「デストラップ・死の罠」鑑賞

シドニーは大御所舞台作家、しかし最近は人気も衰え舞台は不評の連続だった。ひとり落ち込むそんな中、以前大学の生徒だった男から自分で書いたシナリオを論評を頼まれる。そのシナリオはとても秀逸でなんとか横取りしようと企むシドニーであった....
 

主演は名優マイケル・ケイン、元生徒役にクリストファー・リーヴ、監督は巨匠シドニー・ルメットということと、元々舞台劇だったものを映画化したということで全体的に重厚な落ち着きのある演出となっている。ベトナム戦争から立ち直り80年代好景気を迎える前夜の勢いも感じることが出来、雰囲気的には好き。

だけど、内容はグズグズだ。
物事には”目的”があり”手段”と続いて”結果”がついてまわる。
殺人事件となると特に”動機”があるから”色々方法で殺したりアリバイ工作”して”逃げ切ったりバレて捕まる”ことを筋立てて作っていかないとどっかで破綻する。
”こういうどんでん返しがしたい”から”こいつを殺す”じゃダメなのだ。
TSUTAYAの店長がオススメしてたので期待したのだが俺にはダメだった。どんでん返しにもルールがあるっちゅーことだ。

とはいうものの、マイケル・ケインがとっても楽しそうに演じてるのと、筋骨隆々の在りし日のクリストファー・リーヴが見られるだけでもモトはとれるだろうというハナシもある。そうう意味ではとても舞台劇っぽい映画であり、シドニー・ルメットがそういうとこを求めたのならアリなのかもしれないけど。(^_^;)

48点

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