本年度最低映画というもの
俺は今までリュック・ベッソンのことをボロクソに書いた。

http://diarynote.jp/d/38325/20060617
http://diarynote.jp/d/38325/20040314
↑このあたり

しかし、それでも彼の作品は観続けた。
それもこれも「グランブルー」と「レオン」があったからである。
いつかは復活してくれる....
いつかは本気出して映画を作ってくれる......

そう信じつつドキドキしながら鑑賞し、もれなくガックリして劇場から出てくる。
そんな自虐的な鑑賞も、もう出来ないのか...と思うとちょっと寂しい。
 
 

「アーサーとミニモイの不思議な国」

フランス産のファンタジーCGアニメーション映画である。
彼はこの作品を最後に引退宣言をした。

「レオン」を作った監督の最後の作品.....
というにはあまりにもお粗末。
まずベッソンらしさがかけらも感じられない。

子ども向け作品である以上、バイオレンスもお色気もギャグも抑えたのはまぁわかる。でもフランス人としての誇りを忘れちゃいけない。
あれだけくだらない「タクシー」シリーズの主役マシンが(決して早いとはいえない)プジョーなのはどうしてだ?無名だけど面白いフランスの俳優を使ってたのはどうしてだ?
アニメーションならアメリカより上だろう?フランス人。話の筋書きがやキャラクター造詣までがピクサーってなんだそれは?
フランス人が持ってたはずの「お前ら(アメリカ)とは違うよ」というリベラルさはどこいった?

ただ絵がきれいなだけのカス作品、それが俺の大好きなベッソンだったのかと思うとただただ哀しい。こんなんだったら「タクシー4」のほうが笑えるだけなんぼかマシである。

試写で途中退席ははじめてだった。

さよならベッソン

1点

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