ちょっと前までバカにしてた男の子がしばらくぶりに見てみるとかっこよくなっててちょっとドキッとするだけならまだしも、気付けば男の子のことで頭がいっぱいになってしまってるという乙女のような気持ちでいます。(笑)

「ボーン・アルティメイタム」
モスクワからの必死の逃亡をはかったボーンは自分の記事がイギリスの新聞に掲載されたことを知り、自分の記憶を取り戻すためにロンドンに向かう。そのことを知ったCIAのパメラ・ランディはボーンを捕らえるため記事を書いたサイモン・ロスを監視するのだった....

「スプレマシー」から続くポール・グリーングラス監督ということで手持ちグラグラカメラワークは健在。多少やりすぎとも言えなくもないがこのおかげで中盤まで緊迫感は途切れず手に汗握って観てられる。「ミッション・インポッシブル」と違いCGを極力排してる点と実践的な格闘シーン、ついでにセンスの良い小道具のおかげでアクション映画にもかかわらずオトナの鑑賞に堪えうるスタイリッシュな映画となってるのも良い。

あえて難点を言うなら「アイデンティティー」からの続編なのでしょうがないっちゃしょうがないんだけど、仇役の設定上の立場がよくわからない点。トレッドストーンの現場責任者と発案者とそれを指示した上司とプログラマーがそれぞれの立場でボーンを亡き者にしようと企んだ「アイデンティティー」「スプレマシー」「アルティメイタム」なのでそれぞれを観てると「あれ?これがこいつの上司か?」と頭が混乱することもしばしば。是非予習が必要だろう。
それとマドリッド支局員ニッキーの扱いがどうなのよ?という点。
彼女「スプレマシー」でボーンに殺されそうになって怯えてたはず。それが「アルティメイタム」でどうしてああなるのか?なんか取って付けたようなもってきかたでここだけはとても鼻に付いた。

とはいうものの、エンディングの格好良さは鳥肌モノだし、音楽も最高にクール。今年一番のアクションものと断言したい。
マット・デイモン、以前はジミー大西に似てるだの大根役者だの、アクションやるには鈍重すぎるだの色々言ったが、謝る。
ボーンシリーズで相手するオンナの趣味が悪い点も含めて(笑)キミは良い男だ。
最高。

92点

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索