、恐い恐い.......(ーー;)
 
 
 
さて、「M」である。
馳星周のオムニバス小説が原作......ちゅーか原案(小説「M」についてはこちらを http://diarynote.jp/d/38325/20030611)だが、これを「バイブレーター」の廣木隆一が作るとこうなる。

主演の美元の平凡から醸し出すエロさ....たとえて言うなら高岡早紀からビジュアル的なエロさを差っ引いたリアリティあるエロさ....を見出したところは賞賛に値するものの、SMのなんたるかを描写するシーンや聡子が売春にはしる理由なんぞはどーにもステロタイプで「土曜ワイド」や「火サス」となんらかわらない。大森南朋や田口トモロヲの使い方もあまりに普通すぎてキャスティングを見ただけでどんな役かわかってしまって実際そう進んでいくあたり劇場でずっこけそうになった。

特にエロが足らん。圧倒的に。
一般人でも今時真珠チンコで驚きはしないしバイブや野外露出プレイくらい普通にしてるだろ(え?違う?(笑))。アンダーグラウンドをうたうなら「イチ」程度のエログロも用意してほしかった。またSMシーンも甘すぎる。美元も縛られるなら素っ裸じゃないといかんだろう。杉本彩みたいに見た目まんまエロなら下着姿の縛りもグッとくるが、普通の女が堕ちるクライマックスでは全裸で気合いを見せてほしかった。

映画的には美元の乳で元とれるので俺はよかったと思います(笑)

50点

しかし「バイブレーター」のときから気になってたが監督の廣木隆一ってのはあれか?バイとかゲイか?
いや個人的性癖についてはなんら干渉はしないが、映画の作りが女目線ってのがどーにも気になる。

あと原作者の馳星周ってペンネームは「少林サッカー」の周星馳(チャウ・シンチー)を逆さにしたものです。以上豆知識。
ちょっと前までバカにしてた男の子がしばらくぶりに見てみるとかっこよくなっててちょっとドキッとするだけならまだしも、気付けば男の子のことで頭がいっぱいになってしまってるという乙女のような気持ちでいます。(笑)

「ボーン・アルティメイタム」
モスクワからの必死の逃亡をはかったボーンは自分の記事がイギリスの新聞に掲載されたことを知り、自分の記憶を取り戻すためにロンドンに向かう。そのことを知ったCIAのパメラ・ランディはボーンを捕らえるため記事を書いたサイモン・ロスを監視するのだった....

「スプレマシー」から続くポール・グリーングラス監督ということで手持ちグラグラカメラワークは健在。多少やりすぎとも言えなくもないがこのおかげで中盤まで緊迫感は途切れず手に汗握って観てられる。「ミッション・インポッシブル」と違いCGを極力排してる点と実践的な格闘シーン、ついでにセンスの良い小道具のおかげでアクション映画にもかかわらずオトナの鑑賞に堪えうるスタイリッシュな映画となってるのも良い。

あえて難点を言うなら「アイデンティティー」からの続編なのでしょうがないっちゃしょうがないんだけど、仇役の設定上の立場がよくわからない点。トレッドストーンの現場責任者と発案者とそれを指示した上司とプログラマーがそれぞれの立場でボーンを亡き者にしようと企んだ「アイデンティティー」「スプレマシー」「アルティメイタム」なのでそれぞれを観てると「あれ?これがこいつの上司か?」と頭が混乱することもしばしば。是非予習が必要だろう。
それとマドリッド支局員ニッキーの扱いがどうなのよ?という点。
彼女「スプレマシー」でボーンに殺されそうになって怯えてたはず。それが「アルティメイタム」でどうしてああなるのか?なんか取って付けたようなもってきかたでここだけはとても鼻に付いた。

とはいうものの、エンディングの格好良さは鳥肌モノだし、音楽も最高にクール。今年一番のアクションものと断言したい。
マット・デイモン、以前はジミー大西に似てるだの大根役者だの、アクションやるには鈍重すぎるだの色々言ったが、謝る。
ボーンシリーズで相手するオンナの趣味が悪い点も含めて(笑)キミは良い男だ。
最高。

92点
今更ながら、なのだが、我が家にHDD・DVDレコーダーがやってくる。
今までの韓国製ビデオレコーダーと違い簡単操作で録画もオーケー、DVDも音飛び無し。すげぇ。

ということでテレビ番組を色々録画をしてるのだが、改めて思うことはテレビ番組の質が落ちてるという点だ。深夜番組しか録画するもんがない。それはつまり作家や演出家は良いもんが作れるのだが編成がそれを許さないということだ。
このままでは30年前、映画を目指した有能な脚本家や演出家がテレビに流れたように、今度はテレビ(地上波大メディア)からCS(+ネット)に才能が流出するだろう。

ユーチューブやニコニコはその橋頭堡となる。
電通がなきゃもっと早くそうなってるんだが。

それにつけてもNHKはすごいなぁ。「プロフェッショナル 仕事の流儀」の再放送、服巻先生の回を観て泣きそうになり、己を見つめ直す機会を得た。ダメダメな俺なので何度かこうやって自己修正をしないとあらぬ方向に進んでしまう。
こういう番組をコンスタントに出せるところがすごい。
昨日、夜の8時頃、残ってた仕事を片付けてたら事務所のドアがバーンと開いて30代後半くらいのお兄ちゃんがずかずか入ってきた。
( ゜д゜)ポカーン とあっけにとられて見ていると、机の周りを早歩きでグルグルまわって立ち止まり、一点をジーッと凝視してる。
ここではじめて我に返り「失礼ですが、どちらさん?なんか用ですか?」と聞くも返事なし。春にはまだ早いと思いつつ、きっと残念な人なのだろうと考え警察を呼ぼうと受話器をとった途端、ブツブツ言いながら去っていった。
 
 
 
 
 
恐かったよぅ〜〜〜〜・゜・(つД`)・゜・

沈黙のというもの

2007年11月11日 映画
沈黙のというもの
スティーブン・セガール様の「沈黙」シリーズ怒濤の3連発!

その予告編がこれ。↓
http://www.sonypictures.jp/movies/oyaji-movie/index.html

ソニー・ピクチャーズはいつからアルバトロスになったんだ?
( ̄□ ̄;)!!

ナイトホークがほんとに消えちゃうとか、麻薬組織の連中が人間じゃないバケモノって多分ネタバレになってる気がするとことか、「沈黙シリーズ最終章!」とかいってハナからシリーズものじゃないっつーの!とか、セガール様の映画にありがちなツッコミどころ満載、ついでにいえば配給のソニピクもそれを踏まえた予告編作り。よしよし、やっとわかってきたな。(笑)
 
 
映画観にだけに東京に行くわけにはいかないので、DVD出たら真っ先に借りる。とりあえず「沈黙の激突」が一番バカっぽくて面白そうだ。
10日に書いたお花畑くんだが、再び現れる( ̄□ ̄;)!!。

しかしちょっとは勉強したのか今度は駐車場のまわりをグルグルするだけで建物に入ってくる気配はない。とはいうものの物騒だから裏口のカギをチェックしドキドキしながら様子を追っていたところ、数分で見えなくなった。

近所の人に聞くも思い当たるような人はいないようだが、実はそっちの方が恐ろしい気がするんですけど。(^_^;) だってどこの誰かわからんワケだし。
ともかくなんにもなくてよかった。
 
 
 

と、こんな日記を最後に更新がなくなったらビビるかちら?(笑)
広島の投打の看板が球団を去る。

新井と黒田だ。

涙ながらに「勝てる球団でプレーしたい」と言った新井の気持ちも、世界最高のリーグで力を試したい黒田の気持ちも痛いくらいわかるので、ここはグッとこらえて「今までありがとう、がんばれよ」と言って見送りたい。

新参者の楽天を除いて、一番優勝から遠ざかってるチーム。それがカープ。

市民球団とはいえ、実質はマツダの影響力が強いチーム。マツダの業績も良いのでひとつもうちょっとお金をかけてなんとか復活してもらいたい。
優勝とはいわないまでもせめてAクラスを現役選手に味わってもらいたいのだ。

ロータリーを棄てなかった誇り高きエンジニアのいるマツダがフォード傘下に堕ちた時もファンは諦めなかった。その恩返しを今、すべきだと考える。

ファミリア、ロードスター、デミオと乗り継いでるハマちゃんからのお願いだ。
ジム・キャリーのダメ映画というもの
「ナンバー23」鑑賞

動物管理局のウォルター・スパローは2月3日の誕生日に妻から「ナンバー23」という自費出版本をプレゼントされる。その本の主人公フィンガーリングと自分の間に奇妙な符合性を発見したウォルターはやがて自分のまわりに「23」という数字が取り憑いていることに気付いていくのだった....
 
 
主演ジム・キャリー、監督ジョエル・シューマカーということでちょこっと期待し、サンダンス系のオープニングを観て「お!」と思ったが、つなぎの悪い構成と、謎解きの冗長さ、どっちらけのエンディングで、別の意味で「やられた」と感じてしまった作品。

なにが悪かったか反省すればきりないのだけど、時系列がバラバラで架空の物語を間にはさむという演出は背景に深みを持たせることや観客にミスディレクションを喚起する常とう手段だったりするのだが、主要メンバーがすべて2役3役をこなし、且つ世界観(年代含)の区分けが曖昧だと、なにがなんだかわからなくなるということに気付かないといけない。
また、「なぜそうなったのか?」という動機付けも必要だ。主人公が巻き込まれるタイプの映画は特に。ここをおろそかにすると”都合の良いだけのダメ映画”と言われるハメになる。
そしてミステリー映画であってはならないエンディングの中途半端さ。とってつけたような”希望”よりか次代に繋ぐ”絶望”であって欲しかった。なんのために息子を配しているのか?。

これがメジャー作品じゃなかったら、それこそ無名スタッフ&キャストで作ったサンダンス作品だったら、まぁエンディングを除いて及第点だっただろうが、デキの悪いシャマラン映画を観てるようで哀しかった。

ジム・キャリーが色男になってきた、そこだけ良かった。

39点
実は俺も見るまで気付かなかった事実というもの
「ベイジングって何?」

嫁が聞いてくる。
「ページングって仮想メモリかよ」
と前世紀のオタクギャグで返そうかと思ったがわかってもらえないから口をつぐむ。しかしなんのことかさっぱり。もうちょっと具体的に何か聞くとどうやらTシャツのロゴらしい。

「そんなブランド聞いたことないよ」

というと生地も良さそうだからワケわからん品物じゃないはずとのこと。とりあえず現物を持ってこさせるとこれでした。

そのTシャツに描かれてたのか上の画像。

しばらく考えないとわからんかった...(^_^;)
そうかそうか、来年か。
Kくんが落ち込んだ顔してたのでどうしたのか訊ねてみる。

きけば合コンで知り合った子に気に入られてしまい、気の弱いKくんは上手に断れず今度デートすることになったらしい。40近いオッサンが気に入られるだなんてすげーラッキー!贅沢いったら罰が当たる!と文句をいったら、静かに相手の写メを見せてくれた。

(・_・)......ン?どっかで......
 
 
 
(;゜д゜)あ

 
 
(・∀・)ほっしゃん。だ。
 
 

 

 
ほんとクリソツだった。
ほっしゃん。が相手なら気分も盛り上がらんだろうなぁ....(^_^;)
「ピーナッツ」鑑賞

“伝説のサード”と呼ばれた男、秋吉が地元に帰ってきた。ところが街は寂れかつて所属していた草野球チームも9人集まらない有様。それを見た秋吉は酒屋の後輩相良に声をかけチームを再生させるのだったが.....
 
 
都落ちしたスターが地元に戻って再起する様と愛する町を守るためみんなの力を合わせて頑張る姿をリンクさせたウッチャン版「がんばれベアーズ」である。
ベッタベタのスポーツ青春モノなのではっきりいって観る前からオチも想像できるし、実際その通りに転がっていく。

ところがである

これがイチイチ心の琴線を刺激しまくるのだ。
ウッチャンの初監督作品だが、さすが映画好き、構成からカメラワークまで、ワンカットワンカットとても丁寧に作ってある。その芸大学生の卒業作品のような丁寧さ(笑)が鼻に付く場合が多いのだが、ウッチャンのそれは好感が持てる。たぶんそれはキャスティングからみれば演者に対して愛が見られる点だろうし、演出からみれば、野球に対する愛溢れる点だろう。”好きなものをとことん愛する”というウッチャンの姿勢がそのまま映画として表れてる点が感動させる要因なのだと思う。
しかし、それは俺が「内P」大好きッ子だからそう思えるんであって、内村プロデュースを見たことない人にはテレビとのギャップを感じることが出来ない分評価も下がると思われる。内輪ウケ(ふかわの両親や自分所有の車が出てくる点やレッドのギャグなど)もわからんだろうしな。
しかし、「内P」でずっと一緒にいるからこそわかる演者の使い方と映し方はそれぞれの新しい引き出しを開いたように思われるのも事実。あの番組で一緒じゃなかったらここまで深い演技ができたかどうか...

草野球のシーン、今どきCGを使えばどれだけでも派手にできたのにウッチャンはあえて使わなかった。ここは師と崇めるジャッキー・チェンを模したものだろうが、これが功を奏してとても臨場感溢れる演出となったし、キャストそれぞれに描かれるエピソードひとつひとつがとてもイイ。びっくりした。まさかウッチャンで泣くとは思わなかったし(笑)。
 
 
映画、スポーツ、作家....職業として目指したことがある人ならグッとくるものがあるはず。オッサンになってもヤレるのだ。頑張れ。
 
81点
カンフージョ〜〜〜〜〜〜ン♪

http://www.youtube.com/watch?v=D_NSdv_zZSk 
 
我が青春のスーパースター成龍初期の傑作「ドランクモンキー/酔拳」のサントラ、レコードしかないので手に入らないと思ってたらこういうカタチでCD化されてたのねー
あまりの嬉しさに即買い。

そして良さに感涙・゜・(つД`)・゜・
「光の雨」鑑賞

かの学生運動事件を題材にした「光の雨」が初監督になるCMディレクター樽見は、そのメイキング撮影を若手の阿南に頼む。撮影は順調に進んでいたがある時監督樽見は奇怪なメモを残して失踪するのだった.....
 
 
連合赤軍の浅間山山荘事件を扱った劇中劇。
劇中劇といえば「蒲田行進曲」「Wの悲劇」「シベリア超特急」(笑)などがあるが、その多くがあくまで”劇を演じる側”に主眼を置いているのに対し、本作は描きたい部分が”劇の中の劇”にあり、その印象を演者に語らせるというやり方をとっているため、どーにもメッセージがボケてしまうっちゅーか、予防線を張って逃げているように感じる点が残念だった。

だってそうだろ。
1949年生まれの高橋伴明が大学生の頃は学生運動真っ盛りの頃だ。セクトで活躍してたかノンポリだったかは知らないが、こんな映画を撮ろうと思ったんなら連合赤軍になんかしら感じてる部分があるはずなのだ。それを裕木奈江や山本太郎に台詞で言わせるなんて無責任でどーするよ。格好悪くても間違ってても大杉漣に言わせるべきだったと思う。「今はあの時より悪い」って「昔は良かった」とひとっつもかわらん言葉だぞ。

俺は団塊世代の無駄に熱く過干渉な性格や行動は大嫌いだが、覇気なく、他人に隠れてグチグチいってるオッサンはもっと嫌いだ。
あんたらが岸信介を敵役としたように俺らはおまえらが敵役なんだから、もっと頑張ってくれないとな(笑)。
 

ちゅーことで、映画的には20点、裕木奈江の演技に20点。合計40点で。
今年最後のお買い物というもの
メガネを新調する。
フォーナインやミクリといった大手ブランドじゃないがフロントーサというブランドのSA-Vシリーズの新型。レンズ入れて101,850円を80,000円で。
高い買い物だがずっと欲しかったから大満足。

さて、これで今年はもう無駄遣いできなくなったわぁ...(ノ_・。)

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