訃報というもの

2008年2月14日 映画
訃報というもの
市川崑死去、享年92才。
肺炎とはまた微妙な最後であった。

 
文芸作品が多い氏ではあるが俺らの年代だと印象に残ってるのはやはり金田一耕助シリーズだろう。コントラストのハッキリした照明と細かいカットワークといった”市川スタイル”を駆使しつつも当時の美人どころを揃えた豪華絢爛なキャスティングで超一級の娯楽映画となるも、斜陽産業になりかけていた映画業界に咲く徒花だったように思う。
60年代以前の作品は「太平洋ひとりぼっち」と「野火」くらいしか観てないがその時代から遺作となったセルフリメイク「犬神家の一族」までテンションは落ちてなかった。そのあたりはすごいし、どっかで絶対死なないと思ってたところもあって軽くショックを受けてる自分がいるのにびっくりだ。

ご冥福をお祈りします。

ちょっと気になったのが昨日の「NEWS ZERO」。小林麻央が市川作品でなにが印象に残ってるか村尾信尚に聞かれて「私はやっぱり八つ墓村ですね」と答えてた点だ。

お前、市川作品観たことないだろ!!.....( ̄□ ̄;)

と突っ込まずにいられなかった(笑)

犬神家 http://diarynote.jp/d/38325/20061220
獄門島 http://diarynote.jp/d/38325/20061214
悪魔の手毬歌&病院坂の首縊りの家 http://diarynote.jp/d/38325/20060423

女王蜂のレビューがないなぁ、今度書く。


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