無骨な阪本映画というもの
2007年2月7日 映画 コメント (2)
第二弾「どついたるねん」鑑賞
試合による負傷で現役を引退したボクサー安達英志。第二の人生をジムの運営に費やすものの、元々の破天荒な性格から練習生はみんな去っていく。失意のどん底にいた英志はトレーナーの左島とともに古巣ジムに戻り再びボクサーとしてカムバックするのであった.....
邦画が一番最悪だった80年代後半から90年代にかけての作品なので技術的にはなんら注目すべきところはない。また「ロッキー」をパクッたような脚本も安っぽさに拍車をかけている。
んがしかし、それを引いても有り余るほどの”浪速のロッキー”赤井英和の魅力はなんということだろう。元ボクサーだからボクシングシーンがサマになってるのは当たり前だがその他の演技も味があって良いのだ。安っぽさをも関西的魅力として飲み込むそのカリスマ性に恐れ入る。
最近の赤井さんの武田鉄矢ばりにしつこくクドい演技からは想像できないピュアな演技に拍手。(笑)
この作品が監督デビューの阪本順治はこのあと「顔」「ぼくんち」「KT」といった良作を立て続けに世に出すのだが、清濁剛柔の幅の広さとエンターテイメント性の高次元の融合その片鱗を垣間見ることができる。いや素晴らしい。
以前みたときは全然感心もしなかったので正直あまり期待してなかった分だけとっても楽しめた。
gonzagaさんありがとうございます(笑)
試合による負傷で現役を引退したボクサー安達英志。第二の人生をジムの運営に費やすものの、元々の破天荒な性格から練習生はみんな去っていく。失意のどん底にいた英志はトレーナーの左島とともに古巣ジムに戻り再びボクサーとしてカムバックするのであった.....
邦画が一番最悪だった80年代後半から90年代にかけての作品なので技術的にはなんら注目すべきところはない。また「ロッキー」をパクッたような脚本も安っぽさに拍車をかけている。
んがしかし、それを引いても有り余るほどの”浪速のロッキー”赤井英和の魅力はなんということだろう。元ボクサーだからボクシングシーンがサマになってるのは当たり前だがその他の演技も味があって良いのだ。安っぽさをも関西的魅力として飲み込むそのカリスマ性に恐れ入る。
最近の赤井さんの武田鉄矢ばりにしつこくクドい演技からは想像できないピュアな演技に拍手。(笑)
この作品が監督デビューの阪本順治はこのあと「顔」「ぼくんち」「KT」といった良作を立て続けに世に出すのだが、清濁剛柔の幅の広さとエンターテイメント性の高次元の融合その片鱗を垣間見ることができる。いや素晴らしい。
以前みたときは全然感心もしなかったので正直あまり期待してなかった分だけとっても楽しめた。
gonzagaさんありがとうございます(笑)