初顔の若い子と飲む。
宴席の最中ずっと気を遣ってくれて、ビールが少なくなると注いでくれたり大皿の料理を取り分けてくれたりしてくれる。
有り難い反面鬱陶しいんだが(笑)、自分も敬ってもらえる年齢になってきたかと納得する部分もあってミョーに感慨深くなってもみる。

「ハマさんどうぞ!」
と焼酎の水割りを入れてくれるんだが、この店ではそば茶割りと決めているのだ。とはいうものの、作り直せと言うほど身の程をわきまえてないワケでもないのでお礼を言っておとなしくいただく。

「ん?」

薄い........
スナックに行き慣れてる人だとこの濃度がデフォルトなのだろう。何も考えずこの濃さにしたのもわからないではないが、俺は酒を飲みたいのであって、水を飲みたいワケではない。しょーがないので焼酎を足そうと瓶をとると

「先輩!僕がやりますから!」
とボトルを奪い取る。
そして
「どれくらいですか? これっくらいですか?」
年寄りの小便のようにチョロチョロと注いでは聞いてくる。

「あ、そんなもんでいいよ。ありがとう」
とグラスを貰おうと手を伸ばすと
「だめです。まだかき混ぜてないですから! えーとマドラーは...」
とマドラーを探し出す始末。
 
 
 
(ーー;)...
気を遣う部分が違うだろが!
俺は作ってもらいたいんじゃなくって飲みたいんだよ!マドラーなんかでかき混ぜなくたってそのうち混ざるんだよ!熱力学第2法則を知らんのか!あと、神の河なんて高いばっかでマズイ酒注文しやがって!水割りでしか飲めないじゃんか!それとイチイチどや顔してこっち見んな!!
 
 
.........
という怒りが頭の中をよぎりましたが、顔には出さず黙々と飲んで金だけたくさん払って帰りました。
なるほど、オッサンどもが若い奴らと飲みたくない理由がわかった気がする(笑)

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