すずちゃん...・゚・(つД`)・゚・
「怒り」鑑賞

学校の後輩(というほど話したことないけど)李相日の映画。
市橋達也事件をモチーフに人と人の交流を描いてはいるが、クライムサスペンスだけで終わらないのが李さんらしい。

妻夫木&綾野剛または宮崎あおい&廣瀬すず、という新旧延期対決は見応えがある。特に今までなかった濡れ場(?)を演じきったすずちゃんに拍手。つーか、監督、酷い....・゜・(つД`)・゜・

脇もちゃんとした役者さん揃ってるし、話もゆったりとテンポ良いのでオープニングの血生臭いシークエンスを除けば、3人の男のそれぞれの変化が上手に描かれてて見やすい映画であると思う。ホント、大人になったな、李相日。
まー殺人の動機はちょっとアレだがな(笑)

これを救いようのない映画と捉える人は多いと思うが、俺はここに希望を見る。

「もしかして幸せになれないと思ってない?」
これが李相日の大きな問いで
それに対する答えが

○されても
人を殺しても
一度は裏切っても
最悪死んでも

でも、人は幸せになれるんだよ、という希望が見えちゃうから。

面白かった。

作品賞「ムーンライト」!!!!!!

「ラ・ラ・ランド」落選!しかもプレゼンターに間違われる始末!(笑)

そんなにトランプ嫌いかっアカデミー会員!
「ラ・ラ・ランド」はももクロである
最早特別でもないCGとデジタル撮影が確立され大きな金や手間をかけずとも”それなり”の映画を作れるようになった。おかげで、第三国の才能あるスタッフが作品を発表しやすいようになり、それがインディペンデント、メジャー係わらず青田買いされて結果としてダメ映画やクソ映画が相対的に減った昨今、「まぁ及第点だよね」という映画が数多く生まれた。
面白くないワケではない。むしろ面白いんですよ、「ローグ・ワン」も「君の名は」も「スノーデン」も。

でもなんか観てて腹に入っていかない感?つーかもやもや感?がここ最近ずっとあったのだった。「ラ・ラ・ランド」を観るまでは。

この映画、オープニング高速道路のシークエンスこそ感心するものの、主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンのダンス等々、ミュージカル映画としての演技がイマイチで、時々「ん?」となる場面も多い。「シカゴ」に比べたら2ランクくらい落ちる。(笑)
ストーリーも実は一本調子といえばそうで余計なヒネリは一切ない。

でも俺はとても腹の底から満足し、パンフまで買った。そこに書いてあった事を読み、満足の理由と前述のモヤモヤ感の正体がわかったのだ。

この映画35mmのアナログフィルムを使っての一発取りとCGを極力排する画作りをしたらしい。
つまり「ロングで撮ってあとから切り取ってCGで演出すりゃいーや」的な現代撮影方法ではなく、昔ながらの「カット割ってカメラ位置決めて、照明きめて、露出測って、マイクセットして、小道具用意して、カチンコ、アクション!」つーやり方をしてるのだ。
これのせいで演者の臨場感が全然違う。エマ・ストーンなんか「スパイダーマン」の時パッとしなかったのに、なに?あの演技!!
実際失敗してるカットもあって、予告編にあるからわかるがライアン・ゴズリングのピアノは最後の音外してるし、本編ではそういう危ういカットが散見される。
取り直してもよかったのだろうが監督はそうしなかった。
これはある意味演者の限界だったのかもしれないし、リアルを追求したからかもしれない。
そこがすごくよかった。
画像の有名なシーンも空の色とかCG使ってないらしい。生ロサンゼルス。
これがフィルムになると色味が絶妙で深度が深くてもう幻想的で素晴らしく映るのだ。

所詮映画なんか作り物。フィクションにどれだけリアルをみせるか?観客に刺さるモノを作るか?
このあたりのコンセプトがアイドル戦国時代を一途に真面目に日和らず媚びず進み、今や孤高の存在となったももクロと似てる気がした。
デイミアン・チャゼル監督はホント「映画」を作るのが上手い。若い監督なのでどんどん好きなことして面白い映画を作ってね。

あ、内容的にはですね、若い時、青春感動モノ映画を斜に構えて毛嫌いしてたのが、アラフォーになって涙流して観られるようになり、それと同じように、アラフィフになってしまったので、二十代の恋愛映画が素直に胸に入ってきたので満足です(笑)
エンディングも良いなぁ
まぁ年を取ったということでしょうが、なんか許せるモノが増えてくるのはきっと悪い事じゃない。
この映画と同様人生はプラマイ0なんですな。
きっとそういうことだと思う。

今年の主要アカデミー予想書いておく。
今年はいける、全問正解目指す!
作品賞「ララランド」
監督賞 デイミアン・チャゼル(ララランド)
主演女優 エマ・ストーン(ララランド)
主演男優 ケイシー・アフレック(マンチェスターバイザシー)
助演女優 ヴィオラ・デイヴィス(フェンス)
助演男優 マハーシャラ・アリ(ムーンライト)
長編アニメ「ズートピア」
脚本賞「ララランド」
脚色賞「ムーンライト」
韓国 a go go
一番下の子が韓国に語学留学してるので会いいってきましたよ。
嫁とふたりで焼酎飲んでレバ刺し食ってはしゃいでます。

韓国に初めて行ってわかったこと。


1 韓国人は親切だ。
 欧米風?キリスト圏だからなのか、レディーファーストでとにかく親切。嫁、ドア開けたことなし、誰かが開けてくれる。

2 韓国人はでかい
 なんかイメージで日本人より小さいと思ってたけど170以下は居ないくらいでかい。男も女も。

3 韓国人は食う
 炭水化物ダイエット大流行の日本ですが韓国ではありえません。海苔巻きにインスタントっぽいラーメン(大盛り)にまんじゅうあたりを男女構わず普通にたいらげる。

4 自転車がない
 日本では田舎も都会もちゃりだーが沢山いますがソウルにはいなかった。

5 そんなにデモはしてない
 朴槿恵問題が酷かったときにいったが、中心部でもそんなでもなかった。

6 でも女子はキツい
 うん、韓国の女子は圧が強かった。若くてもばばあでも(笑)

そんな感じの初韓国でした。

今日から

2017年1月4日 エッセイ
平常運転。食って飲んだ正月でした。
3人の子供が手を離れて20数年ぶりの嫁と二人の正月、ケンカもせずに良かったです(笑)

ということで謹賀新年、今年もよろしくお願いいたします。

本年度ベスト10

2016年12月30日 映画
ご無沙汰です。
2016もあと2日、今年はうちの業界的に大激震が走りそりゃもうバッタバタな一年となったんだが、来年はどうなるんでしょう?右肩下がりが止まってくれないとキツいです(ノ_・。)。

そんな年末であるが、今年のベストテンを書いておきたい。


1位 この世界の片隅に
 戦争の最中にある日常をここまで丁寧に描くその姿勢とのんちゃんの声、そして生きることの尊さ大切さが身に染みた映画でした。「君の名は」にはない普遍性を感じたので今年のベストとしたい。

2位 DOGLEGS
 障害者プロレスというややもすれば差別だの不見識だのと規制される部類の興行を描いたドキュメント。これも生々しいくらい生きることの素晴らしさを映してた。日本社会の一部しかみてないと、自分の視野の狭さを痛感させられた映画でした。

3位 海よりもまだ深く
  「海街diary」からこっち是枝監督作品となると反射神経的に「良い!」と思ってしまっちゃうので見かえしてみたんだが、改めて良さに唸ってしまう。結局ぐずぐずな人間に俺は共感してしまうんだと思う(笑)。

4位 ヒメアノ~ル
 V6の森田君の演技が凄いと聞いてて観たら第一声から「あ、この人ヤバイかも」と警戒心を抱かせる声の感じとががホントに凄かった。サスペンスでエグい映画なのに最後はなんか涙が出た。原作を越える映画も珍しい。

5位 君の名は
 「この世界...」が普遍的ならこれは2016の今だからこその映画。5年後にみても今ほどの感動は得られないと思う。そういう意味ではもう少し上でもいいんだけどヒメアノールの方が好きだからしょーがない。

6位 シン・ゴジラ
 庵野はこれでようやくエヴァの呪縛から逃れられたんだろう。そういう意味でもエントリーさせておこう。みんな好きでしょ。

7位 聲の形
 「この世界....」を観るまではアニメ部門ぶっちぎりの一位でしたが.....でも今日本人に足らない部分はこういうところだと思う。青春映画ですが、子育てに疲れた奥様や仕事に忙殺されてる旦那さんこそ観るべき。優しくなろうよ。

8位 ハンズ・オブ・ラブ
 自由の国アメリカといえどもやっぱり差別の時代があって、いや、今でも見えないだけでそういうのはあるんだろうけど、でもそういう壁をひとつひとつ壊していく人達に周囲は感動し、応援するんだよな。同性愛版「アイアムサム」的お話し。ジュリアン・ムーアも良いカンジでおばちゃんになってきたね。よかった。

9位 デッドプール
 ちょっと真面目な映画ばっかりなのでひとつくらいバカ映画を。8位とは反対なことを書くけどちゃんと規制しろ、アメリカ。こんな不謹慎な映画作らせるな(笑)

10位 ザ・ギフト
 2016大どんでん返し映画ナンバーワン。うん、ちょいしょぼいけど(笑)でも空気感とかとっても好きです。AMAZONで買おうかなと思うレベル。

まぁこんな感じです。
それではみなさん、良いお年を。
AMAZONプライムで放送してた「マイ・バック・ページ」を久々に再観。

5年前みたときの印象は↓これ
http://hamaotome.diarynote.jp/201107031010078934/

これまた随分と上から目線で書いてますね(笑)。
いまみたらちょっと印象違ったので備忘録として書いておく。

ストーリーは、当時の過激思想に影響されまくったジャーナリストの卵と赤軍に憧れる口だけ番長が、頭の中だけで考えたユートピアを作る為に小さな事件をおこして捕まるというもの。いやさ、実際は人の命が奪われてるので小さくもないんだけど、社会に与えた影響ってのは微少で、つまりは過激派にもなり損ねた半端物の話なのよ。

で、これが団塊の世代特有の話だと思ってたんだけど、どうやら違うと今回観て気づいた。
今のネットとかで罵倒したり人の揚げ足とって他人を不幸にするような事象をおこす奴らが言うところの
社会が悪い
政治が悪い
と原因を外に求めてクダを巻くあたりとホント同じなんだな。で、そんな鬱屈したダークな部分はみんな持ってたと。あぁ団塊の世代で過激派だった人はほんの一握りでほとんどの人達はそういう人を「格好良いなぁ」とか「羨ましいなぁ」とか、もしかしたら「けっ!バカじゃねぇの?捕まって死刑になれ!」と逆に気になってしまってたといったただの半端物の集まりだったんだ、と気づいたのです。
現在を生きる人がホリエモンやアイドルや世に出てる人達を見る姿勢と同じように、きっと彼らは過激派をそういう風にみてたのだ。

そう考えると最後の妻夫木の涙はあの時代でいうところの「総括」として大変正しくグッとくるオチになったと改めて感心した。

何を書いてるかわからなくなってきたので。ここまで(笑)
本年度ナンバーワン
「この世界の片隅に」鑑賞。

舐めてた。
ポスト細田守の最右翼新海誠の「君の名は」を、新鮮で若々しい映画と評した。既に時代遅れでオッサンな俺はもう中々感動できないでいるんだけど、今作が売れてるってことは若い子達はこれが大好きで心底感動できるってことなんだろう。それはそれで素晴らしいしそこまで感じられなかった俺はオーディエンスにもう席を譲る覚悟を持って

今観る作品

と評価した。
あーもう昔の作品を愛でて余生を過ごそうと思ってた。割とマジで。

で、なんか時間が空いたから何気にみた作品がこれだったのだが.....


大号泣

今更の戦争映画、しかも「火垂るの墓」が大嫌いな俺がここまで感情移入するとは思ってもなかった。
もうね、後半ずっと泣き通し。

すずの健気さと遭遇する不条理。これは戦争映画じゃない、今現在の生きにくい我々を描いてるんだな、と思って泣けるんだろうな。
やっぱオッサンはこれくらいの映画の方が腑に落ちるわぁ

M-1016

2016年11月10日 笑い
今年もやってきましたM-1GP、5年振りに復活した昨年はトレンディエンジェルが優勝しやがって格に水を差すカタチとなったので、今年こそは本格的な漫才師が優勝してもらいたいと思う。

昨日行われた準々決勝で勝ち上がってきたのは以下のコンビ

カミナリ(グレープカンパニー)3
霜降り明星(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2
三四郎(マセキ芸能社)3.5
スーパーマラドーナ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2.1
アインシュタイン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)3.1
かまいたち(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)3.5
アキナ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2.1
Aマッソ(ワタナベエンターテインメント)2.6
マヂカルラブリー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2
インディアンス(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2.2
ゆにばーす(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)3
錦鯉(SMA)3.1
大自然(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)4
ニューヨーク(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2.3
とろサーモン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2.3
和牛(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)3
学天即(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2.8
相席スタート(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2
ミキ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)3.3
ハライチ(ワタナベエンターテインメント)2
銀シャリ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)3.1
メイプル超合金(サンミュージックプロダクション)3.3
ジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)3
南海キャンディーズ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)3
アルコ&ピース(太田プロダクション)3.9
スリムクラブ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2
さらば青春の光(ザ・森東)3.1
東京ダイナマイト(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)2.9

横の数字は5点満点で俺がつけた点数。ご覧の通り、ダメなのも少ないが爆発的に面白いコンビも居ないのが原因。
参加資格が15年になったので比較的見飽きた面子も多いので余計そう感じてしまう。

中でも面白かったのが、大自然とミキ。
大自然の吉本っぽくないシュールさとネタの転がし方が斬新で一番気になるコンビだしミキは若いくせに雰囲気があった。
アインシュタイン、三四郎、アルピー、メイプルもバラエティに出て漫才一辺倒じゃないくせに安定的に上手い。
和牛は一番実力がある。かまいたちもそろそろ全国区になってもらいたい。とろサーモンは....まだまだか(笑)
ユニバースもよかったが男女コンビがあとメイプルと相席スタートなのでちょっと分が悪い。
個人的には好みではないが、よしもと中堅のスーパーマラドーナ、アキナ、学天即、銀シャリあたりから1組入りそうな感じ。
となるとわらけずり組のAマッソは今回はだめか。

ということで決勝進出予想は
大自然
ミキ
アインシュタイン
三四郎
和牛
アルコ&ピース
メイプル超合金
スーパーマラドーナ
あと大穴で錦鯉!

日本シリーズ負けちゃった(ノ_・。).....

しっかし大谷すげぇなぁ。
野球ゲームのチート選手みたい。あれじゃー勝てん。
ま、大谷なしの6戦で負けた当たり、日ハムの方が一枚も二枚も力があったということだろう。
最後は監督の力量の差が出たかな。まぁそれはそれでしょうがない。
とっとと大リーグ行けよと思ってたら来年も日ハム、でも正義がSBに入ったから来年はどうかわからんぞ?

そんな中、今日はカープの優勝パレードと黒田引退セレモニーがあった。
広島では民放5社が全部生中継したそうな(笑)
その動画をYouTubeで観る。当日に観れるって有難い。つーか普通の選手ならセレモニーが中継されることもないから如何に幸せな選手生活だったか。
アンビリーバボーでも黒田の特集をやってて何十回もみたシーンなのにやっぱり泣いてしまう。

で、このセレモニーもやっぱり.......もう泣かせんなよ。

本当に最高のシーズンでした。これみたことは死ぬときの走馬燈の一部になるはず。(笑)
ありがとう!黒田!

https://youtu.be/s2QIjRvTg6I
16:49あたりからグッときます。

湊かなえ最新作

2016年10月23日 映画
湊かなえ最新作
湊かなえ原作の「少女」鑑賞

原作は未読なのだが、どうなんだろ?これ。
ちょっと偶然が過ぎるというか伏線の回収の仕方が雑というか.....

監督は三島有起子、「しあわせのパン」の人か。NHKでドキュメンタリーとかを作ってたらしい。
だからか、なんか映画的機微が弱い。流れが悪いというか演出じゃなくって切り貼りした編集映像(まさしくドキュメントってそうだな)をみせられてる感じがした。

んーー期待してた分だけ残念
いろいろなところで後悔しない!
日本シリーズでカープをみたのは高校生の時が最後。史上初の日シリ延長引き分けからの3連勝。もう優勝は決まったと思ってたのにその後4連敗で優勝できず。
工藤ひとりにやられたシリーズだったと記憶してますが、3連勝したあとは中間試験かなんかでテレビが観れてなく、負けたのを知って愕然としたのが事実。そこからカープはズルズルと低迷していくワケですが、どこかで「ちゃんと観てなかったからだ」という勝手な負い目と後悔があった。
もうバカバカしいことでウジウジしたくないんじゃ。やりたいことで今日できることはやる!なので今日はちゃんと観ます。
先週逝去した同級生にも報告しなきゃいけないしな。
みてるぞ!がんばれよ! 廣島!
在野の傑作
「トモダチゲーム」
月刊少年マガジンというおそらく大手出版社では最下層に近い発行部数しかない雑誌に連載されてるこの作品が面白い。
内容がライアーゲームのパクリにも思えたが、主人公のキャラクターが秀逸。

これ「このマンガがすごい」にランクインするかも!
と思ってたら映画化されるのね!
楽しみですー


CS

2016年10月7日 スポーツ
CS
CS
CS
過去の書き込みをみてたらもうこの時期は来年の話とFAで出てく人たちの話をしてたんだけど、今年はもうちょっと今年の話ができて嬉しい。優勝を記念して、北陸の縁もゆかりもないおっさんがどうしてカープファンなのか?をちょっと書いてみたい。
備忘録ってやつやね。

「なんで広島?」
何万回聞かれたかわかりません。

カープファンは2回絶望してます。
1度目は90年代中盤、津田が亡くなって川口がFAでGにいった辺りからの金が無い故の流失。江藤も大竹も金本もキムタクも新井も、成長したら出ていくのをみて、他球団ファンからは養成所と言われます。別に言われるのは良いんですけど、大好きだった選手が本人の希望で広島を去るのが辛かった。この喪失感は親会社がしっかりしてる他球団ファンにはわからないかもしれません。
2度目は去年、黒田新井の新戦力プラス沢村賞のマエケン!
堂林!エル!なんかふわぁーっともしかしたら優勝できるかも?と思ったシーズンが打線繋がらず結果は4位。
実はこれは本当に結構堪えてしまって、「あ、これでもダメなんだ」と思いました。でも悔しくはなかったです。いつもの一年がまた始まるな、と。まぁ諦めですね。

で、今年。
強かった!緒方、諦めてなかったんやなぁと、ダメかな?と思ってすまんと。カープファンのコメントが「おめでとう」じゃなく「ありがとう」が多いのは、きっと「諦めかけたり、よそ見したりしたけどちゃんとステキでいてくれてありがとう」という気持ちなんだろうなと思います。
で、「なんで広島?」の答えは

1979年の日本シリーズ、4の3で初の日本一になった試合をテレビでみて感じたまま

カープつえぇぇ〜〜〜!!

だからです。
嫁に炭酸買ってきてとお願いしたら単三買ってきやがった。
「アルカリしかなかった」という嫁に「アルカリイオンの炭酸水?」と答える自分もマヌケだが。
君の名は
コンブさん、知ってますよ!岸恵子ですね。

とプロローグを私信に使ってまで言いたいのは岸恵子の美しさ。でも彼女の一番輝いてたのは40後半からで、実は今でもお美しいのだ!

ということで(?)「君の名は」鑑賞。
最初に書いてしまえば、京アニ渾身の劇場作品は”らしさ”に溢れる良作だった。

中盤までの「時かけ」「転校生」調の入れ替わりSF....散々予告編でみせられてたシークエンスの作り込まれ感とリアリティはちょっと唸った。
後半の隕石災害や時空の歪みあたりはお話し的に相当無理があるし、2人の年代の違いに気づかないのは明らかにおかしい、テレビとか観るだろうがよ。
全体を捉えれば、はっきりいってご都合主義、それを疾走感ある演出で誤魔化しているといっても過言ではない。しかも町の一大事に行き当たりばったりで荒唐無稽な策でただただ突っ走る。そんな映画だ。

にも係わらず、俺は劇場で涙を堪えることができなかった。
この涙はあの日、そう、2011年3月11日から続いたテレビ映像を観て、被災地の方々に「頼む助かってくれ!」と心底願い祈った”想い”が呼び起こされたから。
乾電池が売り切れて、宅急便の届くのが多少遅れたくらいの被害しかなかった俺なんかはホント祈るしかなかった。行方不明の家族が再会した、だの犬が助かった、だのそんな小さな幸運をホントはすごい被害に遭ってらっしゃる方々を片目つむりながら喜んだ。じゃないと絶望を感じただろうから。

この映画はファンタジーである。絶望を知らない若い主人公が町を人を守ろうとする姿は、稚拙で無謀だ。
それでも良いじゃないか。いやだからこそ良かったと言い切りたい。
あの日助けられなかった多くの人を助けてくれてありがとう。

結構入ってる作品らしいが、ジブリ作品のように何年も語り継がれて残る映画じゃないかもしれない。でも、色あせるってのはつまりそれがとても瑞々しいってことの裏返しなのだ。そんな儚さも持ち合わせてる本作はまさしく「今、観ておかねばならない作品」になるんじゃなかろーか。
じじいになって気づく若さの尊さよ。
新海監督にも言いたい、この映画を作ってくれてありがとう、と。
久々に再観。イーストウッド翁は「人生不平等で理不尽で偶然という名の神に振り回されるものなのよ」という真理を皮肉含めて描きたかったのがわかりました。ジジイ、すごい。
15年前、初見のとき、「脚本的には穴だらけだがそれを補って余りあるキャストの演技で体裁は整ってる」とチョー上から目線でレビューした己をぶん殴りたい。

救いようがない中身なんだけど、これは許せて「ダンサーインザダーク」は許せないのはなんでなんだろう?
政務活動費
最近ニュースでお騒がせな政務活動費流用問題真っ只中のところに住んでます。
もう20日間くらい新聞の一面このニュースですよ。(^_^;)
結局10人の市議、2人の県議が辞職という前代未聞の事件に発展しました。
すっぱ抜いた北日本新聞は最近ライバル地方紙の富山新聞に相当数シェアを奪われてたので面目躍如でしょうな。

何度も全国ニュースになってるので新聞協会賞も狙えるかもしれない、と知り合いの記者は鼻息が荒い。
不正を報道するというのはメディアの根本的な仕事だし、それを否定するつもりは毛頭ない。
不正受給したやつが悪いに決まってるのもよくわかる。

ただ浮かれて、たかが数万円程度の酒代の受給まで1000万の不正とミソクソ一緒に一面5段抜きで報道したのはどうかと思う。
とにかく悪いものは悪い!って過剰な正義感の結果がこの報道。

泡沫、インディーズ系候補者はチャンスです!幸福なあそことかなかま的なあそことかみどりのあそことか、無投票なら供託金要らずで先生になれるYOっていってるようなもん。
実際お隣の小矢部市では幸福実現党の議員が無所属で誕生してる。

悪い事したら一律辞職で済ますからダメなんだよ。
不正額の100倍の罰金を支払って議員を続けるのが良いと思う。
議員報酬ももちろん受け取っていいよ。罰金に消えるだろうけど。
そうすることで税金の支出も減るから市民にも負担がないWINWINの関係でいられる。
次の選挙では当然落とされるだろうけど、中にはきっちり禊ぎを済ませて真摯に良い仕事をすればもしかしたら再選されるかもしれない。そういう意味でもフェアなシステムとなると思う。
どうだろうか?  って誰に聞いてるのか。

ともかく今度の騒動は異常だ。これが富山市民の首を絞めたことにならなきゃ良いんですけど。
ちょっと遅くなりました。
優勝!
・゜・(つД`)・゜・

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