たしかに四十路を迎える2008年の俺らだが、揃いも揃って
そんなの関係ねぇ!
と年賀状に書いてよこすその節操のないセンスに脱力。
そんな2008年の新春だが、大晦日からの酒の飲み過ぎで体調が悪い。7日に定期検診があるので今日からちょこっと節制しないとなぁ。
健康キチガイの昨今の風潮に踊らされるのはシャクだが今年はちょこっと身体も動かそう。
あと下がりっぱなしの売上げ成績をなんとか上向きにしよう。
それとエロい彼女を...(まだゆーか)
とにかく、そんな平成20年。あたしゃーヤリますよ!
そんなの関係ねぇ!
と年賀状に書いてよこすその節操のないセンスに脱力。
そんな2008年の新春だが、大晦日からの酒の飲み過ぎで体調が悪い。7日に定期検診があるので今日からちょこっと節制しないとなぁ。
健康キチガイの昨今の風潮に踊らされるのはシャクだが今年はちょこっと身体も動かそう。
あと下がりっぱなしの売上げ成績をなんとか上向きにしよう。
それとエロい彼女を...(まだゆーか)
とにかく、そんな平成20年。あたしゃーヤリますよ!
2007年映画総括というもの
2008年1月5日 映画
2008年も5日経ち、そろそろ平常運転に戻ってる人も多いのではないだろうか?
俺もHDDレコーダーに溜まった正月深夜映画を1.3倍速で流し観して正月終了、新年会に向けて体調を整える昨今である。
さて、恒例の俺的ベスト映画10本を発表したい。
今年はwii fitのせいで後半ほとんど映画を観る暇を作れなかったのと、これまたwiiのインターネットチャンネルのせいで家庭でユーチューブを観る機会が増えレンタルDVDの借りる機会も劇的に減ってしまった。これはなにも俺だけではないはずだ。ネットワークの高速化とデバイスの進化で家庭用テレビでネットするというのが定着してきた。これによりレンタルDVDの未来は暗いと言わざるを得ない。
とまぁ、どうでもいい話を枕に早速発表。2007年の10本。
まずは「ドリーム・ガールズ」。
シュープリームスをモデルにしたミュージカルムービー、俺はあんましミュージカルってのは好きじゃないんだが、これは迫力があったしキャストも豪華で引き込まれた。
続いて「ロッキー・ザ・ファイナル」、2007年もリメイク続編ばっかりの一年だった。その中で一番誠実に作られてたのがこれだったのではないだろうか。
韓流ブームは去ったが映画はやっぱすごいぞ韓国。「グエムル 漢江の怪物」は正統な怪獣映画の傑作である。ゴジラの精神は韓国人が受け継いだといっていいだろう。なにしてんのか?日本のスタッフは。
元来重苦しい作品は好きじゃないんだが「題名のない子守唄 」にはやられた。トルナトーレの引き出しの多さとその深さに打ちのめされた。観た人の感想を聞いてみたい作品である。
アニメ部門からは2本「鉄コン筋クリート」と「河童のクゥと夏休み」を挙げてみた。おそらく世界最高のアニメーション制作集団スタジオ4℃の「鉄コン」はそれこそ世界に誇る日本の宝(外貨を稼げるという意味も含)だし「クゥ」はドメスティックムービーとしてずっと大事にしておかねばならん映画だと思う。どっちも面白い。
邦画では「キサラギ」と「それでもボクはやってない」がダントツに面白かった。コメディとシリアスドラマの違いはあれど、どちらも引き込まれる作品といえるだろう。
あと、個人的に「キトキト!」を挙げたい。いや、俺っちのご当地映画だから(笑)。
そして最後の一本はやっぱこれ「ボーン・アルティメイタム」。
ジェイソン・ボーン自分探しの旅の最終章はチョークールでエキサイティング、最高のアクション映画となっている。これを観ずして2007年を語るなといいたい。
以上、好みの赴くまま書いてみた。
今年はどうだろう?面白い映画があれば良いなぁ。
「グエムル 漢江の怪物」http://diarynote.jp/d/38325/20070117
「ドリーム・ガールズ」http://diarynote.jp/d/38325/20070224
「ロッキー・ザ・ファイナル」http://diarynote.jp/d/38325/20070427
「キトキト!」http://diarynote.jp/d/38325/20070423
「キサラギ」http://diarynote.jp/d/38325/20070715
「鉄コン筋クリート」http://diarynote.jp/d/38325/20070622
「河童のクゥと夏休み」http://diarynote.jp/d/38325/20070720
「ボーン・アルティメイタム」http://diarynote.jp/d/38325/20071105
「題名のない子守唄」http://diarynote.jp/d/38325/20071005
「それでもボクはやってない」http://diarynote.jp/d/38325/20071202
2006の10本は以下に。
http://hamaotome.diarynote.jp/200701111234270000/
俺もHDDレコーダーに溜まった正月深夜映画を1.3倍速で流し観して正月終了、新年会に向けて体調を整える昨今である。
さて、恒例の俺的ベスト映画10本を発表したい。
今年はwii fitのせいで後半ほとんど映画を観る暇を作れなかったのと、これまたwiiのインターネットチャンネルのせいで家庭でユーチューブを観る機会が増えレンタルDVDの借りる機会も劇的に減ってしまった。これはなにも俺だけではないはずだ。ネットワークの高速化とデバイスの進化で家庭用テレビでネットするというのが定着してきた。これによりレンタルDVDの未来は暗いと言わざるを得ない。
とまぁ、どうでもいい話を枕に早速発表。2007年の10本。
まずは「ドリーム・ガールズ」。
シュープリームスをモデルにしたミュージカルムービー、俺はあんましミュージカルってのは好きじゃないんだが、これは迫力があったしキャストも豪華で引き込まれた。
続いて「ロッキー・ザ・ファイナル」、2007年もリメイク続編ばっかりの一年だった。その中で一番誠実に作られてたのがこれだったのではないだろうか。
韓流ブームは去ったが映画はやっぱすごいぞ韓国。「グエムル 漢江の怪物」は正統な怪獣映画の傑作である。ゴジラの精神は韓国人が受け継いだといっていいだろう。なにしてんのか?日本のスタッフは。
元来重苦しい作品は好きじゃないんだが「題名のない子守唄 」にはやられた。トルナトーレの引き出しの多さとその深さに打ちのめされた。観た人の感想を聞いてみたい作品である。
アニメ部門からは2本「鉄コン筋クリート」と「河童のクゥと夏休み」を挙げてみた。おそらく世界最高のアニメーション制作集団スタジオ4℃の「鉄コン」はそれこそ世界に誇る日本の宝(外貨を稼げるという意味も含)だし「クゥ」はドメスティックムービーとしてずっと大事にしておかねばならん映画だと思う。どっちも面白い。
邦画では「キサラギ」と「それでもボクはやってない」がダントツに面白かった。コメディとシリアスドラマの違いはあれど、どちらも引き込まれる作品といえるだろう。
あと、個人的に「キトキト!」を挙げたい。いや、俺っちのご当地映画だから(笑)。
そして最後の一本はやっぱこれ「ボーン・アルティメイタム」。
ジェイソン・ボーン自分探しの旅の最終章はチョークールでエキサイティング、最高のアクション映画となっている。これを観ずして2007年を語るなといいたい。
以上、好みの赴くまま書いてみた。
今年はどうだろう?面白い映画があれば良いなぁ。
「グエムル 漢江の怪物」http://diarynote.jp/d/38325/20070117
「ドリーム・ガールズ」http://diarynote.jp/d/38325/20070224
「ロッキー・ザ・ファイナル」http://diarynote.jp/d/38325/20070427
「キトキト!」http://diarynote.jp/d/38325/20070423
「キサラギ」http://diarynote.jp/d/38325/20070715
「鉄コン筋クリート」http://diarynote.jp/d/38325/20070622
「河童のクゥと夏休み」http://diarynote.jp/d/38325/20070720
「ボーン・アルティメイタム」http://diarynote.jp/d/38325/20071105
「題名のない子守唄」http://diarynote.jp/d/38325/20071005
「それでもボクはやってない」http://diarynote.jp/d/38325/20071202
2006の10本は以下に。
http://hamaotome.diarynote.jp/200701111234270000/
やっぱトムトムというもの
2008年1月6日 映画
「マグノリア」観賞
大根ってワケじゃないがなにを演じてもトムトムになっちゃって、それが嫌われてアカデミー賞もノミネート止まり、「そんなら」ってんでバイプレイヤーとしていっちょ頑張ってみたものの、やっぱりちょっと変わったトムトム程度の変化しかなく.....
すんません↑は、あらすじじゃーありません。感想。
でもなんつーか、赤の他人はそれぞれにちょっとづつ繋がっていているんだよ、つー群像劇ってのはもう星の数ほどあって、たとえば「クラッシュ」や「ショート・カッツ」なんかはその一本一本が見事に紡いでてとても感心するんだけど(とはいうもののそんなに好きじゃないが(笑))、この作品はどーにも同じシチュエーションの繰り返しに思えてならない。
いや、ニューヨークを舞台にした24時間限定の群像劇という脚本を含めた作り方やキャストの豪華さは秀逸だし、途中まではとっても静かに流れてて面白いんだが.....
.....やっぱラストだなぁ(^_^;)。
もう映画史上最大の理不尽演出に頭の中が「?」でいっぱいになってなんとか答えを捜してみるものの、結局見つからず残るのはトムトムの奇っ怪な演技だけという結果になってしまう。
奇跡のファンタジーととるのか、監督ポール・トーマス・アンダーソンの若気の至りととるのか?で評価は変わるね。
俺なんかはこの前作「ブギー・ナイツ」の上から目線が嫌いなので今作もあまり好きではない。マイノリティをなめんなよ。
深夜映画で再観、1.3倍速でちょうど良かった(笑)
40点
大根ってワケじゃないがなにを演じてもトムトムになっちゃって、それが嫌われてアカデミー賞もノミネート止まり、「そんなら」ってんでバイプレイヤーとしていっちょ頑張ってみたものの、やっぱりちょっと変わったトムトム程度の変化しかなく.....
すんません↑は、あらすじじゃーありません。感想。
でもなんつーか、赤の他人はそれぞれにちょっとづつ繋がっていているんだよ、つー群像劇ってのはもう星の数ほどあって、たとえば「クラッシュ」や「ショート・カッツ」なんかはその一本一本が見事に紡いでてとても感心するんだけど(とはいうもののそんなに好きじゃないが(笑))、この作品はどーにも同じシチュエーションの繰り返しに思えてならない。
いや、ニューヨークを舞台にした24時間限定の群像劇という脚本を含めた作り方やキャストの豪華さは秀逸だし、途中まではとっても静かに流れてて面白いんだが.....
.....やっぱラストだなぁ(^_^;)。
もう映画史上最大の理不尽演出に頭の中が「?」でいっぱいになってなんとか答えを捜してみるものの、結局見つからず残るのはトムトムの奇っ怪な演技だけという結果になってしまう。
奇跡のファンタジーととるのか、監督ポール・トーマス・アンダーソンの若気の至りととるのか?で評価は変わるね。
俺なんかはこの前作「ブギー・ナイツ」の上から目線が嫌いなので今作もあまり好きではない。マイノリティをなめんなよ。
深夜映画で再観、1.3倍速でちょうど良かった(笑)
40点
韓国製ラブコメの実力というもの
2008年1月9日 映画 コメント (3)
「カンナさん大成功です!」観賞
巨デブなカンナの仕事は口パクアイドルの下で歌うゴーストシンガー、そんな彼女の心の支えはプロデューサーのサンジュンだったが彼は自分を利用してるだけど知る。失意のカンナは整形を決意するのだった....
「白鳥麗子でございます!」の鈴木由美子原作、ハリウッド資本の入った上に韓国での映画化である。
原作マンガは読んでないが、「白鳥麗子...」ばりのギャグと哀愁が随所に散りばめられ、テイストとしては原作に忠実な映像化となってると推測。
そんな映画なので物語自体はとても予定調和な少女漫画調である。ヌルいとすらいっていい。
ネタバレ書いちゃうと、ブサイクな子が→整形してきれいになって→好きだった男をゲットするだけの話だし。
しかしである
キャスティングと脚本が隙なく素晴らしいのだ。
主演のキム・アジュンの口角のキュッと上がったあひる口の可愛らしさと歌唱力の高さは老若男女を虜にするだろうし、脇を固める登場人物が無駄なく全員魅力的な点も安心して物語に入り込める要因となっている。
どーしても行為の善し悪しに注目があつまってしまう”整形”だけど人の魅力はもっと向こう側にあるんだ、とした安直なストーリーも丁寧に作ればここまで上等なラブコメになるのだという典型。
やっぱ韓国映画はあなどれん。
途中にテレホンセックスのシークエンスがあるのでご家族揃ってというワケにはいかないが(笑)、カップルで観ても楽しめるし、お友達同士で観ても面白いと思う。
整形天国(と、多くの日本人が思ってる)韓国の事情と韓国人のメンタルも垣間見ることができてちょっと勉強になった。
オススメです!
81点
巨デブなカンナの仕事は口パクアイドルの下で歌うゴーストシンガー、そんな彼女の心の支えはプロデューサーのサンジュンだったが彼は自分を利用してるだけど知る。失意のカンナは整形を決意するのだった....
「白鳥麗子でございます!」の鈴木由美子原作、ハリウッド資本の入った上に韓国での映画化である。
原作マンガは読んでないが、「白鳥麗子...」ばりのギャグと哀愁が随所に散りばめられ、テイストとしては原作に忠実な映像化となってると推測。
そんな映画なので物語自体はとても予定調和な少女漫画調である。ヌルいとすらいっていい。
ネタバレ書いちゃうと、ブサイクな子が→整形してきれいになって→好きだった男をゲットするだけの話だし。
しかしである
キャスティングと脚本が隙なく素晴らしいのだ。
主演のキム・アジュンの口角のキュッと上がったあひる口の可愛らしさと歌唱力の高さは老若男女を虜にするだろうし、脇を固める登場人物が無駄なく全員魅力的な点も安心して物語に入り込める要因となっている。
どーしても行為の善し悪しに注目があつまってしまう”整形”だけど人の魅力はもっと向こう側にあるんだ、とした安直なストーリーも丁寧に作ればここまで上等なラブコメになるのだという典型。
やっぱ韓国映画はあなどれん。
途中にテレホンセックスのシークエンスがあるのでご家族揃ってというワケにはいかないが(笑)、カップルで観ても楽しめるし、お友達同士で観ても面白いと思う。
整形天国(と、多くの日本人が思ってる)韓国の事情と韓国人のメンタルも垣間見ることができてちょっと勉強になった。
オススメです!
81点
チョーショックというもの
2008年1月16日 TV コメント (2)
インフルエンザで死んでます(ーー;)
それよりも落ち込んでるのは月曜からはじまった「ヤッターマン」のオープニング。
なに?あのスローテンボで哀しげな曲調は!!ヽ(`Д´)ノ
アニメーションもこの御時世しょうがないのかもしれないが、動きは派手だが全然ダイナミックじゃない。
一発目があれじゃーもう観る気にならん。
タツノコも落ちたなぁ...
それよりも落ち込んでるのは月曜からはじまった「ヤッターマン」のオープニング。
なに?あのスローテンボで哀しげな曲調は!!ヽ(`Д´)ノ
アニメーションもこの御時世しょうがないのかもしれないが、動きは派手だが全然ダイナミックじゃない。
一発目があれじゃーもう観る気にならん。
タツノコも落ちたなぁ...
株価が下がってますな。
「ここいらが底、年度の後半からは反発する」
と未だ言ってる証券・金融マンは「だってそうじゃないと俺、リストラされちゃうじゃん」と最後までキチンと理由を言うように。
サブプライムなんとか、とか、ワラント投資、とか実態のない”うつつ”をギャンブルの対象とするなんて正気の沙汰じゃない。
でもそれが世界スケールの経済の常識で資本主義社会とはそういうもんだからしょうがないっちゃーしょうがない。
まぁ確かに人間なんてものは将来に夢や希望がないと生きていけないし投資もできない。実際のところ俺自身も始まってもいない新会社にワクワクしてるので本業があまり芳しくなくてもそれほど悲観的ではない(^_^;)
日本も夢見られる材料があれば良いのだが、少子化を見てわかるように夢も希望も持てないからズルズルとアメリカに追従するしかない状態だ。うん、パシリの中学生みたいだな(笑)。
確かに日本人には金を運用する才能はないし異国民を受け入れる度量も国土もない。でもそんな日本人が21世紀の資本主義社会で生き残る手段は弥生時代から脈々と続く手先の器用さを使ったマニュファクチュアにある。
今こそ体力の落ちたアメリカのプレミアムメーカーを片っ端から買収するのだ。プレミアブランドが日本の製造技術でクオリティが上がり更に売れる。バブル前みたいに闇雲に買収して看板を替えさせるんじゃなく裏から操れば企業は儲かるから経営陣は喜ぶし、厚生年金保険と終身雇用で厚遇された従業員にもこのジャパン・スタンダードは必ず受け入れられる。
トヨタよ、セルシオの看板あげてるから日米摩擦なんかおきるのだ。ちゃちゃっとGMを買え!キリンはバドガールごとバドワイザーを買い叩け!三菱はグラマン買ってF-23を次期戦闘機にしちゃえ!
儲けてだぶついた金は中東の金融屋にまわして投資してもらう。大丈夫、伊藤忠、住友あたりはパイプも太い。
バブルのあとハゲタカファンドにやられたそのリベンジを今こそ!
アメリカを棄て中東・ヨーロッパとのパイプを太くする新資本主義の構築こそ日本の道なのだ!!(`□´)カッ!
....さて、仕事しよ。(笑)
「ここいらが底、年度の後半からは反発する」
と未だ言ってる証券・金融マンは「だってそうじゃないと俺、リストラされちゃうじゃん」と最後までキチンと理由を言うように。
サブプライムなんとか、とか、ワラント投資、とか実態のない”うつつ”をギャンブルの対象とするなんて正気の沙汰じゃない。
でもそれが世界スケールの経済の常識で資本主義社会とはそういうもんだからしょうがないっちゃーしょうがない。
まぁ確かに人間なんてものは将来に夢や希望がないと生きていけないし投資もできない。実際のところ俺自身も始まってもいない新会社にワクワクしてるので本業があまり芳しくなくてもそれほど悲観的ではない(^_^;)
日本も夢見られる材料があれば良いのだが、少子化を見てわかるように夢も希望も持てないからズルズルとアメリカに追従するしかない状態だ。うん、パシリの中学生みたいだな(笑)。
確かに日本人には金を運用する才能はないし異国民を受け入れる度量も国土もない。でもそんな日本人が21世紀の資本主義社会で生き残る手段は弥生時代から脈々と続く手先の器用さを使ったマニュファクチュアにある。
今こそ体力の落ちたアメリカのプレミアムメーカーを片っ端から買収するのだ。プレミアブランドが日本の製造技術でクオリティが上がり更に売れる。バブル前みたいに闇雲に買収して看板を替えさせるんじゃなく裏から操れば企業は儲かるから経営陣は喜ぶし、厚生年金保険と終身雇用で厚遇された従業員にもこのジャパン・スタンダードは必ず受け入れられる。
トヨタよ、セルシオの看板あげてるから日米摩擦なんかおきるのだ。ちゃちゃっとGMを買え!キリンはバドガールごとバドワイザーを買い叩け!三菱はグラマン買ってF-23を次期戦闘機にしちゃえ!
儲けてだぶついた金は中東の金融屋にまわして投資してもらう。大丈夫、伊藤忠、住友あたりはパイプも太い。
バブルのあとハゲタカファンドにやられたそのリベンジを今こそ!
アメリカを棄て中東・ヨーロッパとのパイプを太くする新資本主義の構築こそ日本の道なのだ!!(`□´)カッ!
....さて、仕事しよ。(笑)
地方自治体というもの
2008年1月20日 日常
市役所の30代の職員と意見交換会という名の飲み会。
「若いやつらはルーチンワークしかできねぇ」という共有の愚痴で盛り上がる。
今後10年で職員の半数が退職するといういびつな年齢構成のせいで世代交代と継承が一番心配とのこと、どこも同じ悩みなのだなぁと感じた。
あと地方行政は今後10年で相当淘汰されるらしい。
全国各地に夕張市のような潰れる市町村が出てくる、それを防ぐためには人口増=収入増で手っ取り早いのが企業誘致や観光地化での流入人口の増加なのだが、コストや住民感情その他諸々で色々簡単にはいかない。となると時間はかかるけど住みよい街と認識して若い人に定住してもらい子どもを産んでもらうのが一番確実なんだそうだ。まぁそうだろうなぁ.....
若手公務員には熱くてやる気のある連中はたくさんいることがわかった。ちょっと安心。
こちらからお誘いしたので出そうかと思ったらこういうところのオゴリも規定にひっかかるそうで割り勘となる。 ご馳走様でした。
「若いやつらはルーチンワークしかできねぇ」という共有の愚痴で盛り上がる。
今後10年で職員の半数が退職するといういびつな年齢構成のせいで世代交代と継承が一番心配とのこと、どこも同じ悩みなのだなぁと感じた。
あと地方行政は今後10年で相当淘汰されるらしい。
全国各地に夕張市のような潰れる市町村が出てくる、それを防ぐためには人口増=収入増で手っ取り早いのが企業誘致や観光地化での流入人口の増加なのだが、コストや住民感情その他諸々で色々簡単にはいかない。となると時間はかかるけど住みよい街と認識して若い人に定住してもらい子どもを産んでもらうのが一番確実なんだそうだ。まぁそうだろうなぁ.....
若手公務員には熱くてやる気のある連中はたくさんいることがわかった。ちょっと安心。
こちらからお誘いしたので出そうかと思ったらこういうところのオゴリも規定にひっかかるそうで割り勘となる。 ご馳走様でした。
バートンの新作というもの
2008年1月21日 映画
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」観賞
無実の罪に陥れられ牢獄された理髪師パーカーは脱獄し愛する妻の元に向かうが傷心の妻は自殺していた。怒った彼は名をスウィーニー・トッドと改め、かつての仕事道具カミソリを手にし、自分を陥れた者に復習を誓うのだった...
ティム・バートン&ジョニー・デップという定番コンビが送るミュージカル。という点では「チャーリーとチョコレート工場」や「コープスブライド」系になるが両作品に比べて原作がそうだからかミュージカル度数が高い。あと、テイストはどちらかというと「バットマン」に近い。
美術的にはバートン原点回帰ともいうべき圧倒的な造りこみが良い意味でゴチャゴチャしてる。パッと観ただけで「あ、ティム・バートンの作品だな」とわかるくらいすごい。
また"人を呪わば穴二つ"といった古典的な復讐譚を模したストーリーも良い。
そして言わずもがなだが、デップや内縁の妻ヘレナ・ボナム・カーターの両エースの演技も見事である。
しかしだ
だからといって映画として成功してるとは言えないのがまた映画の怖さである。
原因は主に3つ
第一にこの作品、ミュージカルである必要がない。
原作がミュージカルだからといって映画もミュージカルである必要はない。「ビッグ・フィッシュ」と言わないまでも、二人にきっちりと演技させていれば、また人物描写にもうちょっと時間を割いて丁寧に作っていれば感想はまた違ったところにあっただろう。ミュージカルってのは前後をサラッと流してクライマックスにガーーンと歌って踊るじゃない?そういうミュージカルシークエンスのおかげで端折った部分が多く随分と大味な作品になってしまった。
第二にスプラッタ描写のどぎつさだ。
グロでブラックで奇形はバートンの持ち味だし前述のセットの作り込みのおかげで目立たなくなってるというものの、サクサク切ってピューピュー血を流せばR指定もつくってもんである。しかもそうまでして使った特撮が物語全体に不快以外のなんの効果も与えてない点がなんだかなぁ。ミートパイのクダリはバートンらしくて良かったけどね。
第三にらしくないラスト
ネタバレになるので詳しくは書かないが、バッドエンドの中にも優しさがあるのがバートン作品だと思うのだが今作は余韻がないエンドで体を成してない。
以上を鑑みるに前評判の割りにはたいしたこと無いなぁってのが率直な感想である。
しかしそれは俺がこのミュージカルを観てないからだと思う。欧米では比較的有名な話らしいし映画化も初めてではないので見る人がみれば納得の進行なのかもしれん。俺にはわからんが。まぁ絵づらだけはバートンワールドを堪能できるってとこだな。
ちゅか、それってワーナーの売り方が悪いんじゃねぇの?「チャーリーと...」のときもうっすら感じたけど。
まぁ今回はハズレということになるが、デップ目当ての若いお嬢さんが苦虫をかみつぶしたような顔で劇場を後にするところは実に爽快だった(笑)。
55点
無実の罪に陥れられ牢獄された理髪師パーカーは脱獄し愛する妻の元に向かうが傷心の妻は自殺していた。怒った彼は名をスウィーニー・トッドと改め、かつての仕事道具カミソリを手にし、自分を陥れた者に復習を誓うのだった...
ティム・バートン&ジョニー・デップという定番コンビが送るミュージカル。という点では「チャーリーとチョコレート工場」や「コープスブライド」系になるが両作品に比べて原作がそうだからかミュージカル度数が高い。あと、テイストはどちらかというと「バットマン」に近い。
美術的にはバートン原点回帰ともいうべき圧倒的な造りこみが良い意味でゴチャゴチャしてる。パッと観ただけで「あ、ティム・バートンの作品だな」とわかるくらいすごい。
また"人を呪わば穴二つ"といった古典的な復讐譚を模したストーリーも良い。
そして言わずもがなだが、デップや内縁の妻ヘレナ・ボナム・カーターの両エースの演技も見事である。
しかしだ
だからといって映画として成功してるとは言えないのがまた映画の怖さである。
原因は主に3つ
第一にこの作品、ミュージカルである必要がない。
原作がミュージカルだからといって映画もミュージカルである必要はない。「ビッグ・フィッシュ」と言わないまでも、二人にきっちりと演技させていれば、また人物描写にもうちょっと時間を割いて丁寧に作っていれば感想はまた違ったところにあっただろう。ミュージカルってのは前後をサラッと流してクライマックスにガーーンと歌って踊るじゃない?そういうミュージカルシークエンスのおかげで端折った部分が多く随分と大味な作品になってしまった。
第二にスプラッタ描写のどぎつさだ。
グロでブラックで奇形はバートンの持ち味だし前述のセットの作り込みのおかげで目立たなくなってるというものの、サクサク切ってピューピュー血を流せばR指定もつくってもんである。しかもそうまでして使った特撮が物語全体に不快以外のなんの効果も与えてない点がなんだかなぁ。ミートパイのクダリはバートンらしくて良かったけどね。
第三にらしくないラスト
ネタバレになるので詳しくは書かないが、バッドエンドの中にも優しさがあるのがバートン作品だと思うのだが今作は余韻がないエンドで体を成してない。
以上を鑑みるに前評判の割りにはたいしたこと無いなぁってのが率直な感想である。
しかしそれは俺がこのミュージカルを観てないからだと思う。欧米では比較的有名な話らしいし映画化も初めてではないので見る人がみれば納得の進行なのかもしれん。俺にはわからんが。まぁ絵づらだけはバートンワールドを堪能できるってとこだな。
ちゅか、それってワーナーの売り方が悪いんじゃねぇの?「チャーリーと...」のときもうっすら感じたけど。
まぁ今回はハズレということになるが、デップ目当ての若いお嬢さんが苦虫をかみつぶしたような顔で劇場を後にするところは実に爽快だった(笑)。
55点
広々デスクというもの
2008年1月27日 お仕事
中古でモニタをオクで買う。
今までの15インチを16インチにしただけでなんという広々空間!
解像度が上がったこともあるがすげー快適。
こんななら19インチにした日にゃー広すぎて居心地が悪そうだ。
ついでに実際の職場のデスクも片付ける。
半端材を切って高さを揃え、それに強化ガラスをのせると棚の出来上がり。工具・材料・書類と一緒くたにあったものを系統立てて整頓すると作業面積が倍増した。ふむ、やはり整理整頓は大事なのだなと実感。
片付けが死ぬほど嫌いな俺だが良く頑張った。
女子社員にも褒められた。やったー(笑)
今までの15インチを16インチにしただけでなんという広々空間!
解像度が上がったこともあるがすげー快適。
こんななら19インチにした日にゃー広すぎて居心地が悪そうだ。
ついでに実際の職場のデスクも片付ける。
半端材を切って高さを揃え、それに強化ガラスをのせると棚の出来上がり。工具・材料・書類と一緒くたにあったものを系統立てて整頓すると作業面積が倍増した。ふむ、やはり整理整頓は大事なのだなと実感。
片付けが死ぬほど嫌いな俺だが良く頑張った。
女子社員にも褒められた。やったー(笑)
ポスト山田洋次というもの
2008年1月28日 映画 コメント (2)
今から20年以上前、ちょうど高校の体育館の落成式があって記念式典と共に地元出身落語家の興行があった。
その落語家は当時まだ二つ目だった上に師匠が落語協会を脱退してたので寄席にも出れず、当然テレビにも出演してなかったので、当時高校生の俺は「実はあの人ハマちゃんちの近所の竹内さんなんやって!」と言われても全然わからなかったし話題にもなってなかった。
しかしそんな駆け出し小僧の前座に当時既に飛ぶ鳥を落とす勢いだった小朝が座ったのである。真打ちが二つ目の前座を務めるという信じられない演出は若いもんに錦を飾らせてやろうとした小朝の粋な計らいだったのだろうが、もしかしたらこの二つ目の底力を見抜いていたのかもしれない。
初めて聞いたその二つ目の落語は方言を巧みに使いつつ感情を表に出した師匠とは全然違う(笑)劇場型落語だったように記憶している。
二つ目の名は立川志の輔。
その後の彼の活躍はご承知の通りである。テレビの仕事はもちろん落語の仕事も積極的に取り組んでおられ、地元にも年に十数回は帰ってきて寄席を開いている。
そんな師匠の新作落語「歓喜の歌」が映画になった。
あらすじ
みたま町の文化会館に勤める飯塚が予約確認の電話を受ける。いつものように適当に対応するものの、それが「みたま町コーラスガールズ」と「みたまレディースコーラス」を取り違えたダブルブッキングになってることを知るのだった.....
原作が落語なだけあって映画は「有頂天ホテル」系のシチュエーションコメディの体である。シーンを少なくしキャラクターの個性を際立たせ、予定調和を上手に転がし、題名を見て想像したとおりストンと落として幕。というともすれば在り来たりのストーリーを監督松岡錠司は登場人物を増やすことで群像劇という深みを持たせる手法に出た。一歩間違えれば三谷幸喜の出来損ないになるが、この監督を李鳳宇&河合洋というシネカノン最強布陣が下支えしたおかげで一級のコメディになった。
ダメ中年を演じれば右に出るものがいない小林薫を筆頭に若手実力派伊藤淳史、祝復活安田成美、歌も上手いよ由紀さおりという主要メンバーだけでなく藤田弓子、光石研、笹野高史や片桐はいりまで、すわっ!談志師匠にリリーさんも!(笑)
こんな豪華なキャスティングは他の作品ではありえない。こんなコネを使えるのもシネカノンの力だと思う。その配役がまたイチイチハマってるところも良い。
シネカノン代表の李鳳宇が志の輔らくごに惚れ込みオファーしただけのことはあって原作を壊してないのも良い。
志の輔師匠の落語は人情話が多いがそのカラーがシネカノンに合ってるんだろうな。
ベタベタの作品である。
でも良いものは良い。山田洋次が年老いた今、後を継ぐのはシネカノン組だと思う。
80点
その落語家は当時まだ二つ目だった上に師匠が落語協会を脱退してたので寄席にも出れず、当然テレビにも出演してなかったので、当時高校生の俺は「実はあの人ハマちゃんちの近所の竹内さんなんやって!」と言われても全然わからなかったし話題にもなってなかった。
しかしそんな駆け出し小僧の前座に当時既に飛ぶ鳥を落とす勢いだった小朝が座ったのである。真打ちが二つ目の前座を務めるという信じられない演出は若いもんに錦を飾らせてやろうとした小朝の粋な計らいだったのだろうが、もしかしたらこの二つ目の底力を見抜いていたのかもしれない。
初めて聞いたその二つ目の落語は方言を巧みに使いつつ感情を表に出した師匠とは全然違う(笑)劇場型落語だったように記憶している。
二つ目の名は立川志の輔。
その後の彼の活躍はご承知の通りである。テレビの仕事はもちろん落語の仕事も積極的に取り組んでおられ、地元にも年に十数回は帰ってきて寄席を開いている。
そんな師匠の新作落語「歓喜の歌」が映画になった。
あらすじ
みたま町の文化会館に勤める飯塚が予約確認の電話を受ける。いつものように適当に対応するものの、それが「みたま町コーラスガールズ」と「みたまレディースコーラス」を取り違えたダブルブッキングになってることを知るのだった.....
原作が落語なだけあって映画は「有頂天ホテル」系のシチュエーションコメディの体である。シーンを少なくしキャラクターの個性を際立たせ、予定調和を上手に転がし、題名を見て想像したとおりストンと落として幕。というともすれば在り来たりのストーリーを監督松岡錠司は登場人物を増やすことで群像劇という深みを持たせる手法に出た。一歩間違えれば三谷幸喜の出来損ないになるが、この監督を李鳳宇&河合洋というシネカノン最強布陣が下支えしたおかげで一級のコメディになった。
ダメ中年を演じれば右に出るものがいない小林薫を筆頭に若手実力派伊藤淳史、祝復活安田成美、歌も上手いよ由紀さおりという主要メンバーだけでなく藤田弓子、光石研、笹野高史や片桐はいりまで、すわっ!談志師匠にリリーさんも!(笑)
こんな豪華なキャスティングは他の作品ではありえない。こんなコネを使えるのもシネカノンの力だと思う。その配役がまたイチイチハマってるところも良い。
シネカノン代表の李鳳宇が志の輔らくごに惚れ込みオファーしただけのことはあって原作を壊してないのも良い。
志の輔師匠の落語は人情話が多いがそのカラーがシネカノンに合ってるんだろうな。
ベタベタの作品である。
でも良いものは良い。山田洋次が年老いた今、後を継ぐのはシネカノン組だと思う。
80点