選挙終了、我が県は一人区の元々自民の強いところだったが、とうとう議席を失った。全国的に見ても民主の圧勝だった。

原因を「小泉地方切り捨て改革のしっぺ返し」だの「年金問題の発覚」だの色々いってるが、直接的な要因は「民主党が上手に選挙を戦った」に尽きるだろう。
大政翼賛会的集票活動は県議や市議といった兵隊がいてこそ機能するが、昨今の市町村合併で動員がままならなかったにも関わらず従来の組織票に頼った選挙戦を繰り返したところに大きなミスがあった。これは自民党だけでなく、社民や共産も犯したミスであることは議席数を見てもわかる。
対して民主は明確な対立軸を表し自民と戦った。加えて選挙区ごとに戦略を変えたきめ細かい戦いをした(らしい)。我が県では国民新党と手を組みその組織票を得た。そのおかげで地元の為に6年働いた前職が落選し、地元で仕事もしてない馬鹿みたいな顔した医者が当選し得た。

市議選県議選ならいざ知らず、国政選挙にはやり方がある。理想や理念、心情・政策・正義だけでは勝てないのだ。

それを一番知ってたはずの自民党が社会党みたいな選挙してるんだからそりゃー負けるわなぁ。

で、ここでひとつ問題がある。それは、それでも辞めない安部総理ではなく、「やっぱ俺らって影響力大じゃね?」と増長してるマスメディアだ。細川政権樹立時より裏で糸引くおいしさを憶えたテレビ屋たちが今回の選挙でも多いに活躍した。直前の安部バッシングもそのひとつだろう。自分の都合の良い話題のみチョイスし放映するイヤラシサと、今も尚そういうテレビが国民の情報収集の一番の手段だという危うさに我々は多いに注意せねばならん。
ベトナム戦争時、ペンタゴン・ペーパーズを暴露したニューヨークタイムズのような気概で政府を糾弾するのならわかるが、足を引っ張るだけじゃーダメっすよ>メディア各位

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