酸っぱいエコ映画というもの
2007年4月10日 映画 コメント (3)
「ハッピーフィート」鑑賞
南極、冬。一組のコウテイペンギン夫婦にマンブルという名の子どもが産まれる。コウテイペンギンは自分だけの心の歌を見つけてハートを伝えるのだがマンブルは歌が歌えない。かわりに勝手にタップを踏んでしまうのだ。これをみた大人たちはマンブルを厄介者扱いするのだった....
(ネタバレ&罵倒を含みますのでこれから観ようという方は下、見ない方がいいです)
えーと.......
映画ドラえもんのダメな部分をかき集めたクズのような作品。
あいや失礼、つい本音が。(笑)
「ハッピーフィート」、これほど納得できない映画も久方ぶりである。
まず産まれてから旅立つまでのシーンと後半の展開に差がありすぎる点である。テーマが全くズレてきている上に伏線もなんもないので観客はおいてけぼりなのだ。
仮に制作者の意図が地球環境への警笛とするなら、展開が急で強引すぎるし、なにより前半のマンブルを障害児として描く必要性がない。
「ベイブ」のときも気になったがこれを作ったジョージ・ミラーという男は自分より下の者に対する憐れみを感動の元としているきらいがあるように思う。
環境問題も一緒だ。
タップを踏んだら感動してペンギンに人間が合わせて魚が増えてハッピーエンドってなんだ?その冗談は。ピースボートの馬鹿たれ共と良く似た思考の安っぽいヒューマニズムに虫唾が走る。それでいて親子愛の落とし前は全く着いてない。なんだ?あの独りよがりな父母は?!
「家族3人で追放される」ならまだわかるが、親に捨てられたマンブルがそれをトラウマとしないなんて子ども向けの物語として絶対間違ってる。
安直な環境保護活動。自分さえよければ良いといった感覚は今更俺が書くことではないが、それは人としてとても恥ずかしい思考・行動である。そういう”恥”というの部分がこの映画には欠けている。これでは子どもには観せられない。
イデオロギーはない、バカバカしいSF映画として作ったならまだ許そう。でもそれなら「マッドマックス3/サンダードーム」の方がしゃれっ気があったと思うがどうよ?
20点
南極、冬。一組のコウテイペンギン夫婦にマンブルという名の子どもが産まれる。コウテイペンギンは自分だけの心の歌を見つけてハートを伝えるのだがマンブルは歌が歌えない。かわりに勝手にタップを踏んでしまうのだ。これをみた大人たちはマンブルを厄介者扱いするのだった....
(ネタバレ&罵倒を含みますのでこれから観ようという方は下、見ない方がいいです)
えーと.......
映画ドラえもんのダメな部分をかき集めたクズのような作品。
あいや失礼、つい本音が。(笑)
「ハッピーフィート」、これほど納得できない映画も久方ぶりである。
まず産まれてから旅立つまでのシーンと後半の展開に差がありすぎる点である。テーマが全くズレてきている上に伏線もなんもないので観客はおいてけぼりなのだ。
仮に制作者の意図が地球環境への警笛とするなら、展開が急で強引すぎるし、なにより前半のマンブルを障害児として描く必要性がない。
「ベイブ」のときも気になったがこれを作ったジョージ・ミラーという男は自分より下の者に対する憐れみを感動の元としているきらいがあるように思う。
環境問題も一緒だ。
タップを踏んだら感動してペンギンに人間が合わせて魚が増えてハッピーエンドってなんだ?その冗談は。ピースボートの馬鹿たれ共と良く似た思考の安っぽいヒューマニズムに虫唾が走る。それでいて親子愛の落とし前は全く着いてない。なんだ?あの独りよがりな父母は?!
「家族3人で追放される」ならまだわかるが、親に捨てられたマンブルがそれをトラウマとしないなんて子ども向けの物語として絶対間違ってる。
安直な環境保護活動。自分さえよければ良いといった感覚は今更俺が書くことではないが、それは人としてとても恥ずかしい思考・行動である。そういう”恥”というの部分がこの映画には欠けている。これでは子どもには観せられない。
イデオロギーはない、バカバカしいSF映画として作ったならまだ許そう。でもそれなら「マッドマックス3/サンダードーム」の方がしゃれっ気があったと思うがどうよ?
20点