1970年代以前にお生まれの方々は「テレビばっかり見てるとバカになるわよっ!」とおかーさんに怒られたご経験があるはずだ。

昨今の北朝鮮の話からイジメ問題まで、どこのチャンネルも同じ時間に同じニュースを同じ論調で垂れ流す。
核開発の話をみて「北はひどい国だ」と罵り、学校長の謝罪会見をみて「なんで気付かんのだ」と眉をひそめ憤る。

でも核兵器が在る以上、それを開発し外交のカードに使うことは致し方のないことなのだ。北朝鮮だけじゃない。もっと民度が高いはずの印パのゴタゴタでも核がカードに使われたし、第一、アメリカがイラクを脅したときもあからさまではないが核をちらつかせている。
外交的には一応北朝鮮はNPTでの抗議を経て脱退という手順を踏んでいるので筋は通してる。印パに至ってはNPTに加盟すらしてない。あと、アメリカの大好きなイスラエルも未加盟で絶対実験とかしてそうだけど、言及ないもんなぁ。
弱小国が生き残る為には使うカードは全て切らないといけない。そしてその姿勢は1930年代、世界恐慌の波にさらわれ世界という大海に出ざるを得なかった日本ととても良く似た状況だということを知ってないといけないんだけど、そういう姿勢で放送してる番組はない。

イジメに至ってはもっと深刻で、校長先生が記者会見で謝る姿を全国に放送するなんてテレビ局による先生イジメに他ならないのに恥ずかしげもなくコメンテーターにモノを言わせてるその姿勢に閉口する。顔は可哀想だろ。
差別のところでも書いたが
http://diarynote.jp/d/38325/20050214
イジメもまた自己防衛のひとつの手段であるからなくならない。そして虐められるやつぁやっぱり虐められるように出来てて「虐められないようにしろ」といっても無理なんだな。
でもそれはひとつのコミュニティの中での話。グループが変われば立場やキャラクターも変わる。例えば多くの芸人さんなんか社会的生活は出来ないと思うんだけど、あの芸能というコミュニティを発見したから健全に生活していけてるのだ。学校で虐められてたやつが立派な社長になってる例もたくさんある。
”学校”というコミュニティが合わなかったからといって悲観することはなにひとつない。転校してもいいし、息抜きできる別のコミュニティを見つければいい。ちゅーか、それしか解決方法はないんじゃないかと思う。
そういうことには目もくれず起こった問題を突っつくだけのテレビは本当に見てるとバカになる装置かもしれんなぁ

と最近思います(笑)

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