「テイラー・オブ・パナマ」観賞

女性問題で失脚した英国諜報員アンディはパナマにおける運河にまつわる謀略の調査を命じられる。そこで地元テイラーの主人ハリーに出会うのだった.....

主演がピアーズ・ブロスナンで役が手癖の悪いMI6の諜報員という、007に真っ向勝負を挑んだ作品と思いきや本当にただの悪党諜報員でしかもまんまと逃げ帰るわ、一般テイラーが奥さんに隠れて正義の味方になることでヘンに奥さんに誤解されるプロットは「トゥルーライズ」を彷彿とさせる(共演のジェイミー・リー・カーティスは本編でシュワちゃんとからんでたな)ものの、アクションと呼ばれるアクションはひとつも無いわで、盛り上がった気持ちの落としどころが見つからない映画である。

パナマ、ノリエガ、ジョージ・ブッシュと固有名詞が出てくる点で60年代後半からの米国外交政策のしょーもなさをしっかり描かれてるし、大筋の骨格はしっかりしているので素直に作ればよかったのに。
ブロスナン絡みのミスディレクションが狙いすぎで外したな。

土曜の午後のテレビ映画としては及第点。俺も深夜放送で観た。

50点

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