「セブン・イヤーズ・イン・チベット」

第二次世界大戦時、ヒマラヤ山脈への登山に向かったオーストリアの登山家ハインリッヒ・ハラーはインドでイギリス軍の捕虜となってしまう。そこから脱獄し、チベットへと行き着く。そこで隠れるように生活をしていたハラーは、ダライ・ラマ少年に出会うのだった....
 
 
本作はハラー自身の同名自叙伝「チベットの7年」の映画化である。
当時鎖国だったチベットで西洋文化を勉強したかったダライ・ラマと最後の未開地といわれていたチベットを研究したいハラーの思惑は一致し顧問として雇い入れられるのだが、思惑や年齢を超えた友情が芽生える様を書いた世界的ベストセラーである。
永遠に続くかと思われた友情はある動乱により7年で終焉する。それが国民解放軍のチベット侵攻だ。

映画なので多少の誇張はあるだろうし、ウソもある。事実、ブラピは劇中身重の奥さんを心配してるがハラー自身は生涯独身だった。当時売り出し中のブラピを持ち上げただけのアイドル映画という面も否めない。
しかし、そんなものに目くじらを立て国内上映禁止にし、国際映画祭もボイコットするだけでなく、監督やブラピまでも生涯入国禁止にした彼の国のやり方は映画上映から10年経った今でも変わってない。

成龍も周星馳も大好きだ。酢豚だって好きだし、女の子だってかわいいと思う。
生活用品でもお世話になってる。歴史だって認める。
ただ帝国主義が嫌いなだけなんだ。
帝国が膨張しきって破裂するとき、集団で日本人を殴ったあの拳をどこに納めるのか。そこが心配なんですよ。

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