5本目、「ボーン・アイデンティティー」。

ロバート・ラドラム原作の超有名なポリティカル・サスペンス3部作の第1作目にあたる小説(邦題は『暗殺者』)を映画化したサスペンス・アクションだが、「原作負け」を地でいってしまった作品。
とはいうものの、決してつまらないわけではない。原作が良すぎるのだ。
映画だけを観たらきっとそれなりに満足しただろう。
特にマット・デイモン。今まで「こいつのどこがいいのだろう?」と思ってたが意外ところにハマリ役が落ちてたもんですな。中途半端なキャラにぴったり。(褒め言葉)
格闘シーンはやっぱ本職(Jチェン、J-Cヴァンダムetc.)にはかなわないものの、カメラワークのおかげで観てる分にはそれなりに格好良かったし、「英才教育された殺人マシーンが記憶喪失になる」なんて難しい役どころトム・クルーズには無理だろう。(褒め言葉)
ということで原作を見てなかったら70点だった。惜しい。
 
原作のいいところ....というか、この物語の肝を全て(!)端折って単なるアクション映画にしたところはある意味潔いと思う。(ここは褒めてない)

マット・デイモンが好きな人にはおすすめ。
アクションが好きな人、社会派サスペンスが好きな人、両方にオススメはできません。45点だな。

こんなの観るなら、ヒロイン役のフランカ・ポテンテ主演の「ラン・ローラ・ラン」の方が100倍いいので画像はそっちを貼り付けてみました。

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芯啜る 漏れる吐息を かき分ける
 ただひたすらに 息も忘れて

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