ピクニック

2016年6月4日 映画
ピクニック
「トイレのピエタ」

手塚治虫が病床の中メモした構想を新進気鋭の松永大司が映像作品化した映画。
以前借りて観て正直微妙だと思ったんだけど、改めてみて、やっぱり映画自体はまぁ並み(笑)でした。
で本編終わってエンドロールが流れてきたときに異変が。
主演の野田洋次郎はRADWIMPSのボーカルなので、主題歌が彼が歌うのはまぁわからんくはない。で、そのエンディングが歌詞付きだったのがちょっと不自然だった。MVかよ、と。
で、酒飲みながらその歌詞を目で追ってたらつーっと涙が出てきてびっくり。すごい良い歌だったというオチでした。

カバーですけど。↓
https://youtu.be/MRXYTfSb5wk

まさかの実写化

2016年5月29日 映画
まさかの実写化
DCコミックにはいろいろなキャラクターがいて、モブキャラも当然沢山いるんだけど、稀にキャラが立ちすぎたヘンなのが生まれて、更にそれがちょっと気に入られて藤子不二雄漫画のラーメン大好き小池さんみたいに色々な作品にゲスト出演して、それが目にとまって主演で作った映画がこれ、デスストローク=デットプール。
もうこんなのヒーローじゃなねぇよ(笑)

でもすんごい期待してます。
予告編はこんな感じ。あ、殺されてるのは警官ね(笑)

https://youtu.be/f6K6OO8f5O4

キャストの妙

2016年5月26日 映画
キャストの妙
「乱暴と待機」鑑賞

浅野忠信、美波、小池栄子、山田孝之のクズ人間賛歌。
もう好きな俳優さんが生々しくも楽しそうに演技してるのでもう(・∀・)ニヤニヤしながらみた。
小心者で優しく情念が深いくせに人の顔色うかがってちゃんと言えない、争い事が嫌いで逃げてるだけなのに嫌みに思われる.....

もうここにでてくる役者は俺のインサイド・ヘッドだ!ちょっと鳥肌立つくらい面白かったです。
さすが「腑抜けども悲しみの愛をみせろ」の本谷有希子だ。
秋葉原事件
「ぼっちゃん」鑑賞

「まほろ駅前多田便利軒」「さよなら渓谷」の大森立嗣...あ、大森南朋のあんちゃんね.....の監督作品なのと題材があの秋葉原無差別殺傷事件の犯人の犯行に至るまでを描いた映画ということですげーー期待して観た。

結果は、うーーーん.....(ーー;)

ブサイクだから彼女もいないし、友達も出来ない、仕事も派遣.....だから犯した犯行。というのが実事件のネットやニュースで得た動機である。映画もそこをフィーチャーしてるんだけど、その描写が甘すぎる。
友達居ないヤツなんか山ほどいるし、裏切られることも勘違いしてしまうことも生きていたらみんなあること。そのあたりの心の葛藤とか心情の変化とかそういうのを租借して描くのが映画であると思う。んでまた観る側が応援しちゃいたい主人公描写ってどうよ?観てて胸くそ悪くなる作り、静かでも狂気じみた作品づくりにしてこそ稀代の無差別事件を取り上げる意味が出てくるんだろうし、なにより実際の事件で亡くなった人に対するレクイエムになるんじゃないのか?
アンビリーバボーの再現ビデオかよ。

薄くて軽いつまんない映画だった。




あ、そういえば昨日誕生日でした。
OCNさんとNIFTYさんからおめでとうとメールをもらいました。
年男です。パグで言えば9歳になりました。

すずちゃん

2016年5月19日 映画
すずちゃん
「ちはやふる上の句」鑑賞。

今更ですが。だって2部作なら1部から観ないとダメじゃない。
ただ単純にすずちゃんの泣き泣きの鼻声絶叫とオロオロしてるところを(海街とか学校のカイダンとかでそんなイメージですワタクシ)愛でるためだけに行きましたが、なんのなんの、ちゃんと青春映画しててびっくりした。

展開自体はまぁ王道、幼なじみとの再会とかるた部での仲間内の心の交流と葛藤、そして恋バナといった所謂ありがちなパーツをスポ根的要素を加えて作り上げてみましたという風情だが、広瀬すずちゃんの熱量にひっぱられ、各キャストが終盤に向かって躍動感がましていくあたり、とても見事だった。

各所でみられる手を取り合ったり相手に振れるカットと競技かるた自体が札を手で取る戦いであること、作品自体が2部構成であることなどから大きなテーマが「繋いでいく」ことであるのはまぁ比較的わかりやすいんだけど、それが嫌み無い点においても王道感がでてると思う。

「心が叫びたがってるんだ」が陰側の青春映画なら「ちはやふる」は陽側の青春映画なんだろうなぁ。
で、俺は「ちはや」の方が好き。というかすずちゃんが好き。娘になってくれ。
「レッドファミリー」鑑賞

キムギドクが鼻くそほじくりながらテキトーに作った映画、という点ではポランスキーの「ゴーストライター」と同じような毛色の作品。
で、これがすごく面白いという点においても同じ。
北朝鮮の工作員の偽装家族がお隣の韓国人との付き合いで破綻していく様をコメディタッチに見せるドラマなんだけど、さすがキムギドク、シニカル感たっぷりに業を描くもんだから心に突き刺ささる。
特に脳天気な韓国人家族を見て北朝鮮偽装家族が徐々に本物の家族になっていく過程と後半、その偽装家族が娘を助ける行為は多少強引ではあるものの親としてのそれであると思う点など、家族に対する韓国人のメンタルがよくわかる一本となってる。

で、最後はその娘が.....というエピローグは外道キムギドクの本領発揮でゾクッとした。ステキ。

過去作に比べライトかつグロくないので万人にお勧めです。
人の心
「脳内ポイズンベリー」鑑賞。

30歳になるいちこは以前合コンで出会って気になってた男早乙女 亮一とばったり会う。果たして声をかけるべきか?頭の中ではネガティブな池田とポジティブな石橋が喧々囂々会議の真っ最中だった.....

ディズニーの「インサイドヘッド」少女の成長を脳内キャラクターで表し、心のや感情の機微みたいなものを見事に描いてた。かたや「脳内ポイズンベリー」そんな大層なことはなく、その瞬間瞬間の考えの変化をキャラクターで表している。

インサイド....の法はハッキリ言って傑作だ。
小さい子供に頭の中のことや人の気持ち、思いやる心の説明をするには最適の教材になりえる。
対して脳内...の方はどうか?というと、実はこれもインサイド..には及ばないものの、快作といって良いのではないだろうか?
まず素晴らしいのは吉田羊、神木隆之介をはじめとした5人の脳内キャラ。すっごく活き活き演技してるのと編集のテンポもよく気持ちよく見れた。また現実社会の真木よう子。実は個人的には大根女優だと思っていたんだが、まさかこんなハマり役があろうとは。彼女はコメディエンヌの才能があると思う。面白い顔できるんじゃないか!。

あと、シナリオ、ネタバレだから詳しくは書けないんだけど、後半いちこの決断を廻って立場上の言い方が池田と石橋が逆になっていくんだけど、あれってなんかすごい腑に落ちたシナリオだった。頭で考えてたら理論がごちゃごちゃになってなんかわからんくなる、それでも、迷ってビビって決断するんだよな。苦しい道でも。

ただ、キングボンビーみたいな感じで時折真木よう子が頭の中に出現するんだけど、あれだけよくわからんかった。感情じゃないなにか?なのか?あれはいらんかったな。

全然期待してなかったから余計に面白かった。
泣ける...ことは無かったけど何回かは声出して笑っちゃったしオススメです!

69点

深津絵里一択

2016年3月24日 映画
深津絵里一択
「寄生獣完結編」鑑賞。

前作がまぁまぁ面白かったので完結編も期待してみる。
あ、面白かったってのは、俺的コミックベスト10に入る神の原作に敬意を示し、ムダで自己満な改変をせず素直に作ってあったことと、特撮にボロが少なかったことで、期待したのは完結編もこのクオリティなら充分満足できると思ったからだ。

結論からかくと中盤部、深津絵里演じる田宮良子が死ぬシーンまではけっこう面白かったし、このシーンも深津の演技に感動すら覚えてたんだが、それからラストまではダラダラとダダ流れて終わった感があってなんか尻つぼみ。
いや、良く見たら深津のシーンにしたって違和感ある。新一越しに警官が発砲するのもおかしいし、田宮が赤ちゃんをだっこして前に進むのもおかしい。赤ちゃんに命中したらどうすんだ。新一を呼ぶか一度退散して後で渡せばよかろうに。

原作もそうだが、前編の学校殺戮事件とお母さん&田宮とのエピソード、市役所での作戦、後藤との対決、そしてエピローグと映像化しやすいシーケンスが揃ってるんだが、この作品はそれがなんかただ入ってるだけのような感じがしてあんまり深く考えられてない気がする。CGのドラえもんに似た感じだと思ってたら同じ監督でビックリ(笑)。

結局キャストに助けられた映画だな。特に深津絵里は凄かった。彼女だけは原作の田宮を超えてたと思う。
特撮のシーンは良いんだからシナリオ監督だれか付ければいいのに。ちょっと惜しかった。

50点

20年前の夢物語

2016年3月10日 映画
20年前の夢物語
「スワロウテイル」久々鑑賞。

イェンタウンに住む娼婦グリコはひとりの少女を引き取り彼女にアゲハと名付ける。イェンタウンには金を求めて世界中から難民が流れ込んでいた、そんな中、アゲハが過ってヤクザを死なせてしまう。彼の体内には一万円札の磁気データが入っていた。

岩井俊二の最高傑作だと思う。
中国語、日本語、英語入り交じる台詞はさぞや大変だっただろうと思うがそのおかげでちょいオリエンタル寄りの無国籍感が出てたし、美術もセットもそんなに予算もなかっただろうに今のCG画にはないリアル感があった。
キャストも今観たらすごいの揃ってる!CHARA、伊藤歩、 三上博史、江口洋介の主演メンバーはもちろんのこと、渡部篤郎、洞口依子に田口トモロヲとヘタなのが居ないのが凄い。そして塩見三省、山口智子、桃井かおりを端役でつかう豪華さよ。

話自体はディトピア満載の北斗の拳とかブレードランナーとかありきたりな感じもなくはないけど。良いじゃないでるか細かいことは。(笑)

CHARAの歌も良かったね。

https://youtu.be/4ZnAbwcyqZk
オスカー俳優はすごいなぁ
「博士と彼女のセオリー」鑑賞

ケンブリッジ大学で宇宙物理学を学んでいたスティーヴンは、同じ大学で文学を学んでいるジェーンと恋に落ちる。そんな中、スティーヴンは体が次第に自由に動かなくなるALSを発症する...

世界一有名なALS患者ホーキング博士の半生を描いた伝記映画。今更ながらみてみた。
オスカー受賞のエディ・レッドメインはさすがの演技。ホーキング博士を完璧に演じきった。他の俳優さんも英国らしい抑制の効いた演技画面を引き締めた。
ただ映画となると、序盤は博士を中心に話が進むも途中からは奥さん目線の話になって、授賞式の立ち上がるシーンで最高潮を迎えたと思いきやもうひと山あって結末に進むあたり、実際のホーキング博士のプライベートをなぞっているのはわかるがちょっと詰め込み過ぎな感があって、感動がとっちらかったのが惜しい。
博士と彼女とオルガン奏者の三角関係を中心に描けばよかったのに。

ちなみに実際の博士は再婚した介護士から虐待され2度目の離婚、元妻とは良好な関係を築いているもよう。
そのあたりまだご存命なんだからエンディングでご本人登場させれなかったのか?ナレーションじゃなくってさ。

55点

Macの人

2016年2月25日 映画
Macの人
「スティーブ・ジョブズ」鑑賞

「商品ではなく人柄を売れ」
商売で良く言われる常套句だがAppleのは「商品が良ければ人柄なんかくそ食らえ」。その潔さと製品の素晴らしさを知ってるのでLC630からPowerBook150、Performa3台、iMac2台、Power Mac、Macmini3台目と20年以上もAppleを使ってる。
当然AppleやSJの嫌なところもクソなところも了解してる。


そんな人でなしのSJの続編つくる必要があったのか?と思ってたら前作は原題「Jobs」今回のは「Steve Jobs」で全然別作品で今回のは伝記本を元にした映画らしい。

「Jobs」の方はSJのまさしく伝記的映画だが「Steve Jobs」はMacintosh、NeXTcube、i-MACの3製品発表の舞台裏を描いた幕舞台のような映画だった。
故に予備知識無しにこれだけを観ても人間関係がよくわからんと思う。そういう意味では不親切な映画ではあるが、おそらくダニーボイルは「Jobs」があるのと、観客はそんなことはもう解ってるもんとしてズバッと切り捨てたのだろう。そのおかげで映画としてとてもスマートになり細かい人間関係知らなくても会話劇として一級になりえたのではないだろうか。
「Steve Jobs」は「Jobs」よりもデビットフィンチャーの「The Social Network」に似てるな、どちらかというと。

60点
しかし凄い人だったんだなぁ、SJ
ジャッキー最新作
やめるやめる詐欺(笑)の成龍さんの最新作「ドラゴンブレイド」
紀元前のシルクロード西端で実際あった(といわれている)漢とローマ帝国の小競り合いをもーーーーんのすごい金をかけて作ったパジェットムービー。
キャストも豪華!
ジャッキー主演はまぁそれとしてジョン・キューザックにエイドリアン・ブロディだよ!ピアノでも弾いてくれんのかーい!(笑)

とりあえず前知識として予告編みたら....

(´・ω・`)なにこの説明臭い出来損ない........
日本版
https://youtu.be/uXWoOklZRAg

これ、売る気ないやろ。
どこじゃ!配給!!
と思ったら全然しらないインディーズでした。
んーーーー、まぁできないならしょうが無いけど、そんなら本国かハリウッドのにそのまま字幕付けた方がいいと思う。これじゃダメだ。
大好きな成龍の映画なんだから頼むよ。
ちなみに海外ではこんな感じ。

中国版
https://youtu.be/SZ2628TiTyw

ハリウッド版
https://youtu.be/kUs8tWJ0EWM

ノーカントリー

2016年2月22日 映画
ノーカントリー
久々に「ノーカントリー」鑑賞。
最近、TVドラマ版「ファーゴ」を観てようやくコーエン兄弟の魅力に気づく。思えば映画版「ファーゴ」も「ノーカントリー」も面白さというのがわかってなかったようだ。

2008年のこの日記で「ノーカントリー」についてこう書いた。

「ノーカントリー」
ハビエル・バルデム演ずる殺人者シガーの不気味さとそれを追いかけるトミー・リー・ジョーンズ演ずる保安官ベルとの追跡劇,,,,物語のストーリーの上っ面を追っかけるとそう捉えられるが、これは相対する他人との境界と思考の相違に戸惑う老保安官が感じてしまう虚無を描いたヒューマンドラマである。
「80年代にアメリカは終わってしまっていた」ということをコーエンブラザーズは言いたいのだろう。それに気付かないベルのあがき、苦悩する様がもの悲しくやるせない作品である。あんまり好きじゃないけどな(笑) 80点


違うんだな。これは相対する他人との境界と思考の相違に戸惑う老保安官が感じてしまう虚無を描いたヒューマンドラマという本筋を横に置いてハビエル・バルデムの不気味さとカットの奇抜さと美術の美しさを2時間ゆったり楽しむ映画なんだな。映画は斜めに観るというのがコーエン兄弟映画の見方。
故にアカデミーで作品賞なんか獲って「みる目がねぇなぁ」と(・∀・)ニヤニヤしてるのはイーサンとジョエルかもしれない。

年取ったからかもわからんが、趣向がかわってきてます。
007ゴールデンアイで
007ゴールデンアイで
ボールペンクルクルしてノックして爆死したハッカー役の人覚えてます?
上の画像の人です。アラン・カミング。

この人主演のゲイドラマが「チョコレートドーナツ」

ゲイカップルがネグレクトにあってるダウン症の少年をの養育権を得るため奮闘するドラマ、もう切なくてステキでよかった。
70年代のアメリカにあった偏見は実は今ようやく日本で解消されつつある。
30年遅れてるんだなぁ.....
ちょっと前の映画だがどーして知らなかったのか?というくらい心持ってかれました。
この主役のアランカミングの歌も良い。うまいってワケじゃないけど、良い。
そんな歌手いるよね。

88点

なんか最近

2016年2月19日 映画
なんか最近
韓国関連の書き込みが多いなぁ。
他意はないんだけどなんか偏っている。
ということで「鬼はさまよう」をWOWOWで鑑賞。

ソウルで女性や子どもが失踪する事件が連続発生、ベテラン刑事テスの妹スギョンも失踪していた。犯人として逮捕されたガンチョンはスギョンの行方を黙秘しつづける。そして3年が過ぎた...

原題がまんまネタバレであったり、カーアクションが単調なのと暴力がダイレクトすぎるところなんかはちょっと雑いなぁと思ったけど、犯人役のパク・ソンウンのサイコキラーっぷりが見事で良かった。
ただ、最後、主人公役のキム・サンギョン(「殺人の追憶」の二枚目さんだったのに!デブってた!!・゜・(つД`)・゜・)がとった行動には大いなる疑問がある。
あれだけ言われて殺すのをやめたあとでのあの行動。んじゃー前のシーンはいらなかったんじゃねーの?構図はまぁ格好良かったけど。
エピローグの回想シーンでバッサリ切った演出は抑揚が効いてて日本映画ぽかった。
ここは好き。

結局韓国的な情熱満載の復讐劇というにはちょっと頼りなく、かといって暴力シーンは当たりも傷の血もちゃんと見せるデリケートの無さは満載(笑)という出来で、プラマイゼロの普通のまぁ面白い映画でありました。

53点

日本産韓国映画

2016年2月15日 映画
日本産韓国映画
「新大久保物語」鑑賞。

本場韓国で夢破れた、NOBODYSのジュンQとコヌは日本で地道なオーディションを受け続けてた。それを見た芸能事務所の歌子は二人の才能を見抜きプロデュースを持ちかける。そんな中、腰の治療のため来日した天才パフォーマーセヨン、韓流おばさん相手の観光ガイドをするチェジン、夢もなく無気力に生きるインスと出会う.....

今更韓流かよ!
と思ったけど設定とか台詞をきいてたらどうやら今の韓国...つまり日本との関係がギクシャクしてる最近を描いている。
スタッフは全員日本人で内容も子供が見るそのまんまのアイドル映画ではあったが、国生さゆりとカンニング竹山がなんとか全体を支えたといった感じで最後まで憤慨することなく(笑)観ることができた。ラスト「えええええ!!!!」という展開になるんだけど、そのあたりが韓国映画っぽかった。ただその展開の中心が日本人だったのはなんか釈然としない。これでは反日を煽ってる!とかいうバカに絶好の口実を与えてるだけじゃないか?
在日でも韓国人でもいいからストレンジャー同士が他国でひっそりと事件を起こす...そしてそれは主役の人達は知らない.....というくらいの抑制があった方が渋かったのに。

あと主演のMYNAME、韓国アイドルらしい。韓国の男子はみんなこんな感じで違いがわかりませんが、まぁヘタではなかった。日本人アイドルよりかは確実に巧いと思う。
で、面白いかどうかと問われれば、GyaOでタダ見だから文句はないよ!といった感じかしら?

50点
はやくも本年度ナンバーワン
「恋人たち」鑑賞

ある理不尽な事情に振り回されるアツシ。家庭不和の中、オタク道に逃避する主婦瞳子。同性愛をひた隠しにして悩むエリート弁護士四ノ宮。この3人はそれぞれの人生にもがき苦しんでいた...


絶望って味わったことあります?
俺はあります。その時はホントに逃げ道なんかなくっていつ潰されてのおかしくない状態で、「もう死んだ方が楽だなぁ」とか心の片隅にずっとあったけど状況がそれを考えることも許してくれなくて、恨みと嫉みと惨めさで一杯になって、日々ただ奔走する毎日。....みたいな感じ。

でも生きてるってことは、なにかしらのきっかけで上抜いたんだろう。もうその時の心情も忘れてしまったけど。

....というような、忘れたはずの過去の自分の一番ダークな部分をフラッシュバックさせた映画でした。もう号泣。(笑)

道徳と法律と人情(愛情)の一直線上に人は生きてるんだな。

監督の橋口亮輔はゲイであることを公言している。
前作の「ゼンタイ」でもそうだったがマイノリティに対する優しい肯定感がとても心地よい。今作も内容自体はとても重いんだけど、そんななかでも「きっとなんとかなるよ」と言ってくれてる気がしてホントなんか有難かった。
いや、べつにゲイではないんだけどさ(笑)。

これ以上の映画が出てくるか心配な作品。

89点

Amazonプライムで過去作無料見放題なんで暇なときPCやiPhoneで観てるが、やっぱり時代を感じる。
ティモシー・ダルトンやピアース・ブロスナンの80〜90年代は車もファッションも古いなぁと思うけど、ショーン・コネリー、ロジャー・ムーアの60〜70年代のは一周まわって格好イイもんなぁ。
とくに「ロシアより愛を込めて」のOPは今観てもすげぇオシャレ。

あと、敵役とロケーションが時代を反映してて良い。
「007は二度死ぬ」の日本ロケなんか高度経済成長を感じることができるし、敵が共産主義からテロリストに変化していく様はそのまま世界情勢を反映してると言える。
「スカイフォール」の舞台が中国なのはつまりはそういうことなんでしょう。
あ、あと、「スペクター」の舞台タンジールは過去作でいくつか舞台になってましたよ。「リビングデイライツ」と...あとなんだっけかな?タンジールはボーンシリーズやMIシリーズの舞台にもなってます。スパイが集まる都市ですな(笑)。


で、通して観たらやっぱり007のフォーマットは結構強力な縛りとしてあるのな。
唯一製作が違う「ネバーセイ・ネバーアゲイン 」の違和感の凄いこと凄いこと。

このフォーマットをリライトし続けていくのがダブルオーなのでやっぱり一番面白いのはダニエル・クレイグ版だな。
次回作からは新しいボンドになるそうなんで楽しみではある。
今度はコメディマシマシ希望。

DOGLEGS

2016年1月28日 映画
DOGLEGS
タイトルの「DOGLEGS」は障害者のスラング。
そして障害者プロレス団体の名称である。

このドッグレッグスの5年を追ったドキュメンタリームービーがこれだ。

https://youtu.be/OG4YoJfRcYw

障害者のプロレスというと眉をしかめる向きもあるかもしれないが、プロレスがそうであるように、ショーでありリアルなエンターテイメントとしてとても(不謹慎な言い方だが)とても楽しめる作品となっている。
そして自分の中で勝手に自分で作ってる健常と障害の境に恥ずかしく.....ならず、ただ羨ましく思うのだ。線引きされた側の人が敢えて線の”線引きした側”で戦って凄いパフォーマンスをやってのける。「すげぇ!!!格好イイ!!」と。

これから随時全国されますので暇な人は劇場で。
とりあえず今年ナンバーワン。

70点

貞子3D2 2Dバージョン
Amazonプライムで鑑賞

え!2なの?3なの???    



な作品。
もう恐くなくなってるもんなぁ(^_^;)
金払ってはみたくない(笑)

1 2 3 4 5 6 7 8 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索