男女間では友情は存在しない
というのが俺の持論である。

俺よりデキる女性はまぁ尊敬の対象になる。しかしそれは「友情」とは言えないだろう。ましてや目の前の人が美しく可憐な女性だとしたら、とりあえず「友情」とは違った感情が芽生えないとオスとしてダメな気がする。
そういう感情が芽生えない女性は、イコール女性としての魅力に欠け、眼中無いよ、ということになる。それをやんわり言った関係を異性間の友情と置き換えてる気がする。ま、俺の場合は、という限定付きだけど。

さて、大晦日の22時、俺はそんな異性の友人(笑)と二人きりでファミレスにいた。
そこでうんざりしながら生搾りレモンサワーをあおっていたのだが、なぜこんな事態になったのか?
話は先月初頭に遡る。

仲良くしてる後輩から合コンの誘いの電話があった。今晩だという。
突発的な合コンの誘いは男女の数合わせ、または割り勘要員だとはわかっていたが、後輩には遊んでもらってるし、切羽詰まったお願いだったので受けた。
行ってみると女の子3人の男5人。後輩はいろんな連中に声をかけてたようだ。浜乙女さんも安くみられたものだ、と帰ろうと思ったがそこに異性の友人Zちゃんがいた。
Zちゃんは俺らがよく行く会社の居酒屋の元従業員、30そこそこで容姿も悪くないのだが、話が長い。そのくせ「私は〜」と自分の話しかしないので、とても苦痛なのだ。
「うわぁ」と思ったが、その場は人数も多かったのでつつがなく過ぎた。
一次会終了後、次を狙うハンターと子羊どもは二次会に流れていったが、義理を果たした俺はそのまま帰路につく。そこに一本の電話が。
「!Σ(;´△`)」 Zちゃんである。
とりあえず見なかったことにして(笑)タクシーに乗ったときメールが。
「今日はご馳走様でした」
ほほぅ、随分と殊勝なメールだなと思い、「こちらこそ。今日は静かだったね(笑)」とレス。5秒後くらいにZちゃんから電話が鳴る。しまった!引っかかった(ーー;)。
しょーがないので出たらそこから延々とZちゃんの愚痴聞きタイムが続いた。
タクシーはとうの昔に自宅に着くも、やましいことはないとはいえ、女性と電話しながら家の中に入るワケにもいかず、車の中でずっと話を聞いた。
いいかげんウザくなってきたので「今日はご馳走したからまたおごってね」と心にもない約束をして電話から逃げた。

そんなことも忘れていた大晦日、Zちゃんからメールがあった。
Z「今日は仕事?」
浜「仕事でーす」
Z「いつ終わるの?」
イヤな予感がしたのでウソをつく(笑)
浜「22時くらいじゃない?」
Z「ちょうど良かった。こっちもそれくらいに仕事終わるからごはん食べにいこう」

(´д`)エーーーーーーーーーーー
なんで大晦日に....異性の友達と....(笑)
ま、酒飲んで寝てたことにしようと(外道←俺)テキトーに話し合わせておいた。

22時に終わる仕事が思いの外速く仕上がって21時前には自宅に着くことができた。
年越しそばを食べ、横になりながらテレビなんぞを見てると電話がなった。
画面を見てみるとZちゃんである。

「げっ!」と思ったので出ないでおこうとしたが隣で嫁さんがテレビを見てる。
ケータイが鳴ってゲッと思った旦那がその電話に出ない、というシチュエーションはどう考えても怪しい。そう思われるのも面倒なんで出た。
でも声が女性だとわかるとややこしいことになると思い部屋の外に。

....ってそっちの方が怪しいじゃんよ!
と出てから気付く。(笑)

Z「あ、仕事終わったけどどうする?」
浜「えーともう家なんだよね」
Z「そうなんだー」
浜「そう、もう飲んでるし、車の運転無理っぽいよ」

ここまで言えば諦めてくれるだろうと思ったが、
Z「じゃ、迎えにいくよ。近所にファミレスあったでしょ?そこでごはん食べよう」
異性の友人は許してくれなかった(T^T)クゥー。
まぁでもファミレスだったらそんな時間もとられないだろうとOKの返事を出すが、良く考えてみると、大晦日の、こんな夜に突然の電話で出て行く旦那ってのもなんか裏があるっぽく見えると思ったので、とりあえず後輩と飲みに行くという言い訳を考えて家を出た。彼女に対してもこんな腐った言い訳使ったこと無かったのに....・゜・(つД`)・゜・

10分ほどしてZちゃんと合流、徒歩10分のファミレスに向かう。
Zちゃんは酒を一滴も飲むことが出来ない。その代わり痩せの大食いですげーー食う。
ま、おごりなんだから気にせず俺もドリンクバーを頼んだ。そこでハタと気付く。
あ、俺後輩と飲みに行くって言ったんだった。シラフで帰るとマズいなぁ
と思い急きょ生搾りレモンサワーに変更。
ここから先はZちゃんの独壇場である。俺の発した言葉は

へ〜
ふ〜ん
そうなんだぁ
マジで?

これくらいなもん。あとはずっとZちゃんが話してた。たまに話題にかみついても
「あ、そう。でもさ、●●じゃない?私この前......」
と自分の話に持って行く。相手の話を聞くのが好きな人もいるだろうが、俺は苦手である。特に自分に全く興味がない話題だと苦痛以外の何ものでもない。
23時半を過ぎた頃、ウェイターのお兄さんがラストオーダーを告げに来た。
ラッキー!終了が決まっているなら我慢もできる!(笑)
苦痛の30分が終わってお客さんが帰りはじめる。しかしZちゃん止めようとしない。
看板の電気が消え、調味料や椅子を片付けはじめる店員さん。いつもなら客商売舐めてんなぁと思うが今日は違う。

浜「そろそろ閉店みたいだよ」
と告げるものの、まだ続ける。Zちゃん、君のパワーはどこから来る!(T^T)
もう最後は痺れを切らして俺が伝票を持って立ち上がった。
結局おごるハメに。でも、はやくこの場から解放して欲しかったのよ〜〜〜〜

帰りしな時計を見ると0時30分。Zちゃんと新年の挨拶をしてわかれた。
うちに帰ると嫁さんはまだ起きてて「早かったねー」とか言う。
やましい事はなにもしてないものの、ちょっとビビッた俺でした。

ハッキリ言わない俺が悪いのは重々承知だが、ハッキリ言うほどの事もされてない。
Zちゃんといると蛇ににらまれた蛙状態になるのだ。これからは完全スルーで対応しようと思う。(笑)

あー疲れた。

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