「黒い家」観賞

....といっても大竹しのぶのアレではない。韓国版の方だ。

あらすじは森田監督の日本版とほぼ同じなので、まぁ斬新さはなかったが、韓国が作るダイレクト感ある描写が中々楽しめた。

ただ主演女優のユソンが大竹しのぶと比べるとたいしたこと無かったのが映画全体として”作り物”た空気を漂わせてしまったのが惜しい。ちょっとキレイすぎるんだよなぁ。全然生々しくない。
演技も今ひとつ。特に最後の雨の中の乱闘がただじゃれ合って見えて全然緊迫感がない。途中までは良かったのにぃ...

もうひとつ、題名にもなっている「黒い家」が森田版でみる家....昭和の時代にはどこにでもあった和風建築と違い、なにやらポルターガイストに出てくるような趣だった点がしっくりとこなかった。

とまぁ一応及第点ではあるんだが、唯一・一点、どうしても許せない点がユソンの行動原理を障害が原因だと断じている点だ。こういうのは先進国で上映されたら関連団体から真っ先に突っ込まれると思うし、なにより酷い。苦しんでる人に対するデリカシーがなさ過ぎる。韓国も韓国文化も韓国人も大好きだが、こういうぶっちゃけなところは嫌い。

なので点数は辛めの30点で。

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