新鮮・元気というもの
「キトキト!」鑑賞
キトキトとは富山県の方言で新鮮とか元気という意味。

早くに夫を亡くし、女手ひとつで2人の子どもを育て上げた智子は近所では「スーパー智子ちゃん」と呼ばれる肝っ玉母ちゃん。だけど娘の美咲は3年前に男と駆け落ちして家を出てしまうし息子の優介も3人だけの暴走族に入ってる不良少年。そんな中、祐介は田舎を逃げ出すように友人の眞人と東京に行くのだった.....
 
 
ようやく、俺の映画に出会えた。
そんな感じの切なくてベタで優しくて強い珠玉の作品。

大竹しのぶと伊藤歩という俺のお気に入りの女優さんが出てるとはいえ予算の少ないシネカノン作品、その上ご当地映画ときた日にゃー「8月のクリスマス」みたいな失敗作じゃなきゃ良いなぁと思ってみたら....いやぁ、泣いた。バカみたいに号泣した。(笑)

ふとしたときに垣間見る女性的な部分を持つチャキチャキなお母さんって役どころは大竹しのぶのキャラではない。どちらかっつーと吹風ジュンか倍賞千恵子が得意とするキャラクターだ。大竹しのぶには母性が足らないんじゃないか?と思ってたら、あなた!これがとってもお母さんしてるではないか!さすが天才女優、本領発揮である。はっきりいって「キトキト!」は彼女がいなければ成立しなかったといえるだろう。
また、本作が初監督となる吉田康弘はなんら奇をてらうことなく”普通の映画”としてこの作品を撮った。実はこの”普通”というのが最近は滅多にみられないのだ。
ベタを嫌って強引な展開に持って行ったり音楽やCGといった編集で誤魔化したりなんとか特徴を出そうとする。いや、それは間違っちゃいないのかもしれないが、こういうベタを素直に世に問う潔さが逆に新鮮に感じられた。

そしてベタだからこそ浮き上がるキャスト陣の素晴らしさがあるのだ。
伊藤歩の都会的優しさも井川比左志の土着の厭らしさも石田くんが結局地元を忘れられなかった理由みたいなもんも、全てが優しい作品。
終盤、光石研がうなだれながらスナックにいる様と輪ゴムのエピソードは、本年度俺アカデミー最高シーン賞受賞である。

方言においても数あるドラマや映画の中でも屈指の出来。ほぼネイティブに近い。「だら!(←バカの意)」のイントネーションは他所の人には難しいのだが大竹さんは見事に発音している。
唯一気になったのが高岡を実際以上に田舎と誤解されるかもしれない点か。
いや、それなりになんでもあるんですよ?18万人都市だし。(^_^;)

「8月のクリスマス」に継ぐご当地映画だから点数が甘くなるのは御容赦いただきたいがとりあえず本年度最優秀候補作品。「フラガール」といい「キトキト!」といい...シネカノン!!もう俺はお前についてく!!
公開劇場は少ないと思いますがお近くで上映されるなら是非どうぞ。

「キトキト!」HP
http://www.kitokito-movie.com/

97点
俺の常備酒。

芋や黒糖のも旨いんだが、飲んでると途中で飽きてくる。下町のナポレオングリーンキャップはレモンにも梅干しにもお茶で割っても合うから飽きがこないから良い。

昨日、友達二人と一升いった。
あったま痛い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
雑感4/27というもの
めちゃイケの濱口どっきり企画を「ニコニコ動画」で見る。
イチイチ登録しなければいけないので「ユーチューブ」の方が面倒なくて良いのだが、人気テレビ番組は軒並み削除されているので鑑賞できないのだ。

最近になってようやく揃ってきたテレビのオンデマンド化にケチつける「ユーチューブ」なので躍起になるのはわかるが、各プロパイダから提供されてるネットテレビコンテンツ利用の煩雑さは閉口に値するので、途中で厭になるのだな。
DVDレコーダーも細かいフォーマットの違いで再生できないのがあるせいで廃れたが、ネットテレビもヘタしたら二の舞になりかねん。テレビ局はソースのみ提供しコンテンツ製作は専門化に任せておけばいいと思うのだが、電通の支配下外に金が流れるのがイヤなんですかねぇ。
 
 
 
楽天のTBS株買い増しの話だが、TBSの井上弘社長が野球協約違反でNPBに申し入れするそうだ。TBSはベイスターズの株主で同系企業が別の球団を持つのは協約違反、そんな順法精神のかけらもない企業体質に懸念を持たざるを得ない、という話らしい。
子どもの理屈だよなぁ(笑)
トップがこういう発言をする段階でもう終わってる企業なんでしょう。これで世論も味方につけたな、楽天。
 
 

近年、不作だったが今年は竹の子の出来が良い。
皮付きの先端をザクッと落として切れ目を入れ一握りの米と一緒に炊く。一晩置いてアクがぬけたら皮むいて輪切り、厚く切っても柔らかい。それをだしで煮てワカメいれて一煮立ち。酒がすすみます。
「ロッキー・ザ・ファイナル」鑑賞

偉大なるチャンプ、ロッキー・バルモアは引退した今でも人気者。街を歩けばサインを求められ、経営するイタメシ屋は大盛況だ。しかし02年に死去したエイドリアンのことが忘れられず独りもがくのだった.....
 

不覚にも感動、ロッキーってこんな話だったのか!と頭を殴られたような衝撃があった。
敬愛され社会的にも成功したにもかかわらず過去に引きずられる元チャンプ。
若くて強すぎる故にプロモーターに踊らされ、誰にも尊敬されない現チャンプ。
そしてボクシングの才能を受け継がず産まれたために、偉大な父の影に押しつぶされもがく元チャンプの息子.....
この3人の男のアイデンティティーのぶつかり合いを描く今作は過去5作までのクソ続編を帳消しにするくらいの出来と断言しよう。

「ロッキー」といえば本物のテレビ中継っぽいボクシングシーンが有名だが、クライマックスにあるエキシビジョンマッチの壮絶な打ち合いは全体の1/5程度。残りは3人の男の心情を丁寧に描く。すでにどういう展開になるかわかってる我々にとってこの”溜め”がもの凄く重要なのだな。
途中で挟まれるビルコンティのテーマソングと冷蔵庫での肉パンチやボールやバーベルを使ったトレーニング、もっとも有名なフィラデルフィアミュージアムの階段駆け上がる様は鳥肌モノ。
ミュージアムのシーンはエンドロールでも使われており、老若男女がロッキーを模して階段を駆け上がり雄叫びをあげるところが映し出される。これを見ると「ロッキー」ってのはいかに息の長い作品だったのか、ということとボクシングはアメリカの競技なんだなぁということを実感させられる。

キャストも良い。
齢60を越えるスタローンの老けっぷりは10年前のイーストウッドを彷彿とさせ、「枯れ際の色気」満載。俺が女だったら抱かれてもいい(笑)
エイドリアンの兄、ポーリー役のバート・ヤングも健在、良いカンジのジジィになった。あのよぼよぼ顔で「過去は戻らないんだ!」と言われるともの凄く説得力がある。

とりあえず1から5までを観てから鑑賞するように。2から先ははっきりいってつまらないと思うが、このつまらなさこそ”溜め”であり、溜めがあるからこそ「ファイナル」が光るのだから。

30年間のロッキー集大成を観よ!

90点
 
※いや、もうここらで止めておけよ?(笑)

BBQというもの

2007年4月29日 日常
BBQというもの
友人とバーベキューをする。
嫁と子ども達は朝から、俺は仕事が終わってから合流。きっと肉余ってないだろうなぁと思いきや、結構上等なのがそれも大量に余っている。
あぁ俺のことを思って残しておいてくれたのかと軽く感動しながら食べると霜降りの和牛が旨いこと旨いこと ゜∀゜)=3

と、感激するもつかの間、5切れも食べるともうお腹いっぱい。
脂っこくて箸が進まない。なんか漬け物が欲しくなる。

ここでようやく理解。40近い連中の集まりであんまり肉は入っていかないから余ってたのだな。(^_^;)
聞けばはじめの15分くらいはわいわい言いながら喜んで食ってたが、次第に無口になっていったそうである。(笑)

揃いも揃ってすっかりオヤジモードの俺らであった。
ゴールデンウィーク真っ只中ですがみなさん休日を満喫してらっしゃいますでしょうか?
わたくし、例年この時期はGWならぬGD(ゴールデンディ)なので旅行などの大型イベントは無し、せいぜいBBQくらいで茶を濁す程度でございます。
帰省渋滞にハマるファミリーカーをせせら笑うことで憂さ晴らしして一晩中ビデオ鑑賞、というのが昨年のパターンでしたが今年は違います。

wiiスポーツで家族団らん

いやぁ、バカにしてた。
面白いっすよ、これは。「はじめてのwii」があるから買わずにいたのを弟から貸してもらいやってみると全然違う!こっちの方が面白い!!
ほれ、ゲームに熱が入りすぎてコントローラーを飛ばしてテレビ壊れたとかいうニュースがあったでしょ?はじめは「なんでそんな熱くなるのか?」と小馬鹿にしてたが、ちょっとわかる気がする(笑)。
自分で作った似顔絵キャラでゲームができるってのもハマる一因なのかもしれん。
これでネット対戦とかできればもうこれ一本の為にwii買っても惜しくないぞ。

コントローラーを2つ以上つかっての対戦プレイ推奨。ひとりでやっても魅力半減ですので友達いないやつは友人から作ろう。

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