2万ヒットというもの
2004年2月4日 映画ありがとうございまーーーす\(^_^)/
ということで、久々に観た「海底2万マイル」についてのレビューでも書こうと思ったが、お気に入りの作家さんの日記を見て、思うところがあって変更。
最初に書くが「お涙頂戴」的映画は大嫌いだ。
特に子供と動物が出てくる映画はチョー嫌い。だって「ほれ、泣け泣け」と制作側に催促されてるようだから。そう思っちゃうとイッキに興ざめする。(/--)/
だから観たけど書かない映画ってたくさんある。だって思惑にハマって涙流したのが悔しいから。(笑)
と、いうことで封印しようと思った映画「イン・アメリカ」についてのレビューを書こうと思う。
この映画のあらすじから紹介しよう。
売れない俳優と妻、そして二人の娘が夢を求めてアイルランドからニューヨークに移住してくる。移住といっても金もないので観光ビザで入国後、不法滞在者となりハーレムに住むことになる。夫は数々のオーディションを受けるが受からず、生計は妻のパートのみ。しかも経済的だけでなく精神的にも夫婦は追いつめられていた。それは息子の死から未だ逃れられないという悲しみと喪失感...
とまぁ、書くと悲痛きわまりない物語だが、ナレーションを長女クリスティが担当し娘の視点から物語を描くことで、どん底一家の生活をコミカルに悲壮感なく表現できてると思う。子供の側からみた世界で大切なのは親の仕事の内容ではなく、寝苦しくないためのエアコンだったりするのだな。
とにかくこのクリスティとアリエル姉妹が秀逸。
ビデオカメラ片手にいつも物静かなお姉ちゃんと元気で怖いもん知らずの妹。
もうね、愛らしくて健気で.....あ、思い出しただけで涙が(T^T)
特に、クリスティが学校祭で歌うイーグルスの歌(題名忘れた)のシーンは、制作が「ここで泣かせよう」という演出してるにもかかわらず、ドバーーーっと泣いてしまった。
実はこの姉妹役の浸りは本当に姉妹なんだそうだ。そのまま観たら救いようのない物語なんだが、この二人のおかげで一級のファンタジーに仕立て上げられたといっても過言じゃないだろう。
よかった、「マイ・レフト・フット」にならずに済んで。(実はあんまり好きじゃない(^_^;)
さて、この映画のキモは「つながり」というものをどう考えるか?で評価が分かれるところではないだろうか?
「つながり」とはなんぞや?
それは家族との繋がりであったり、コミュニティとのつながりであったり、色々あるだろうけど、生者と死者との繋がりもあるように思う。
前者が横の繋がりであるなら、縦の繋がりとでもいいましょうか。
大切な人の死に縛られる人の苦悩はその人にしかわからないけど、想像することはできる。で、その想像力はとても大事。遺された者はそれを時には忘れて大笑いし、時には思い出し一緒に涙する....そんな人はきっと感動すると思う。
そしてそんなつながり(あるいはしがらみ)は多分、今一番俺に足らない部分なんだということがわかった映画である。
80点。
地元のワーナーでは2週間という短いスパンで上映された。正月第2弾映画としては異例の短さだが、人が入ってなかったんだろうねぇ...俺が観たときも貸し切りでした(^_^;。ところがその後アカデミー賞にノミネートされてやんの。
やーいやーい早々とうち切るからだ、バーカ。
*************
君方が 思い出になる その日まで
涙し一献 笑って一献
ということで、久々に観た「海底2万マイル」についてのレビューでも書こうと思ったが、お気に入りの作家さんの日記を見て、思うところがあって変更。
最初に書くが「お涙頂戴」的映画は大嫌いだ。
特に子供と動物が出てくる映画はチョー嫌い。だって「ほれ、泣け泣け」と制作側に催促されてるようだから。そう思っちゃうとイッキに興ざめする。(/--)/
だから観たけど書かない映画ってたくさんある。だって思惑にハマって涙流したのが悔しいから。(笑)
と、いうことで封印しようと思った映画「イン・アメリカ」についてのレビューを書こうと思う。
この映画のあらすじから紹介しよう。
売れない俳優と妻、そして二人の娘が夢を求めてアイルランドからニューヨークに移住してくる。移住といっても金もないので観光ビザで入国後、不法滞在者となりハーレムに住むことになる。夫は数々のオーディションを受けるが受からず、生計は妻のパートのみ。しかも経済的だけでなく精神的にも夫婦は追いつめられていた。それは息子の死から未だ逃れられないという悲しみと喪失感...
とまぁ、書くと悲痛きわまりない物語だが、ナレーションを長女クリスティが担当し娘の視点から物語を描くことで、どん底一家の生活をコミカルに悲壮感なく表現できてると思う。子供の側からみた世界で大切なのは親の仕事の内容ではなく、寝苦しくないためのエアコンだったりするのだな。
とにかくこのクリスティとアリエル姉妹が秀逸。
ビデオカメラ片手にいつも物静かなお姉ちゃんと元気で怖いもん知らずの妹。
もうね、愛らしくて健気で.....あ、思い出しただけで涙が(T^T)
特に、クリスティが学校祭で歌うイーグルスの歌(題名忘れた)のシーンは、制作が「ここで泣かせよう」という演出してるにもかかわらず、ドバーーーっと泣いてしまった。
実はこの姉妹役の浸りは本当に姉妹なんだそうだ。そのまま観たら救いようのない物語なんだが、この二人のおかげで一級のファンタジーに仕立て上げられたといっても過言じゃないだろう。
よかった、「マイ・レフト・フット」にならずに済んで。(実はあんまり好きじゃない(^_^;)
さて、この映画のキモは「つながり」というものをどう考えるか?で評価が分かれるところではないだろうか?
「つながり」とはなんぞや?
それは家族との繋がりであったり、コミュニティとのつながりであったり、色々あるだろうけど、生者と死者との繋がりもあるように思う。
前者が横の繋がりであるなら、縦の繋がりとでもいいましょうか。
大切な人の死に縛られる人の苦悩はその人にしかわからないけど、想像することはできる。で、その想像力はとても大事。遺された者はそれを時には忘れて大笑いし、時には思い出し一緒に涙する....そんな人はきっと感動すると思う。
そしてそんなつながり(あるいはしがらみ)は多分、今一番俺に足らない部分なんだということがわかった映画である。
80点。
地元のワーナーでは2週間という短いスパンで上映された。正月第2弾映画としては異例の短さだが、人が入ってなかったんだろうねぇ...俺が観たときも貸し切りでした(^_^;。ところがその後アカデミー賞にノミネートされてやんの。
やーいやーい早々とうち切るからだ、バーカ。
*************
君方が 思い出になる その日まで
涙し一献 笑って一献