「さよなら」と言われてからしばらく
普通の友達になろうというのがムダな努力とわかりかけてきたとき
おもむろに昔の呼び名で電話かけてきて
「飲みに行こう」と
以前に戻った錯覚に陥った俺は
それはもう楽しくて
いつもの店でいつもの酒を二人して飲んで
やっぱりホテルに行って
身体が二人の関係を思い出してくれるはず
なんて
全身全霊をかけて悦ばせて
実際彼女はあの時のように
濡れて
喘いで
乱れて
くれたんだけど
当然その時だけの関係で
彼女は切ってた携帯の電源を入れ直して
「ありがと」と車を降りたんだ
「もう一度やり直せるかな」
と
言ってしまうと格好悪いから
「今日のは貸しにしとくわ」
って言ったら
にこりと笑って
「借り一本?」
って言うお前がすごくいいオンナに見えちゃって
「ばか、3回イッタから貸し三本、です」
って
二人で笑って別れたけど
その貸しが
俺を生かせてくれてて
でも縛り付けてるのを
お前は知らないだろーなー
普通の友達になろうというのがムダな努力とわかりかけてきたとき
おもむろに昔の呼び名で電話かけてきて
「飲みに行こう」と
以前に戻った錯覚に陥った俺は
それはもう楽しくて
いつもの店でいつもの酒を二人して飲んで
やっぱりホテルに行って
身体が二人の関係を思い出してくれるはず
なんて
全身全霊をかけて悦ばせて
実際彼女はあの時のように
濡れて
喘いで
乱れて
くれたんだけど
当然その時だけの関係で
彼女は切ってた携帯の電源を入れ直して
「ありがと」と車を降りたんだ
「もう一度やり直せるかな」
と
言ってしまうと格好悪いから
「今日のは貸しにしとくわ」
って言ったら
にこりと笑って
「借り一本?」
って言うお前がすごくいいオンナに見えちゃって
「ばか、3回イッタから貸し三本、です」
って
二人で笑って別れたけど
その貸しが
俺を生かせてくれてて
でも縛り付けてるのを
お前は知らないだろーなー