曹操とウーの共通点というもの
2009年3月22日 映画 コメント (3)
「レッドクリフパート2」観賞
大軍曹操を迎え撃つ劉備・孫権連合軍は、孔明・周瑜の活躍でなんとか辛勝する。しかし深手を負った劉備は自軍を守るために孔明を置いて軍を離脱する。80万の軍勢を一軍で迎え撃つことになった孫権軍の提督周瑜は知恵を絞るのだった.....
パート1のレビューはこちら
http://hamaotome.diarynote.jp/200810221032547171/
ここで”パート2では孔明の活躍に期待”と書いた。
”パート1は壮大な予告編”とも書いた。
で、パート2である。赤壁での数々のエピソードの中、「10万本の矢」だけを大きく取り上げ「苦肉の計」も「連環の計」もスルー、かわりにパート1と同じく意味のない小喬のクダリをダラダラと続けるばかり。しかもなんと最後の最後まで....(´д`)
悪いところは小喬パートばかりではない。
まず劉備軍の扱いの酷さである。劉備はただの優柔不断なオッサンだし、孔明にしてもパート1以上の活躍は無し。「え?金城武が友情出演?」と勘違いするほど。パート1で周瑜と超雲が「また会おう!」と別れた布石が取って付けたように「また会ったな!」とワンカットで済ませるあたり、男と男のカタルシスを良しとするジョン・ウーらしからぬやっつけ仕事っぷり。関羽も張飛も全然画面に出てこずで腰が抜けそうになったわ。ついでに言えば孫権も全然活躍なし。10シーンくらいにしか出てないんじゃなかろーか?
そして俺のヴィッキー・チャオについても一言言いたい。
1と2あわせて5時間近い作品である、息抜きの部分も必要だろう。彼女にコメディリリーフ役を託したのは正解なんだが、お笑いの部分に全然キレがない。まるで「アーメン・オーメン・カンフーメン」のようだ。ついでに言えば尚香役のヴィッキーとボーイフレンドの再会シークエンスもダメダメ。あそこは尚香が戦ってて剣を交えた相手が幼なじみ、で流れ矢から尚香を守るため命を落とすのだった.....でなければならんだろ、普通。
結構期待してみたが結果は.......な印象。盛り上がり方の間違ったパート1の流れそのままひっぱっただけのダイジェスト(しかも冗長な)な駄作であった。
さて、どーして天下のジョン・ウーが監督でこんな作品になったか?
想像だがそれはリン・リーチンの美しさが原因だったのではないだろうか?
長身でスリム、天使のような笑顔にキャンディボイス、で、ちょっとエロい。 こんな彼女にメロメロになり、彼女のパートを増やしたせいでクソ作品になったのだ。
世界的監督が一人の美女に固執するあまりに痛い目に遭う。
これはそのまま赤壁攻略の曹操その人につながるではないか!そう!!ジョン・ウーは図らずも現代の曹操だったのであるっっっ!!!!!
....と、力を込めて言い放ったところで↓のCMを観てみると
http://www.youtube.com/watch?v=zOTO8hBhqis
ジョン・ウーの気持ちも痛い程良くわかる。男として。(笑)
で、点数だが作品単体は45点、日本版の副題「—未来への最終決戦—」のネーミングセンスの無さにマイナス5点の40点でよろしく。
ホントいい加減にしろよ、エイベックス。
大軍曹操を迎え撃つ劉備・孫権連合軍は、孔明・周瑜の活躍でなんとか辛勝する。しかし深手を負った劉備は自軍を守るために孔明を置いて軍を離脱する。80万の軍勢を一軍で迎え撃つことになった孫権軍の提督周瑜は知恵を絞るのだった.....
パート1のレビューはこちら
http://hamaotome.diarynote.jp/200810221032547171/
ここで”パート2では孔明の活躍に期待”と書いた。
”パート1は壮大な予告編”とも書いた。
で、パート2である。赤壁での数々のエピソードの中、「10万本の矢」だけを大きく取り上げ「苦肉の計」も「連環の計」もスルー、かわりにパート1と同じく意味のない小喬のクダリをダラダラと続けるばかり。しかもなんと最後の最後まで....(´д`)
悪いところは小喬パートばかりではない。
まず劉備軍の扱いの酷さである。劉備はただの優柔不断なオッサンだし、孔明にしてもパート1以上の活躍は無し。「え?金城武が友情出演?」と勘違いするほど。パート1で周瑜と超雲が「また会おう!」と別れた布石が取って付けたように「また会ったな!」とワンカットで済ませるあたり、男と男のカタルシスを良しとするジョン・ウーらしからぬやっつけ仕事っぷり。関羽も張飛も全然画面に出てこずで腰が抜けそうになったわ。ついでに言えば孫権も全然活躍なし。10シーンくらいにしか出てないんじゃなかろーか?
そして俺のヴィッキー・チャオについても一言言いたい。
1と2あわせて5時間近い作品である、息抜きの部分も必要だろう。彼女にコメディリリーフ役を託したのは正解なんだが、お笑いの部分に全然キレがない。まるで「アーメン・オーメン・カンフーメン」のようだ。ついでに言えば尚香役のヴィッキーとボーイフレンドの再会シークエンスもダメダメ。あそこは尚香が戦ってて剣を交えた相手が幼なじみ、で流れ矢から尚香を守るため命を落とすのだった.....でなければならんだろ、普通。
結構期待してみたが結果は.......な印象。盛り上がり方の間違ったパート1の流れそのままひっぱっただけのダイジェスト(しかも冗長な)な駄作であった。
さて、どーして天下のジョン・ウーが監督でこんな作品になったか?
想像だがそれはリン・リーチンの美しさが原因だったのではないだろうか?
長身でスリム、天使のような笑顔にキャンディボイス、で、ちょっとエロい。 こんな彼女にメロメロになり、彼女のパートを増やしたせいでクソ作品になったのだ。
世界的監督が一人の美女に固執するあまりに痛い目に遭う。
これはそのまま赤壁攻略の曹操その人につながるではないか!そう!!ジョン・ウーは図らずも現代の曹操だったのであるっっっ!!!!!
....と、力を込めて言い放ったところで↓のCMを観てみると
http://www.youtube.com/watch?v=zOTO8hBhqis
ジョン・ウーの気持ちも痛い程良くわかる。男として。(笑)
で、点数だが作品単体は45点、日本版の副題「—未来への最終決戦—」のネーミングセンスの無さにマイナス5点の40点でよろしく。
ホントいい加減にしろよ、エイベックス。