笑っちゃったりしたりした映画というもの
2006年1月21日 映画
ダンッ!ドンッ!ダンッ!ドン!ドーーーーン
ぱららららぁ〜〜〜〜〜〜 ちゃららぁ〜〜〜〜〜〜〜
じゅわぁ〜〜〜〜〜〜ん♪
さて、なんの音楽でしょうか?
はい、正解。ゴールデンハーベスト映画のオープニングですね。
最後の”じゅわぁ〜〜〜〜〜〜ん”がビミョーに不安定な音になったりして、安物感全開バリバリ。
あの音楽を聞くと30代〜40代の青少年のうち、ある者はヌンチャクを振り回し、ある者は腕を蛇のようにくねらせ、またある者は動いてる車に飛び移る傾向があるらしい。
そんな中、一部の者は早口で「○○しちゃったりしてぇ〜〜〜」と奇声を発する場合がある。そんな連中は十中八九この映画にハマってたに違いない。
「Mr.Boo! ミスター・ブー」
香港のコメディアン、マイケル・ホイとその弟リッキーとサミュエルの3兄弟が繰り広げるドタバタコメディ。日本の70年代コメディ(ドリフや欽ちゃん)のエッセンスを取り込みつつも元来あった京劇のギャグセンスを全面に押し出した喜劇である。
日本公開は78年、それから新シリーズを含め8作公開されたが、実は本場ではシリーズではなく、マイケル・ホイプレゼンツの別作品である。
故に設定は異なるが、ヌルいギャグセンスとご都合主義の展開はまぁどれも似たようなもんだ。(笑)
ところでこのシリーズは台詞を広東語で喋っている。以前の香港映画はどの地方の映画でも北京語を使っていた。これは吉本新喜劇を標準語で作ってたようなもんで、マイケルあたりはとても違和感があったらしい。香港人の密かな抵抗ともとれるが、このムーブメントはそれ以降の香港映画をがらりと変え、広東語一色となるのだ。
そういうところに先鞭をつけたマイケルの偉業は書いておかねばなるまい。
もうひとつ、日本で「Mr.Boo!」が売れた理由は他にもある。
マイケルには悪いが、吹き替えが抜群に良かったのだ。
そう!広川太一郎氏の存在こそ、「Mr.Boo!」のヒットの要因である。
彼の存在とアドリブがなかったらこの映画はこれほどまで売れなかったと断言できる。
逃げるマイケルがサミュエルに向かって言う台詞
「おい!早く降りろ!この馬の駆け足!!」
「え?なんて?」
「パカパカパカって意味だ」
↑こんなセンスは翻訳者にはない。広川氏だからこそ出てくるギャグだ。
その他、語尾の変化やくそまじめにボケるところなど、全編に散りばめられた広川ワールドはそのほとんどがアドリブだと言うから恐れ入る。
DVD発売のおかげでその広川版「Mr.Boo!」(ギャンブル大将とインベーダー大作戦含む3作)を拝見することができる。良い世の中になったものだ。(ノ_・。)....
ちなみに「Mr.Boo!」ではサミュエルとリッキーの吹き替えをツービートが担当している。やんちゃなタケシの張りのある声も是非堪能していただきたい。
60点
ゴールデンハーベスト社についてはこちら
http://diarynote.jp/d/38325/20050502
ぱららららぁ〜〜〜〜〜〜 ちゃららぁ〜〜〜〜〜〜〜
じゅわぁ〜〜〜〜〜〜ん♪
さて、なんの音楽でしょうか?
はい、正解。ゴールデンハーベスト映画のオープニングですね。
最後の”じゅわぁ〜〜〜〜〜〜ん”がビミョーに不安定な音になったりして、安物感全開バリバリ。
あの音楽を聞くと30代〜40代の青少年のうち、ある者はヌンチャクを振り回し、ある者は腕を蛇のようにくねらせ、またある者は動いてる車に飛び移る傾向があるらしい。
そんな中、一部の者は早口で「○○しちゃったりしてぇ〜〜〜」と奇声を発する場合がある。そんな連中は十中八九この映画にハマってたに違いない。
「Mr.Boo! ミスター・ブー」
香港のコメディアン、マイケル・ホイとその弟リッキーとサミュエルの3兄弟が繰り広げるドタバタコメディ。日本の70年代コメディ(ドリフや欽ちゃん)のエッセンスを取り込みつつも元来あった京劇のギャグセンスを全面に押し出した喜劇である。
日本公開は78年、それから新シリーズを含め8作公開されたが、実は本場ではシリーズではなく、マイケル・ホイプレゼンツの別作品である。
故に設定は異なるが、ヌルいギャグセンスとご都合主義の展開はまぁどれも似たようなもんだ。(笑)
ところでこのシリーズは台詞を広東語で喋っている。以前の香港映画はどの地方の映画でも北京語を使っていた。これは吉本新喜劇を標準語で作ってたようなもんで、マイケルあたりはとても違和感があったらしい。香港人の密かな抵抗ともとれるが、このムーブメントはそれ以降の香港映画をがらりと変え、広東語一色となるのだ。
そういうところに先鞭をつけたマイケルの偉業は書いておかねばなるまい。
もうひとつ、日本で「Mr.Boo!」が売れた理由は他にもある。
マイケルには悪いが、吹き替えが抜群に良かったのだ。
そう!広川太一郎氏の存在こそ、「Mr.Boo!」のヒットの要因である。
彼の存在とアドリブがなかったらこの映画はこれほどまで売れなかったと断言できる。
逃げるマイケルがサミュエルに向かって言う台詞
「おい!早く降りろ!この馬の駆け足!!」
「え?なんて?」
「パカパカパカって意味だ」
↑こんなセンスは翻訳者にはない。広川氏だからこそ出てくるギャグだ。
その他、語尾の変化やくそまじめにボケるところなど、全編に散りばめられた広川ワールドはそのほとんどがアドリブだと言うから恐れ入る。
DVD発売のおかげでその広川版「Mr.Boo!」(ギャンブル大将とインベーダー大作戦含む3作)を拝見することができる。良い世の中になったものだ。(ノ_・。)....
ちなみに「Mr.Boo!」ではサミュエルとリッキーの吹き替えをツービートが担当している。やんちゃなタケシの張りのある声も是非堪能していただきたい。
60点
ゴールデンハーベスト社についてはこちら
http://diarynote.jp/d/38325/20050502
雪道の歩き方というもの
2006年1月22日 日常
昨日今日と晴天が続いている。
代わって太平洋側が雪らしい。「降雪10センチ」と可愛らしい数字が叫ばれるが本当に怖いのは最低気温である。その雪が溶け、冷えてアイスバーンになったときが怖い。
一見濡れた路面にしか見えないが実は凍っている..というシチュエーションは夜間はまだ注意して走るけれど、通勤時間なんぞは朝日が当たる箇所は溶けてるけど日陰はまだ氷というまだら現象のせいでうっかりしてると「( ゜_゜;)!」てな事態に遭遇する可能性がある。
こんな事故を回避するためには一度車を降りて路面の状態を確かめるという方法が一番確実なのだが、いちいちそんなことをしてられないという方もいらっしゃることだろう。
そんなときは一度思い切りブレーキを踏んでみるという確認法がある。少しでもズルっといったらアイスバーンだってことだ。注意すべきは確認時にスピードを出さないことと、周りに車がないこと。ま、当たり前だが。
あと、雪国の連中が太平洋側の人を見てどうにも解せないのが積雪時の履き物にとても無頓着なことである。革靴なんか履いて雪道を歩くなんて転んで当然だ。
長靴がベストだが、最低でもスノーシューズやスノーブーツは用意してもらいたい。ホームセンターに行けば2、3千円で購入できるはずだ。
「歩き方が悪い」としたり顔で言うやつもいるが、スニーカーでアイスバーンを歩けば普通コケます。
画像はマイブーツ。
かわいくてお気に入り(はあと)
代わって太平洋側が雪らしい。「降雪10センチ」と可愛らしい数字が叫ばれるが本当に怖いのは最低気温である。その雪が溶け、冷えてアイスバーンになったときが怖い。
一見濡れた路面にしか見えないが実は凍っている..というシチュエーションは夜間はまだ注意して走るけれど、通勤時間なんぞは朝日が当たる箇所は溶けてるけど日陰はまだ氷というまだら現象のせいでうっかりしてると「( ゜_゜;)!」てな事態に遭遇する可能性がある。
こんな事故を回避するためには一度車を降りて路面の状態を確かめるという方法が一番確実なのだが、いちいちそんなことをしてられないという方もいらっしゃることだろう。
そんなときは一度思い切りブレーキを踏んでみるという確認法がある。少しでもズルっといったらアイスバーンだってことだ。注意すべきは確認時にスピードを出さないことと、周りに車がないこと。ま、当たり前だが。
あと、雪国の連中が太平洋側の人を見てどうにも解せないのが積雪時の履き物にとても無頓着なことである。革靴なんか履いて雪道を歩くなんて転んで当然だ。
長靴がベストだが、最低でもスノーシューズやスノーブーツは用意してもらいたい。ホームセンターに行けば2、3千円で購入できるはずだ。
「歩き方が悪い」としたり顔で言うやつもいるが、スニーカーでアイスバーンを歩けば普通コケます。
画像はマイブーツ。
かわいくてお気に入り(はあと)
またまた降雪というもの(フィルタ版)
2006年1月23日 日常 コメント (4)昨日、関東の方々の歩き方に対していちゃもんをつけたバチが当たったのか、本日北陸は風雪がすごい、なんちゃって!
特有のボタ雪の上に風が強いからアンテナや車に着雪し、ワイパーもすぐ凍って前が見えにくい、とか言っちゃってみたりするんだなぁ、この、幸せモノぉ! 運転は注意しないとなぁ、なんてさ!
そんなおり、うちの井戸のポンプがぶっ壊れたんだってば!
ポンプが壊れると水が上がってクレナイ、夕焼け小やけ……、なんてさ! ということは融雪ホースも使えないってことで、雪かきが大変であるもんであるからしてアランフェス協奏曲!
昨年末の大雪で年が明けると穏やかになる、と言った気象庁は先ほど長期予報をば改め2月も大雪と訂正した、とか何とか言っちゃってみたりしてぇ! もうほんと勘弁してくれよーーー 、なんちゃって
!
********************
上記は広川太一郎変換フィルタを通して書いた文章である。
面白い(笑) ありがとうございます!リオ師匠!!
http://www.keddy.gr.jp/~eigamichi/dic/hiro.cgi
特有のボタ雪の上に風が強いからアンテナや車に着雪し、ワイパーもすぐ凍って前が見えにくい、とか言っちゃってみたりするんだなぁ、この、幸せモノぉ! 運転は注意しないとなぁ、なんてさ!
そんなおり、うちの井戸のポンプがぶっ壊れたんだってば!
ポンプが壊れると水が上がってクレナイ、夕焼け小やけ……、なんてさ! ということは融雪ホースも使えないってことで、雪かきが大変であるもんであるからしてアランフェス協奏曲!
昨年末の大雪で年が明けると穏やかになる、と言った気象庁は先ほど長期予報をば改め2月も大雪と訂正した、とか何とか言っちゃってみたりしてぇ! もうほんと勘弁してくれよーーー 、なんちゃって
!
********************
上記は広川太一郎変換フィルタを通して書いた文章である。
面白い(笑) ありがとうございます!リオ師匠!!
http://www.keddy.gr.jp/~eigamichi/dic/hiro.cgi
融雪装置が壊れたのでオール人力での雪かき。
これだけ働いたんだからきっと良いことあるよね、ママン。
さてホリエモン逮捕である。
家の地方紙も、会社の全国紙も、コンビニのスポーツ紙も全紙一面でっかいゴシックで
タイ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━ホ
と喜々として書いてある。
きっとテレ東も今回ばかりは特集を組んだだろう。
俺の友人を含めたLD株を持つ方々は薄々想像してた死刑判決が出た心境ではなかろうか?「いや、まだ再審請求がある」と万に一つもない幻想に逃げている妄想家もいらっしゃると思うが、金儲けの為だけに株を転がす連中だけで支えてた銘柄で実質金を転がすだけのファンド会社なんだから西武のようにはいかないことに気付くべきだ。
そして芥川の「蜘蛛の糸」を読んで胸に手をあてて考えよう。
結局ホリエモンはなんだったのか?
時代が作った徒花か?
大きな力に潰された殉教者か?
市場や個人投資家を騙した稀代の詐欺師か?
どれもが当てはまり、どれもが外れなんだと思う。
耳障りの良い綺麗事を並べて一点集中で突き進む。目的達成の為にはスレスレも致し方ない。それはそれで良い。でもそのボーダーがいつの間にか塀の内側に入ってしまったことも気付かず更に進む....
この点においてはオウムも赤軍もそしてライブドアも変わらない。
そして同じようにスレスレで胡散臭いのは、今の自民党や合衆国もかわらないのだ。
全部グレー、白に近いか黒に近いかの差だけ。
そのことと、「旨い儲け話には裏がある」というあったり前の事実を気付かせてくれたという点において、ホリエモンは貢献したと言えるだろう。
あと、ハードソフト両面での資産あってこその”時価総額”であり、”時価総額”がでかいから素晴らしい会社ではない。時価総額と資産、この順序を間違えちゃいけないよ、ってことも。
あるIT事業主がテレビで「うちの株価も下がって憤ってます」的なことを言ってたが、こいつも時価総額原理主義者だ。所詮その程度の会社だってことだろうが、バカか。
こういう勘違いバカを駆逐することこそ、本当の健全な市場の確立ということになるのだが、世界市場はホリエモンの親玉みたいな投資家の遊技場だからきっとまた同じようなことを繰り返すのだろうなぁ....
これだけ働いたんだからきっと良いことあるよね、ママン。
さてホリエモン逮捕である。
家の地方紙も、会社の全国紙も、コンビニのスポーツ紙も全紙一面でっかいゴシックで
タイ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━ホ
と喜々として書いてある。
きっとテレ東も今回ばかりは特集を組んだだろう。
俺の友人を含めたLD株を持つ方々は薄々想像してた死刑判決が出た心境ではなかろうか?「いや、まだ再審請求がある」と万に一つもない幻想に逃げている妄想家もいらっしゃると思うが、金儲けの為だけに株を転がす連中だけで支えてた銘柄で実質金を転がすだけのファンド会社なんだから西武のようにはいかないことに気付くべきだ。
そして芥川の「蜘蛛の糸」を読んで胸に手をあてて考えよう。
結局ホリエモンはなんだったのか?
時代が作った徒花か?
大きな力に潰された殉教者か?
市場や個人投資家を騙した稀代の詐欺師か?
どれもが当てはまり、どれもが外れなんだと思う。
耳障りの良い綺麗事を並べて一点集中で突き進む。目的達成の為にはスレスレも致し方ない。それはそれで良い。でもそのボーダーがいつの間にか塀の内側に入ってしまったことも気付かず更に進む....
この点においてはオウムも赤軍もそしてライブドアも変わらない。
そして同じようにスレスレで胡散臭いのは、今の自民党や合衆国もかわらないのだ。
全部グレー、白に近いか黒に近いかの差だけ。
そのことと、「旨い儲け話には裏がある」というあったり前の事実を気付かせてくれたという点において、ホリエモンは貢献したと言えるだろう。
あと、ハードソフト両面での資産あってこその”時価総額”であり、”時価総額”がでかいから素晴らしい会社ではない。時価総額と資産、この順序を間違えちゃいけないよ、ってことも。
あるIT事業主がテレビで「うちの株価も下がって憤ってます」的なことを言ってたが、こいつも時価総額原理主義者だ。所詮その程度の会社だってことだろうが、バカか。
こういう勘違いバカを駆逐することこそ、本当の健全な市場の確立ということになるのだが、世界市場はホリエモンの親玉みたいな投資家の遊技場だからきっとまた同じようなことを繰り返すのだろうなぁ....
絵本の原作というもの
2006年1月25日 連載夢を見た。
夢のくせにしっかりしたストーリーで物語然としててびっくり。
なんか絵本になりそうな話だった。
登場人物は5歳の男の子そうちゃんと2匹の犬ゲンとノン、そして盲目の女子高生カスミ。
のんびりとした性格のそうちゃんは彼の不注意で飼い犬のゲン・ノンと離ればなれになってしまう。2匹は病院から帰る途中のカスミに拾われるんだけど、そこから20年後までを描いた叙情詩。ゲンとノンはおじゃる丸のオコリン坊とニコリン坊のような感じでそれぞれキャラクターがある。
エピローグは自分の夢なのに感動してしまい鳥肌が立った。バカである(笑)。
でもねぇ、すごい心に染み入る話なのよ。
「あらしの夜に」+「東京タワー」的な話かなぁ。
俺に絵心があればすぐにでも絵本化して自費出版するんだが、そんな才能はないので、とりあえず忘れないうちに文章に起こそう。つじつまを合わせるために多少脚色は必要なんだが、1万字弱くらいのボリュームになりそうだ(^_^;)
飽きるまで書いてみようっと。
夢のくせにしっかりしたストーリーで物語然としててびっくり。
なんか絵本になりそうな話だった。
登場人物は5歳の男の子そうちゃんと2匹の犬ゲンとノン、そして盲目の女子高生カスミ。
のんびりとした性格のそうちゃんは彼の不注意で飼い犬のゲン・ノンと離ればなれになってしまう。2匹は病院から帰る途中のカスミに拾われるんだけど、そこから20年後までを描いた叙情詩。ゲンとノンはおじゃる丸のオコリン坊とニコリン坊のような感じでそれぞれキャラクターがある。
エピローグは自分の夢なのに感動してしまい鳥肌が立った。バカである(笑)。
でもねぇ、すごい心に染み入る話なのよ。
「あらしの夜に」+「東京タワー」的な話かなぁ。
俺に絵心があればすぐにでも絵本化して自費出版するんだが、そんな才能はないので、とりあえず忘れないうちに文章に起こそう。つじつまを合わせるために多少脚色は必要なんだが、1万字弱くらいのボリュームになりそうだ(^_^;)
飽きるまで書いてみようっと。
エッセイとか短歌とか、一人称で文章を書くのに慣れると小説系な文章を書けなくなるのだ、と気付く。
せっかく書いた夢の話、プロローグの部分で伏線の張り方が気に入らないのととても堅苦しくなったので全部ボツ。
もうちょっとかわいく書かんとな。
物書きさんは大変なんだなぁということと、俺には文才がないことに40手前で気づき、多少ヘコむものの、新しく書いたのはそれなりにかわいくなってるのでもうちょっと書いてみようと思う。
ボツ部分、悔しいのでここに捨てます(笑)
*******
12月、北陸の午後、曇り。
冬はまだはじまったばかりだというのに日本海側は大雪にみまわれていた。
腰高にまで雪の積もった雪は景色を白く曇らせ、音を消す。そんな中で子供のはしゃぎ声と犬の鳴き声は際だって大きく聞こえた。
農道横の空き地、除雪車の吐き出した雪が山のように積まれ、さながら小さなスキー場といった具合だ。そこに男の子と一匹の子犬が遊んでいる。
身体に似合わない大きめのオレンジ色のダウンにニット帽という出で立ちの男の子が雪の上を転がり、その周りをクルクルと陰のように黒く小さな影が跳ねる。一挙一動に笑い、叫び、跳ぶ。
その様子を離れた所に立つ父親がぼんやりと眺めていた。
「パパ、こんなに雪積もったがはじめてやないけ?」
5歳になったばかりの男の子は犬に舐められながら大きい声で叫ぶ。そういえば最近まとまった雪を見てない。この子が生まれてからは特にそうだ。毎年2月にちょっと積もったくらいでスタッドレスタイヤも必要ないくらいだった。
何年ぶりだろう?この空き地にこれだけの雪山が出来たのは…
少なくとも20年は経つ。僕もちっちゃいときミニスキーで遊んだ記憶がある。夜遅く帰って母親に叱られたもんだ。
父親は、はじめて見る大雪に子供がはしゃぐのも判る気がした。
びゅう!
冷たい風が頬をかすめ身震いする。コートを着てても寒い。ポケットの中の携帯を見ると4時を少しまわったところだった。
「タッくん、帰るよ」
オレンジのダウンに大きく声をかける。男の子はいかにも不満そうな表情を見せるも、子犬にワンとせかされ渋々最後のひと滑りをする。
「まだ遊びたかったがにぃ…」
「明日は幼稚園やろ、風邪ひいたらどうすんが」
お尻についた雪を落とし、父親は諭す。かれこれ30分は雪と格闘してただろうか、“子供は風の子”とは良く言ったものだ。
その様子を子犬は人なつこそうに見上げている。
「ねぇパパ」
「なんけ?」
「この犬、ホンマにおばちゃんに返すが?飼ったらダメなんけぇ?」
真っ黒で足先と鼻の頭が白いのと、笑ってしまうくらい足が短いところは母犬と“うり二つ”だった。
父親は犬を撫でながら答える。
「うーーーん…ママに聞いてみてから、やな」
「うそ! ママなら絶対賛成してくれるはずやわ!」
男の子は飛びはね、それを見た子犬もはしゃぎながらジャンプした。
性格は父犬似なんだな…
そんなことがふと頭をよぎりクスと笑った。
でも、まだ彼自身、決めかねていた。この犬をもらうかどうか?
「さあ、タッくん いくよ」
「うん!!名前なんにしたらいいかねぇ?」
「まだ飼うかどうかわからんやろ」
リードを取り付けるながら父親は答える。
ダッシュする子犬に引っ張られながら、親子は薄暗くなりはじめた雪道を歩き始めた。
時折確認するようにこちらを見る子犬は、そのままあの2匹を連想させる。
昔、飼っていた子犬たち…
「とりあえずコレを見てください。」
今朝急に現れた白杖を持つ女性は、この子犬と一緒に一枚の写真をもってきた。
そこには、若かりし頃の晴れ着をきた女性と2匹の成犬が写り、裏に
“カスミとノン・ゲン 平成3年正月 父撮影”
の文字があった。
3日後にまた来ると言い残し、女性は犬と写真を置いて帰ったのだ。
明日がその3日目だった。
「ノン… ゲン…」
ポケットにしまったその写真を握りしめ、父親は大きく息を吸った。
色を無くした空は、もう暗くなり始めていた。
せっかく書いた夢の話、プロローグの部分で伏線の張り方が気に入らないのととても堅苦しくなったので全部ボツ。
もうちょっとかわいく書かんとな。
物書きさんは大変なんだなぁということと、俺には文才がないことに40手前で気づき、多少ヘコむものの、新しく書いたのはそれなりにかわいくなってるのでもうちょっと書いてみようと思う。
ボツ部分、悔しいのでここに捨てます(笑)
*******
12月、北陸の午後、曇り。
冬はまだはじまったばかりだというのに日本海側は大雪にみまわれていた。
腰高にまで雪の積もった雪は景色を白く曇らせ、音を消す。そんな中で子供のはしゃぎ声と犬の鳴き声は際だって大きく聞こえた。
農道横の空き地、除雪車の吐き出した雪が山のように積まれ、さながら小さなスキー場といった具合だ。そこに男の子と一匹の子犬が遊んでいる。
身体に似合わない大きめのオレンジ色のダウンにニット帽という出で立ちの男の子が雪の上を転がり、その周りをクルクルと陰のように黒く小さな影が跳ねる。一挙一動に笑い、叫び、跳ぶ。
その様子を離れた所に立つ父親がぼんやりと眺めていた。
「パパ、こんなに雪積もったがはじめてやないけ?」
5歳になったばかりの男の子は犬に舐められながら大きい声で叫ぶ。そういえば最近まとまった雪を見てない。この子が生まれてからは特にそうだ。毎年2月にちょっと積もったくらいでスタッドレスタイヤも必要ないくらいだった。
何年ぶりだろう?この空き地にこれだけの雪山が出来たのは…
少なくとも20年は経つ。僕もちっちゃいときミニスキーで遊んだ記憶がある。夜遅く帰って母親に叱られたもんだ。
父親は、はじめて見る大雪に子供がはしゃぐのも判る気がした。
びゅう!
冷たい風が頬をかすめ身震いする。コートを着てても寒い。ポケットの中の携帯を見ると4時を少しまわったところだった。
「タッくん、帰るよ」
オレンジのダウンに大きく声をかける。男の子はいかにも不満そうな表情を見せるも、子犬にワンとせかされ渋々最後のひと滑りをする。
「まだ遊びたかったがにぃ…」
「明日は幼稚園やろ、風邪ひいたらどうすんが」
お尻についた雪を落とし、父親は諭す。かれこれ30分は雪と格闘してただろうか、“子供は風の子”とは良く言ったものだ。
その様子を子犬は人なつこそうに見上げている。
「ねぇパパ」
「なんけ?」
「この犬、ホンマにおばちゃんに返すが?飼ったらダメなんけぇ?」
真っ黒で足先と鼻の頭が白いのと、笑ってしまうくらい足が短いところは母犬と“うり二つ”だった。
父親は犬を撫でながら答える。
「うーーーん…ママに聞いてみてから、やな」
「うそ! ママなら絶対賛成してくれるはずやわ!」
男の子は飛びはね、それを見た子犬もはしゃぎながらジャンプした。
性格は父犬似なんだな…
そんなことがふと頭をよぎりクスと笑った。
でも、まだ彼自身、決めかねていた。この犬をもらうかどうか?
「さあ、タッくん いくよ」
「うん!!名前なんにしたらいいかねぇ?」
「まだ飼うかどうかわからんやろ」
リードを取り付けるながら父親は答える。
ダッシュする子犬に引っ張られながら、親子は薄暗くなりはじめた雪道を歩き始めた。
時折確認するようにこちらを見る子犬は、そのままあの2匹を連想させる。
昔、飼っていた子犬たち…
「とりあえずコレを見てください。」
今朝急に現れた白杖を持つ女性は、この子犬と一緒に一枚の写真をもってきた。
そこには、若かりし頃の晴れ着をきた女性と2匹の成犬が写り、裏に
“カスミとノン・ゲン 平成3年正月 父撮影”
の文字があった。
3日後にまた来ると言い残し、女性は犬と写真を置いて帰ったのだ。
明日がその3日目だった。
「ノン… ゲン…」
ポケットにしまったその写真を握りしめ、父親は大きく息を吸った。
色を無くした空は、もう暗くなり始めていた。
スキルアップというもの
2006年1月27日 ちょっと考えてみた
随分と前からこの新聞広告はあるように思う。
「つまらない人...と思われたら一生の損」
「恋も仕事も友情もシラケさせたらおしまい。」
という不安を煽るコピーと共に筆をくわえたオッサンが「笑っちゃうぜ!!」とにらむこの広告。
ユーモア話術通信講座の広告である。
......いや、皆まで言わなくてもわかると思うが、おとなしかった知り合いがいきなりこのオヤジのようなテンションで接してきたら、ドン引きするか、別の意味で笑ってしまうだろう。
大体、仕事にユーモアなんかいらねーだろ。
キチンと誠意持って接してたなら信用はおのずとついてまわる。
友達関係にはそりゃ笑いは必要だけど、”面白いヤツ”が必ずしも”仲の良いヤツ”になるとは限らん。
恋にいたってはユーモアなんざ合コンの小道具にしかならん。そんで盛り上げるだけ盛り上げて、上手いヤツがお持ち帰りする......(笑)
百歩譲ってまぁユーモアも必要だとしよう。
だけど、この広告を見る限りとても有効なセンスやテクニックを磨けるとは思えない。
前述のようにドン引きされて”イタイやつ”というレッテルを貼られさらに自分の立場を悪くするように思う。
とはいうものの、三段抜きの一面広告。しかも相当な新聞雑誌にコンスタントに掲載されてるところを見ると需要があるのかもしれん。恐ろしいことである。
お笑いブームの到来で猫も杓子も”面白いやつ”になりたがる傾向にあるが、「面白いやつがモテるから」とか「つまらないヤツと思われたくないから」とか「流行ってるから」とかの理由でお笑いを求めるものではない。
「笑われることが気持ちいいから」が欲求の根本になくてはならんのだ。
これはお笑いだけでなく、実は全てのスキルに当てはまることで、邪な欲望の元に身につけたスキルは、身に付きにくい上に肝心なときに役に立たないことが多い。
英会話も、料理教室も、各種スキルアップセミナーもみんなそうだ。
受講申し込みのハガキを出す前に今一度考えてもらえれば幸いである。
「つまらない人...と思われたら一生の損」
「恋も仕事も友情もシラケさせたらおしまい。」
という不安を煽るコピーと共に筆をくわえたオッサンが「笑っちゃうぜ!!」とにらむこの広告。
ユーモア話術通信講座の広告である。
......いや、皆まで言わなくてもわかると思うが、おとなしかった知り合いがいきなりこのオヤジのようなテンションで接してきたら、ドン引きするか、別の意味で笑ってしまうだろう。
大体、仕事にユーモアなんかいらねーだろ。
キチンと誠意持って接してたなら信用はおのずとついてまわる。
友達関係にはそりゃ笑いは必要だけど、”面白いヤツ”が必ずしも”仲の良いヤツ”になるとは限らん。
恋にいたってはユーモアなんざ合コンの小道具にしかならん。そんで盛り上げるだけ盛り上げて、上手いヤツがお持ち帰りする......(笑)
百歩譲ってまぁユーモアも必要だとしよう。
だけど、この広告を見る限りとても有効なセンスやテクニックを磨けるとは思えない。
前述のようにドン引きされて”イタイやつ”というレッテルを貼られさらに自分の立場を悪くするように思う。
とはいうものの、三段抜きの一面広告。しかも相当な新聞雑誌にコンスタントに掲載されてるところを見ると需要があるのかもしれん。恐ろしいことである。
お笑いブームの到来で猫も杓子も”面白いやつ”になりたがる傾向にあるが、「面白いやつがモテるから」とか「つまらないヤツと思われたくないから」とか「流行ってるから」とかの理由でお笑いを求めるものではない。
「笑われることが気持ちいいから」が欲求の根本になくてはならんのだ。
これはお笑いだけでなく、実は全てのスキルに当てはまることで、邪な欲望の元に身につけたスキルは、身に付きにくい上に肝心なときに役に立たないことが多い。
英会話も、料理教室も、各種スキルアップセミナーもみんなそうだ。
受講申し込みのハガキを出す前に今一度考えてもらえれば幸いである。
惜しい占いというもの
2006年1月28日 ネット コメント (2)すんげぇ良いことがあった。
たぶん今日の俺はとても優しいので、無理なお願いをするなら今だ。(笑)
さて、2ちゃんねるの占い板に次のような書き込みがあった。
日時は2006年1月4日の水曜日 の22時過ぎ。
今年の私の運勢はどうでしょうか?特に株関連が興味あります。
1978.08.20女でつ おながいします。
それに対してのレス。
動物の暴動とでました。私は株をやらないので良くわかりませんが、あなたが家畜を連想とする株式を持っていたら処分されることをお勧めします。
で、彼女の返事が↓
ありがとうございます。
動物ですか・・・・ ホールドしているのは吉野屋DC、東京電力、ライブドアですから吉野屋処分しておきます。
豚を連想しておけば...・゜・(つД`)・゜・
たぶん今日の俺はとても優しいので、無理なお願いをするなら今だ。(笑)
さて、2ちゃんねるの占い板に次のような書き込みがあった。
日時は2006年1月4日の水曜日 の22時過ぎ。
今年の私の運勢はどうでしょうか?特に株関連が興味あります。
1978.08.20女でつ おながいします。
それに対してのレス。
動物の暴動とでました。私は株をやらないので良くわかりませんが、あなたが家畜を連想とする株式を持っていたら処分されることをお勧めします。
で、彼女の返事が↓
ありがとうございます。
動物ですか・・・・ ホールドしているのは吉野屋DC、東京電力、ライブドアですから吉野屋処分しておきます。
豚を連想しておけば...・゜・(つД`)・゜・
惜しい続編というもの
2006年1月29日 映画
世界的に大ヒットしたサンダンス映画「SAW」の続編「SAW II」鑑賞。
刑事エリックは息子とうまくいっていない。今日もすれ違いだった。そんな中、女刑事ケリーに呼び出され殺人現場に向かった。殺されてたのはエリックの親しい情報屋だったのだ。ケリーはその手口からジグソウが真犯人と確信する。現場に残された手がかりからアジトに乗り込むエリック。あっけなく捕まるジグソウだったが、これこそ新しいゲームの始まりだったのだ.....
前作はその予算の少なさから(ほぼ)ワンセットで撮りきり、本編以外の説明を端折った演出をとった。結果的にそれが物語に深みを与えるとともに、極上のシチュエーションホラーとなる。
ジェームス・ワンとリー・ワネルはわかっていた。
「CUBE」や「ブレアヴィッチ」がしでかした失敗を。
潤沢な予算で今まで鼻にもかけてもらえなかったエディターやクリエイターをあごで使う快感。35ミリのフィルムを惜しげもなく使える贅沢と引き替えに足を引っ張るパトロンの登場、CGやVFXという己の技量以上の映像技術に翻弄され出来上がった作品はそれはもう観るも無惨なクソ映画となった。
金かけて続編映画を作ることの無意味さや先人の失敗を踏まえた二人はプロデュースに徹して若い力に「SAW II」を託した。
結果は
......うーーーん。ビミョー。(^_^;)
いや、先に書いた二作の続編に比べるべくもない良作に仕上がっていることは間違いない。プロローグの見せ方は「SAW」の続編としては及第点だし、ジグソウのキャラクターを掘り下げたストーリーというのも続編としては定番であろう。
はしゃがず抑えた演出や往年の「そしてだれもいなくなった」や「サイン」へのオマージュもどちらかというと好感が持てる。
でもなぁ、なんか物足りない。
前作は「えぇ!そうきたか!」というどんでん返しを楽しむことができた。びっくり箱を開けたときのような嫌なワクワク感(笑)があったのだ。そしてそれに見事に引っかかった。
同じびっくり箱では驚かないってんで仕掛けを作らないってのはなんか手慣れたジジィの手法のような気がしないでもない。若いのになんか寂しいのだな。
ジグソウの人間像を掘り下げるのも良いだろう。猟奇殺人に理屈をつけてみるのも良い。
でも「SAW」でやりたかったこと、あのホンを書いたときの気持ちはまた違っていたはずだ。
ジェイソンだってフレディだってエイリアンだって、あのキャラクターは長年かけてファンが育ててきたものだ。
多くの続編、アナザーストーリー、スピンオフがそのキャラクターを作ってきた。
ジグソウにはその資質がある。
そこをチャチャッと片づける必要はないように思うのだな。
急がず作らずもうちょっと引っ張って色々な猟奇殺人を見せて欲しかった。
そう思う映画であった。
54点
刑事エリックは息子とうまくいっていない。今日もすれ違いだった。そんな中、女刑事ケリーに呼び出され殺人現場に向かった。殺されてたのはエリックの親しい情報屋だったのだ。ケリーはその手口からジグソウが真犯人と確信する。現場に残された手がかりからアジトに乗り込むエリック。あっけなく捕まるジグソウだったが、これこそ新しいゲームの始まりだったのだ.....
前作はその予算の少なさから(ほぼ)ワンセットで撮りきり、本編以外の説明を端折った演出をとった。結果的にそれが物語に深みを与えるとともに、極上のシチュエーションホラーとなる。
ジェームス・ワンとリー・ワネルはわかっていた。
「CUBE」や「ブレアヴィッチ」がしでかした失敗を。
潤沢な予算で今まで鼻にもかけてもらえなかったエディターやクリエイターをあごで使う快感。35ミリのフィルムを惜しげもなく使える贅沢と引き替えに足を引っ張るパトロンの登場、CGやVFXという己の技量以上の映像技術に翻弄され出来上がった作品はそれはもう観るも無惨なクソ映画となった。
金かけて続編映画を作ることの無意味さや先人の失敗を踏まえた二人はプロデュースに徹して若い力に「SAW II」を託した。
結果は
......うーーーん。ビミョー。(^_^;)
いや、先に書いた二作の続編に比べるべくもない良作に仕上がっていることは間違いない。プロローグの見せ方は「SAW」の続編としては及第点だし、ジグソウのキャラクターを掘り下げたストーリーというのも続編としては定番であろう。
はしゃがず抑えた演出や往年の「そしてだれもいなくなった」や「サイン」へのオマージュもどちらかというと好感が持てる。
でもなぁ、なんか物足りない。
前作は「えぇ!そうきたか!」というどんでん返しを楽しむことができた。びっくり箱を開けたときのような嫌なワクワク感(笑)があったのだ。そしてそれに見事に引っかかった。
同じびっくり箱では驚かないってんで仕掛けを作らないってのはなんか手慣れたジジィの手法のような気がしないでもない。若いのになんか寂しいのだな。
ジグソウの人間像を掘り下げるのも良いだろう。猟奇殺人に理屈をつけてみるのも良い。
でも「SAW」でやりたかったこと、あのホンを書いたときの気持ちはまた違っていたはずだ。
ジェイソンだってフレディだってエイリアンだって、あのキャラクターは長年かけてファンが育ててきたものだ。
多くの続編、アナザーストーリー、スピンオフがそのキャラクターを作ってきた。
ジグソウにはその資質がある。
そこをチャチャッと片づける必要はないように思うのだな。
急がず作らずもうちょっと引っ張って色々な猟奇殺人を見せて欲しかった。
そう思う映画であった。
54点
さよならピカデリーというもの
2006年1月30日 日常小学生の頃、近所には
日劇、大和、高劇、第一、
と4つの映画館があった。あ、ポルノ専門の2つを入れると6つあったな。
そこに「ピカデリー」という当時としては珍しいシネコン形式の劇場が郊外に出来た。
決して広くはないものの、4つのスクリーンにクーラー完備。高校行く途中にあったので毎月一日の映画の日は自主休校してハシゴした。
そのうち映画産業全体が廃れてきて町中の4つの映画館は全て廃館になるもピカデリーだけは生き残った。約10年前にサティの中にワーナーマイカルシネマズが出来るまではここが唯一の映画館だったのだ。
それからしばらくしてTOHOプレックスが出来、映画産業の復興とともに劇場に客が戻ってきた。しかし、既に老朽化し交通の便の悪いピカデリーには客は戻ってこなかった。
大手シネコンがバカの一つ覚えのように大作を公開するかげで、シネカノンや松竹、ミニシアター系の佳作を上映し続けたピカデリーが1月15日、閉館した。
ここで初めて観た映画は「白と黒のナイフ」だった。
「地中海殺人事件」も「ネバーエンディングストーリー」も「ハロウィン」も「逆襲のシャア」もここで観た。
汚かったけど、途中一番奥にあったスクリーンが成人映画専用スクリーンになったけど、好きだったな。
今までありがとうございました。
日劇、大和、高劇、第一、
と4つの映画館があった。あ、ポルノ専門の2つを入れると6つあったな。
そこに「ピカデリー」という当時としては珍しいシネコン形式の劇場が郊外に出来た。
決して広くはないものの、4つのスクリーンにクーラー完備。高校行く途中にあったので毎月一日の映画の日は自主休校してハシゴした。
そのうち映画産業全体が廃れてきて町中の4つの映画館は全て廃館になるもピカデリーだけは生き残った。約10年前にサティの中にワーナーマイカルシネマズが出来るまではここが唯一の映画館だったのだ。
それからしばらくしてTOHOプレックスが出来、映画産業の復興とともに劇場に客が戻ってきた。しかし、既に老朽化し交通の便の悪いピカデリーには客は戻ってこなかった。
大手シネコンがバカの一つ覚えのように大作を公開するかげで、シネカノンや松竹、ミニシアター系の佳作を上映し続けたピカデリーが1月15日、閉館した。
ここで初めて観た映画は「白と黒のナイフ」だった。
「地中海殺人事件」も「ネバーエンディングストーリー」も「ハロウィン」も「逆襲のシャア」もここで観た。
汚かったけど、途中一番奥にあったスクリーンが成人映画専用スクリーンになったけど、好きだったな。
今までありがとうございました。
1月29日、「ヒトラー最期の12日間」を観て、レビューでも書こうかいのぅ、とPCに向かうと背中がゾクゾク。
「あれ?」と思うが早いか今度は関節が痛み出し、悪寒もとまらなくなる。
体温計を探して計ると37度ちょっと。
「あぁこりゃ暖かくして寝ないとなぁ」
と思い、酒も飲まず布団に入るが節々が痛くて眠れない。(ーー;)...
もしかしたらインフルエンザか?
とビビるが、幸い俺のまわりにキャリアはいなかったはず。
筋肉痛用の塗り薬を身体中に塗って、市販の風邪薬を飲んで小さくなって寝る。
30日、朝一で体温を測ると39度!すげーーーー久々の大台だ。
即行病院に向かい診察を受ける。
インフルエンザと確信していたが検査すると陰性。
先生も「おかしいなぁ」と首を傾げる。おいおい(^_^;)
ともかく抗生物質と漢方薬を処方してもらい、職場に向かう。
でもさすがに仕事にならないので1時間でリングアウト。
帰宅してクスリを飲んで寝る。
座薬を差したおかげで関節痛は和らいだ。
3時間ほど寝て、目が覚めると汗だく。下着を着替える。
経験上、汗が出始めると回復に向かってると思われるのでホッとしてまた寝る。5時頃目が覚めたのでまた着替える。体温計ると38度。ううーーーん....あんまり下がってないなぁ。
冷凍みかんを食べて薬を飲み再び寝る。
調子は上がってきてると感じるのだが体温は下がらない。0時を過ぎてまた計るが38度をいったりきたり。これだけおとなしく寝てるとそろそろ回復してもいいんだけどなぁ。
腹が減ったので団子を食う。で、また寝る。
布団に入るもこれだけ寝てるから眠れない。「もしかして新種の病気じゃなかろーか?」とワケのわからん不安に襲われる(笑)も、調べようがないのでそのまま悶々と過ごす。
31日午前5時、体温測定、37.5度。ちょっと下がるが、まだ高い。
仕事休もうかどうか考えるが、今日は1週間で一番忙しい日なのでとりあえず出勤することにする。インフルエンザじゃないので伝染する心配もないだろう。
ということで今である。
体温を測ると36.7度。やっと落ちてきた(ノ_・。)。
しかし、今まで風邪ひいたら1日寝てれば治ったもんだが、結局アレだな、年とともに治りも遅くなるってことなんだな。ちょっとショック.....(笑)
「あれ?」と思うが早いか今度は関節が痛み出し、悪寒もとまらなくなる。
体温計を探して計ると37度ちょっと。
「あぁこりゃ暖かくして寝ないとなぁ」
と思い、酒も飲まず布団に入るが節々が痛くて眠れない。(ーー;)...
もしかしたらインフルエンザか?
とビビるが、幸い俺のまわりにキャリアはいなかったはず。
筋肉痛用の塗り薬を身体中に塗って、市販の風邪薬を飲んで小さくなって寝る。
30日、朝一で体温を測ると39度!すげーーーー久々の大台だ。
即行病院に向かい診察を受ける。
インフルエンザと確信していたが検査すると陰性。
先生も「おかしいなぁ」と首を傾げる。おいおい(^_^;)
ともかく抗生物質と漢方薬を処方してもらい、職場に向かう。
でもさすがに仕事にならないので1時間でリングアウト。
帰宅してクスリを飲んで寝る。
座薬を差したおかげで関節痛は和らいだ。
3時間ほど寝て、目が覚めると汗だく。下着を着替える。
経験上、汗が出始めると回復に向かってると思われるのでホッとしてまた寝る。5時頃目が覚めたのでまた着替える。体温計ると38度。ううーーーん....あんまり下がってないなぁ。
冷凍みかんを食べて薬を飲み再び寝る。
調子は上がってきてると感じるのだが体温は下がらない。0時を過ぎてまた計るが38度をいったりきたり。これだけおとなしく寝てるとそろそろ回復してもいいんだけどなぁ。
腹が減ったので団子を食う。で、また寝る。
布団に入るもこれだけ寝てるから眠れない。「もしかして新種の病気じゃなかろーか?」とワケのわからん不安に襲われる(笑)も、調べようがないのでそのまま悶々と過ごす。
31日午前5時、体温測定、37.5度。ちょっと下がるが、まだ高い。
仕事休もうかどうか考えるが、今日は1週間で一番忙しい日なのでとりあえず出勤することにする。インフルエンザじゃないので伝染する心配もないだろう。
ということで今である。
体温を測ると36.7度。やっと落ちてきた(ノ_・。)。
しかし、今まで風邪ひいたら1日寝てれば治ったもんだが、結局アレだな、年とともに治りも遅くなるってことなんだな。ちょっとショック.....(笑)
1 2