クイックワンというもの
2007年1月21日 映画
昔あったよね?
一分でできるカップラーメン。
というようなどーでもいい話を枕に「武士の一分」鑑賞
石高三十石の下級武士、三村新之丞は毒味の際赤ツブ貝の毒にあたって失明してしまう。将来を絶望する三村だったが妻加代の懸命の支えもありなんとか立ち直る。生活の為、加代は三村の上司で幼いときから知り合いの島田に相談を持ちかけるのだったが...
藤沢周平原作・山田洋次監督時代劇三部作の最後を飾る本作、良くも悪くも両者の持ち味が発揮された作品といえるだろう。
良いところは最近はめっきり少なくなった丁寧な描写と演出、潤沢に予算を使うことができる山田作品だからだとは思うが違和感のないセットや小道具は古き良き邦画のテイストを感じることができる。
また人間臭い作品でありながら暴力やセックスの描写がないのも良い。前二作と趣が違うラストも優しくてステキ。
逆にダメなところはところどころ標準語が混じる山形弁。永瀬くんや真田さんは上手に喋ってたのだがなぁ....
また前半キムタクの白い歯キラリのジャニーズ調笑顔と檀れいの稚演にとっても違和感を感じた。まぁ目が見えなくなってからは結構巧く演じてたと思う。真剣勝負の果たし合いよりも庭先での木刀を使った殺陣の方が迫力があるってーのが時代劇としてどーなのよ?八十助....じゃない三津五郎はちょっとオーバーアクションが鼻に付いた。とはいうもののさすが小悪人をやらしたら巧い。
とまぁそんなところか。
邦画としてみたら及第点、時代劇としてみたらちょい赤点、そんな作品である。
ご家族で優しい邦画を見てみたいならどうぞ。
56点
一分でできるカップラーメン。
というようなどーでもいい話を枕に「武士の一分」鑑賞
石高三十石の下級武士、三村新之丞は毒味の際赤ツブ貝の毒にあたって失明してしまう。将来を絶望する三村だったが妻加代の懸命の支えもありなんとか立ち直る。生活の為、加代は三村の上司で幼いときから知り合いの島田に相談を持ちかけるのだったが...
藤沢周平原作・山田洋次監督時代劇三部作の最後を飾る本作、良くも悪くも両者の持ち味が発揮された作品といえるだろう。
良いところは最近はめっきり少なくなった丁寧な描写と演出、潤沢に予算を使うことができる山田作品だからだとは思うが違和感のないセットや小道具は古き良き邦画のテイストを感じることができる。
また人間臭い作品でありながら暴力やセックスの描写がないのも良い。前二作と趣が違うラストも優しくてステキ。
逆にダメなところはところどころ標準語が混じる山形弁。永瀬くんや真田さんは上手に喋ってたのだがなぁ....
また前半キムタクの白い歯キラリのジャニーズ調笑顔と檀れいの稚演にとっても違和感を感じた。まぁ目が見えなくなってからは結構巧く演じてたと思う。真剣勝負の果たし合いよりも庭先での木刀を使った殺陣の方が迫力があるってーのが時代劇としてどーなのよ?八十助....じゃない三津五郎はちょっとオーバーアクションが鼻に付いた。とはいうもののさすが小悪人をやらしたら巧い。
とまぁそんなところか。
邦画としてみたら及第点、時代劇としてみたらちょい赤点、そんな作品である。
ご家族で優しい邦画を見てみたいならどうぞ。
56点