先般お亡くなりになったカモちゃんの遺稿を読む。
http://www.ozmall.co.jp/entertainment/kamo2/vol15/

なんで会ったこともないロクデナシの死がこんなにも心に突き刺さるのか?
多くの人が持つ説明不能なこの感覚を俺も当然のように持ち、ワケわからん涙を流す。お別れの会にもいけない俺は香典代わりに本を買った。

帯は俺の人生の師匠であるリリーさんの文字で「なんだかんだあっても幸せな男」とあり、それみてまた涙する。
内容は自身が吐血して倒れてアル中病棟に入院してからガンが見つかって専門の病院に転院するまでの話である。フィクションとあるがほぼ実話の私小説だろう。ページ数の割りに内容は薄いし構成がヘタクソだが簡素な文章で読みやすい。でも俺はなんども中断しページを閉じる。読了したくなかったのだ。

中に出てくるサイバラさんはほんっとに天使のようにステキで男気があった。元嫁をこんな風に書けるなんざカモちゃん、カワイイやつめ。
きっとこういう憎めないところがよかったんだろうね。

「アジアパー伝」も文庫化したのであらためて買おうと思う。
安らかに。カモちゃん。

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