「007/慰めの報酬」観賞

愛する彼女を殺されたボンドは黒幕の一味であるミスターホワイトを捕らえる。しかしホワイトはMI6に潜入したスパイに殺されてしまうのだった。その後の調査でホワイトの背後に大きな組織の存在を掴んだボンドはハイチに向かう....
 

前作「カジノ・ロワイアル」からの続編ということで毛色は一緒。最近流行りの細かいカットワークのカメラとスピーディーな展開は007というよりボーンシリーズといった感じ。遊びの少ない本格的なアクションは賛否が分かれると思うが、007シリーズの序譚として描かれてるので、ボンドマティーニの由来やピロートーク好きのきっかけにサラッと触れてるあたりはニヤリとさせられるし、超有名なガンバレル・シークエンスも上手に導入されてて好感。加えて往年を彷彿とさせる「慰めの報酬」って邦題が秀逸ではないか。ボンドガールのオルガ・キュリレンコもかわいくて良い。

欠点があるとすれば前述したカメラワークが忙しすぎて食傷ぎみになることと、完全な続編なので「カジノロワイアル」を観てないとなにがなんだがわからん点だ。「カジノ・ロワイアル2/慰めの報酬」にすればよかったのに。

ダニエル・クレイグはもう完全にボンドになった。007シリーズのプロローグとしてはとても良くできたと思われる。
次作は「ドクター・ノオ」か「ロシアより愛をこめて」のリメイク希望。

68点

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