押し入れの奥にあった初版「病院坂の首縊りの家」をダラダラと読む。
昔....高校生くらいに古本屋で買ったものだが、文字の多さと文体の古さにそのまま放っておいたものだ。

改めて読むと映画との違いにびっくり。タダでさえややこしい金田一作品、この原作はさらに上行くややこしさ。
初っ端由香里が子供じゃなくって孫になってるところからはじまり人物が増えて何度もページを戻す。「あーだから以前途中で諦めたのだ」と思い出す(笑)

副題に「金田一耕助最後の事件」と銘打つだけあって、第一の事件が迷宮入りし20年後に第二の事件が発生、それを解決したあと金田一も行方不明になってしまうというダイナミックな作品であるので途中まで進めば戻ることなく読了できた。

金田一作品といえば石坂浩二のイメージが強く、テレビ版はそれに引っ張られて中々弾けた作品にならないが大胆なストーリーと2部構成の構成はテレビ向きだと思うので是非吾郎ちゃんでリメイクしてもらいたい。
今度は原作に忠実に。


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