「さくらん」鑑賞

吉原にある遊郭玉菊屋に一人の少女が身売りされた。向こうっ気が強いその女の子はきよ葉と名付けられ吉原一の花魁粧ひに仕えることに。そして成長したきよ葉は売れっ子の遊女になっていたのだった....

 
”第一線で活躍する女性たちのコラボレーション”的なとりあえず最初に企画ありき映画。「マリーアントワネット」のソフィア・コッポラの周りに集まる脂ギッシュなオッサンたちの匂いと同じモノを感じた。
中世の世界観にロックを融合させたとことか、結局一人のオンナの夢物語に終始する点なんぞはまんま「マリー・アントワネット」だと思うんだが、それが女性のフィーリングなのよと言われればなーんも返す言葉がない。
とはいうものの、製作サイドからみた西川女史の「ゆれる」の凄さや、作品としての「嫌われ松子の一生」のキッチュさを観てしまった人にとって「さくらん」の絢爛豪華さってのは柳原可奈子演じる総武線の女子高生的な軽さや緩さを感じてしまってしょうがないのではないか?と思う。

蜷川実花の写真家としての才能や技量はわからないけど映画監督としての才能は、決して才能があるとは思えないお父さんよか更にランクが落ちると言わざるを得ないだろう。一番許せんのは、どんなツテがあったかしらないが、俺をグッとさせる女優陣(菅野・木村・土屋)に合わないキャスティングを強要するだけならまだしも、キョンキョンを無駄遣いした厚かましさがゆるせん(笑)
そのくせ主役級の女優は乳一つも見せてないのがさらに許せん。(-皿-)キー

ということで点数も辛くなるってものである。

33点

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