スピルバーグは子どもの持っている玩具のトランスフォーマーをいじって夢中になりこの映画を企画したそうだ。

「トランスフォーマー」

遠い星からやってきたデストロンとそれらを追撃するサイバトロンはそれぞれ様々な機械製品にトランスフォームして地球に潜伏していた。やがてデストロンは地球征服の手始めに軍を襲いはじめるのだった....

まずスピルバーグよ、あなたのいじったその玩具はホントに映画のように変形したかを確認してもらいたい。
ゲッターロボの時代のアニメじゃないんだからいくらなんでも好き放題しすぎだろ。変形シーンは日本人のスタッフの山口圭二が関わったらしいが、ロボット変形に関してはアニメ畑が一日の長がある。LIMはバンダイのガンプラ担当者をオブザーバーとして招聘するべきであった。

あとマイケル・ベイ、いつものごとく汗まみれ泥まみれの表情に割りに全体からただよう無臭感は健在だが(←褒めてません)けれん味がないっつーかこぢんまりしてるっつーか、どーにもスカッとしない。
いや、俺がマイケル・ベイ作品全般が嫌いってのがあるがそれを差し引いても「アルマゲドン」や「パール・ハーバー」のバカ作品だけれども有無を言わさない大見得が切れてないと思う。
年とったのか飽きたのかわからんがそこがちょっと寂しかった。
 
 
作品的には可もなく不可もなくってとこか。
アメリカでは相当受けたらしいが、この映画の真の目的は”実戦配備間もない新型機や新兵器が所狭しと活躍することで戦争への抵抗を減らし、観た子どもが大人になって兵役に来やすいよう洗脳する”ためだ。人材確保&商売だから軍や企業はこの映画に積極的に協力するのだな。アメリカのこういうところはGHQの時代からなんにも変わってないってことを心に置いておかねばならんだろう。
とはいうものの、V-22もF-22も導入されない日本では小さなお子さんを騙すこともできないからまぁそんなに売れないだろう。
玩具としてのトランスフォーマーも、ハッキリいってかっこわるいし。(笑)

50点

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