元気が出る映画シリーズ第一弾「マスク」鑑賞

銀行員のスタンリーはとても小心者。そんな彼は、ナイトクラブ“ボンゴ・ボンゴ"のセクシーな歌姫ティナに一目惚れするものの、相手にもしてもらえない。そんなある日、川で古ぼけた仮面を見つけて拾うのだった....

「バックスバニー」や「トムとジェリー」といったアメリカ産カートゥーンアニメのディフォルメを実写でやった強引作、やってるところは「スペース・ジャム」となんらかわらないのだが、出来に雲泥の差がある。要因の第一はカートゥーンSFXにも一歩も引かないジム・キャリーの顔芸の凄さとアクの強さのおかげであろう。
「エース・ベンチュラ」でのバカ芸にプラスしてゆっくりしたシーンでも映える二枚目っぷりは彼の演技の幅を知らしめることになった。このイメージとマスク時との差がそのままギャラリーの笑いの源になるのだからキャスティング時にもうこの映画は成功してたといっても過言ではない。

続いて監督チャールズ・ラッセルの手腕。”ふざけた映画ほど真面目に作らなければならない”という定石に従いとっても丁寧に作ってある。いくつかあるミュージカルシークエンスの素晴らしさはどれも特筆もの。そしてティナの心の葛藤もバカ丁寧に描かれてそれがエンドの大団円つながるあたりはもう拍手喝采である。

ヒットする映画は神様が舞い降りると思う。
「マスク」はまさしくそんな映画だった。

特にキャメロン・ディアスの今の容姿からは想像できない愛らしさは神様の仕業としか思えないのだがどうだろう?。(笑)

90点

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