子どもにみせねばならん映画というもの
2008年2月29日 映画
友人の近所に牛の屠殺場があった。
当時は衛生面とかとやかく言う時代ではなく結構開放的だったので恐いモノ見たさで何度か覗いたことがある。
小さい爺ちゃんが牛の眉間に黒い筒を当てるとドサッと牛が倒れる。遠くからみてたのでその黒い筒がなにかわからないがハンマーのようなものなのだったかもしれない。
その鮮やかな殺しっぷりに「かわいそう」とか感じる前に見事なものだと感心したものだ。その後の処理はみられなかったが冷蔵庫に入る肉塊をみて今度も「かわいそう」とは思わずにその横にあるえらい旨かったホルモン屋のモツ煮を思い出してつばを飲んだ。
魚屋には普通にイルカが食用で売ってたし、めでたいときは自宅の池に泳いでる鯉や庭の鶏を絞めて晩餐に並べたものだ。
生き物を殺して食うことでしか生き存える事の出来ない業の深さを、そういうところでちょくちょく垣間見てた。だから昔の人は「いただきます」「ごちそうさま」をとても大事に使うのだな。
「いのちの食べかた」観賞
グローバルスタンダードでの食料生産(まさしく生産)工場を淡々と映すだけのドキュメンタリー。自分の口に入るモノのおぞましさと神々しさを併せ持ちつつ、こういうのに頼らなくてはいけないくらい人類は増えすぎてしまったという新しい業をも痛感させる骨太映画である。
動物だけでない。野菜や穀物などももはや工業製品といっていいくらいシステム化していてひよことなんらかわりない禍々しい。これ観たらベジタリアンの人たちはなんて思うのだろうか?
とりあえずシーシェパードやグリーンピースの連中は義務観賞。
あとR12ってどういう了見だ?
小学生に総合の時間を使って「はだしのゲン」や「火垂るの墓」みたいな毒映画みせるくらいならこっちを観るべきだ。
魚ですら切り身でしかみたことない子供達に自分の大好きなマクドナルドの製作工程を知ってもらうのは意味あることだろう。
面白かった。
80点
当時は衛生面とかとやかく言う時代ではなく結構開放的だったので恐いモノ見たさで何度か覗いたことがある。
小さい爺ちゃんが牛の眉間に黒い筒を当てるとドサッと牛が倒れる。遠くからみてたのでその黒い筒がなにかわからないがハンマーのようなものなのだったかもしれない。
その鮮やかな殺しっぷりに「かわいそう」とか感じる前に見事なものだと感心したものだ。その後の処理はみられなかったが冷蔵庫に入る肉塊をみて今度も「かわいそう」とは思わずにその横にあるえらい旨かったホルモン屋のモツ煮を思い出してつばを飲んだ。
魚屋には普通にイルカが食用で売ってたし、めでたいときは自宅の池に泳いでる鯉や庭の鶏を絞めて晩餐に並べたものだ。
生き物を殺して食うことでしか生き存える事の出来ない業の深さを、そういうところでちょくちょく垣間見てた。だから昔の人は「いただきます」「ごちそうさま」をとても大事に使うのだな。
「いのちの食べかた」観賞
グローバルスタンダードでの食料生産(まさしく生産)工場を淡々と映すだけのドキュメンタリー。自分の口に入るモノのおぞましさと神々しさを併せ持ちつつ、こういうのに頼らなくてはいけないくらい人類は増えすぎてしまったという新しい業をも痛感させる骨太映画である。
動物だけでない。野菜や穀物などももはや工業製品といっていいくらいシステム化していてひよことなんらかわりない禍々しい。これ観たらベジタリアンの人たちはなんて思うのだろうか?
とりあえずシーシェパードやグリーンピースの連中は義務観賞。
あとR12ってどういう了見だ?
小学生に総合の時間を使って「はだしのゲン」や「火垂るの墓」みたいな毒映画みせるくらいならこっちを観るべきだ。
魚ですら切り身でしかみたことない子供達に自分の大好きなマクドナルドの製作工程を知ってもらうのは意味あることだろう。
面白かった。
80点