福井に出張
某キャラクターグッズの制作に関してメーカーさんと打ち合わせするもパテントロイヤリティがゼロ8桁との回答らしい。マジっすか?!!
サンリオでもそんなバカげた数字付けないだろ!アホかぁ!!○○○○!!
と憤り、ものの10分で「やってらんねぇ」と話を切り上げ酒を飲みにいくことにする(笑)。
とはいえ正午を少しまわった段階なので飲み屋ではなく焼き肉屋さん。

30代男性をコアとした比較的高額商品を構成できる希有なキャラクターであるから是非とも商品化したかったのだが、小さい会社とは取引したくないのだろう。だから億という法外な金額を提示してくるのだ。「とれるもんならとってみろ」と。
そのくせ大きい商社やメーカーにはそれなりの使用料とあとは売り上げの数%をいただくという寸法らしい。

地方都市に進出著しい某ショッピングセンターも同じだ。
大店法の改正で地域の商店は大打撃を受けるから当然地元は反対する。しかしやつらは「ショッピングモールは地元の店舗を優先します」を口実に出店強行。確かに地元商店に出店の説明会をするけど入店費用が坪あたり100万とか500万とか法外な金額を吹っ掛けるのだ。そんな金払えるワケがない。
「入店しないのなら別の店舗を入店させます」とばかり、大手有名店をロイヤリティなしで入れたりする。
で、5年くらい商売して売れなかったら撤退して地域は廃墟と化す。
...まぁ自由経済というのはそういうものなのかもしれないが、真面目に商売してる人はやってらんないだろう。

「浜ちゃん、俺ぁねぇ、悔しいよ」
いつもは寡黙な次長さんが愚痴をこぼした。
「他人のふんどしで商売しようという俺たちと、足下みて値踏みするあいつらとどっちが卑しいんだろうなぁ」
なにも言えない。
多分俺たちも同じくらい卑しいのだろうから。

結局その試作デザインと金型はキャラクタものではなくメーカーオリジナル商品として販売することにするようだ。キャラクターのネームバリューがなくても売れると踏んだ上での決断だが、償却するために大量生産とダンピング販売の憂き目には遭うだろう。しょうがない、良い物でも見る目がない消費大国日本ではわかりやすい付加価値がないとモノが売れなくなっているのだから。でも販売するのはメーカーさんの意地なんだろう。
その決断には拍手を送りたい。で、俺は俺の決済で出来うる最大数を仕入れ死ぬ気で売りまくると今日の酒に誓うのであった。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索