四十九日法要な映画というもの
2008年5月21日 映画
「最高の人生の見つけ方」観賞
ふとしたきっかけで同じ病室に入院することになった病院経営者のエドと自動車修理工のカーターはともに余命6ヶ月と診断される。残された時間を後悔ないように生きるため二人は「やりたいことリスト」を作るのだった....
生存している俳優の中でおそらく一番の大物ジャック・ニコルソンと21世紀に製作された映画で最も多くの役を演じた黒人モーガン・フリーマンの共演。これだけで....二人が共演を承諾した時点で.....この映画の成功は約束されたといっても過言ではない。
それくらいハズレがない俳優さんをまとめたのがロブ・ライナー、「恋人たちの予感」の監督さんだが、注目したいのは「スタンド・バイ・ミー」と「ミザリー」というキング作品も手がけている点だ。ジャック・ニコルソンが「シャイニング」で、モーガン・フリーマンが「ショーシャンクの空に」でキング作品に関わっているのだが、3人がこの時期に相まみえるのはとても感慨深いものがある。
もうひとつ感慨深いのは、名優もいよいよ死に役が板に付いてきた感が出た点である。
特にジャック・ニコルソン。「アバウト・シュミット」のときは演技だと感じたが、今作はもう素でジジイで、年を取るということの寂しさを感じずにはいられなかった。
内容の方は感動するといった類のものはなく、特別盛り上がる味付けもなければ、びっくりしたどんでん返しもない平坦な映画である。しかし、”明日後悔しないための今日の生き方”を教えてくれる優しさがあった。
死を扱う映画なので寂しさもあるにはあるがプロローグとエピローグのシークエンスでちょっと救われた気がした。なんつーの?自分のおじいちゃんおばあちゃんが亡くなったあとの四十九日法要の感覚に似てる。ってわからんか。(笑)
68点
ふとしたきっかけで同じ病室に入院することになった病院経営者のエドと自動車修理工のカーターはともに余命6ヶ月と診断される。残された時間を後悔ないように生きるため二人は「やりたいことリスト」を作るのだった....
生存している俳優の中でおそらく一番の大物ジャック・ニコルソンと21世紀に製作された映画で最も多くの役を演じた黒人モーガン・フリーマンの共演。これだけで....二人が共演を承諾した時点で.....この映画の成功は約束されたといっても過言ではない。
それくらいハズレがない俳優さんをまとめたのがロブ・ライナー、「恋人たちの予感」の監督さんだが、注目したいのは「スタンド・バイ・ミー」と「ミザリー」というキング作品も手がけている点だ。ジャック・ニコルソンが「シャイニング」で、モーガン・フリーマンが「ショーシャンクの空に」でキング作品に関わっているのだが、3人がこの時期に相まみえるのはとても感慨深いものがある。
もうひとつ感慨深いのは、名優もいよいよ死に役が板に付いてきた感が出た点である。
特にジャック・ニコルソン。「アバウト・シュミット」のときは演技だと感じたが、今作はもう素でジジイで、年を取るということの寂しさを感じずにはいられなかった。
内容の方は感動するといった類のものはなく、特別盛り上がる味付けもなければ、びっくりしたどんでん返しもない平坦な映画である。しかし、”明日後悔しないための今日の生き方”を教えてくれる優しさがあった。
死を扱う映画なので寂しさもあるにはあるがプロローグとエピローグのシークエンスでちょっと救われた気がした。なんつーの?自分のおじいちゃんおばあちゃんが亡くなったあとの四十九日法要の感覚に似てる。ってわからんか。(笑)
68点