「シュレック3」鑑賞。

病気の王様にかわって業務に勤しむシュレックとフィオナ姫はしきたりや決まり事にもううんざりしてた。そんな中、とうとう王様が亡くなってしまう。このままいけば自分が王様になってしまうことに焦ったシュレックはもう一人いる王位継承権のあるアーサーを捜す旅に出るのだった....

吹き替え版で鑑賞、劇場で吹き替えなんてどれだけぶりだろう?
浜ちゃんと紀香のアテレコは三度目ということもあってか違和感なく聞けた。その他のアテレコ素人さんも上手。ディズニーは吹き替え版を作る時、本社のお偉いさんがオーディションをすると聞いてるが、ドリームワークスもそうなのだろうか?

毎回書くけれど、CG技術はとうとう行き着くとこまでいった感じ。もう硬いモノも柔らかいモノも実写並みの質感で描いてみせる。
それでいてカトゥーンアニメとしてのディフォルメ感は失っていないのは立派。シュレックの子どものキモ可愛さといったらもう...(笑)
「ハリー・ポッター」「チャーリーズ・エンジェル」等有名どころのパロディもちょこっと挟まれ観るひとがみればニヤリとさせられるのは「2」と一緒。

 
と、褒められるのはここまでかなぁ。
とにかくシナリオが最悪だ。
王を決意するアーサーの心情、父親になるまでのシュレックの葛藤、成り上がるためにもがくチャーミングの気持ち、このどれもが中途半端に絡んで上っ面をなぞるように進行していくもんだから観てるこっちが宙ぶらりんになってしまう。
チャーミングを徹底的に悪役にしてシュレックを完全なコメディリリーフとしてアーサー中心の物語にするか、チャーミングとアーサーの王位争奪戦(最後は仲直りしてハッピーエンド)にした方がよかったんじゃないかと思う。

これが全米ナンバーワンってんだからなんだかなぁ、って感じである。
作ってる方もテングになってるのかもしれん。とにかく最終章ではふんどしをしめてきっちりとした物語を作って欲しい、CGすごいのはわかったから。

さて、その最終4作だが、第3作でいよいよ人間バージョンのフィオナが一度も画面に出てこなかった。俺はこれを最終のパート4への布石とみる。
再び人間への変化を望むフィオナとシュレックの確執の愛憎ドロドロ劇&チャーミングがゾンビとして甦りお城を襲う「ハウス・オブ・ザ・デッド」のパロディになると嬉しいんだがなぁ。

55点

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