すべった番組というもの
2007年6月3日 TV コメント (4)
天才には天才の考えがあって、凡人には計り知れない計算があるのは重々承知してるのだがあまりにもアレなので一言書いておく。
天才芸人松本人志の「大日本人」製作とその広報活動について、だ。
色々なコネを使ってカンヌに出品したり、国内では一切試写会せず公開するやり方は別に珍しくはない。常とうといっても差し支えないだろう。
問題はこういった広告代理店色の強い広報は松本カラーとは相容れず、とても違和感を感じる点にある。
仮にも代理店の巣窟であるところの”テレビ番組”に向かって「テレビではもうやりたいことが出来ない」とのたもうた男が代理店のお膳立てでカンヌにいったり番宣したりするのは松本が一番嫌いな”格好悪い”やり方ではなかったのか?
まぁこの件に関しては「それくらい映画対して死に物狂いに考えているのだ」と百歩譲って納得できないことはないが、なにより許せないのは昨日の「すべらない話」の構成である。
視聴率稼ぎのためか、芸能人を寄せ集めSE代わりに使う点やイチイチ感想を挟んだりするのは「すべらない」では一番やってはいけない演出であるはずだ。
ゴールデンでの放映だからかきわどいネタがひとつもなかったというのもつまらなさを加速させた。そして、サイコロの細工。あんなに上手に各芸人が順繰りに喋れるワケねぇだろーが!全然喋られない芸人と連続して喋らなければならない芸人の素のリアクションがキモだろう?
名前の出た芸人はとりあえず喋る。少なくともそれが最低限のルールとしてあったはず。
それも棄てて番組の見栄えにこだわったディレクターとそれを容認した松本に腹が立ったのとともに、番組の途中流れた「大日本人」のコマーシャルを観て言いよう無く哀しくなった。
天才芸人松本人志の「大日本人」製作とその広報活動について、だ。
色々なコネを使ってカンヌに出品したり、国内では一切試写会せず公開するやり方は別に珍しくはない。常とうといっても差し支えないだろう。
問題はこういった広告代理店色の強い広報は松本カラーとは相容れず、とても違和感を感じる点にある。
仮にも代理店の巣窟であるところの”テレビ番組”に向かって「テレビではもうやりたいことが出来ない」とのたもうた男が代理店のお膳立てでカンヌにいったり番宣したりするのは松本が一番嫌いな”格好悪い”やり方ではなかったのか?
まぁこの件に関しては「それくらい映画対して死に物狂いに考えているのだ」と百歩譲って納得できないことはないが、なにより許せないのは昨日の「すべらない話」の構成である。
視聴率稼ぎのためか、芸能人を寄せ集めSE代わりに使う点やイチイチ感想を挟んだりするのは「すべらない」では一番やってはいけない演出であるはずだ。
ゴールデンでの放映だからかきわどいネタがひとつもなかったというのもつまらなさを加速させた。そして、サイコロの細工。あんなに上手に各芸人が順繰りに喋れるワケねぇだろーが!全然喋られない芸人と連続して喋らなければならない芸人の素のリアクションがキモだろう?
名前の出た芸人はとりあえず喋る。少なくともそれが最低限のルールとしてあったはず。
それも棄てて番組の見栄えにこだわったディレクターとそれを容認した松本に腹が立ったのとともに、番組の途中流れた「大日本人」のコマーシャルを観て言いよう無く哀しくなった。