あーあ、な映画というもの
2007年4月2日 映画 コメント (2)
今日もヘマばっかりののび太は魔法が使える世の中に憧れ、もしもボックスで科学と魔法を入れ替え魔法の世界を創造する。でもダメなのび太はその世界でもオチこぼれ。やがて、のび太は美夜子とその父である満月牧師に出会うのだった。
....だぁ！長ぇよ！タイトル。
まずそこで軽く引く。
で、感想は....
良くはできてるけど......(ーー;)
であった。
新生ドラえもんの第一弾「のび太の恐竜」は「新しく良いものを作る」という志の高さが光ったのと、その志のベクトルが劇中で見せるのび太の成長と上手にシンクロすることができたため類い希なるリメイクの良作となりえたのだ。
http://diarynote.jp/d/38325/20060816 参照
しかしこの「のび太の恐竜」以外の劇場作品はのび太の成長を大きなテーマとはしていない。多くはインディー・ジョーンズ的な冒険活劇であったりF先生お得意のSFであったりする。
今回のスタッフの根本的で決定的な勘違いは「のび太の恐竜」で喝采を浴びたパターンをそのまま「のび太の魔界大冒険」に当てはめたとこである。藤子F不二雄の真骨頂であるパラレルワールドネタ....石像の伏線や魔界と現代の矛盾を処理する整合性や出来杉君に言わせる科学と魔法の違いなど.....を蔑ろにしてこの傑作を無理矢理感動作に仕立て上げようとしているところが腹立つ。
何度も言うようだが、俺は「のび太の恐竜2006」は評価している。お涙頂戴も嫌いではない（ちゅーか好き）。「のび太の結婚前夜」や「帰ってきたドラえもん」はもう号泣しながら観る(笑)。
ただ、F先生がどういう思いで原作を書いたか？という部分を酌んでないドラえもんはもはやドラえもんではないのだ。
感動が欲しいなら「海底鬼岩城」をリメイクしたらいいじゃん。なんで「魔界大冒険」なのよ？あれか？小学館のマーケティング調査の結果ってやつか？作品性に感動をプラスして売り上げ倍増ってか？
キー(｀皿´)
二作目でもうボロ出た...・゜・（つД｀）・゜・。
なんか余計ムカついてきたから49点
