「シムソンズ」鑑賞

常呂町に住む女子高生、和子は自分のやりたいことも見つからず高校生活最後の冬を迎えようとしていた。そんな中、地元出身のオリンピック選手”真人さま”が凱旋してきた。なんとかお近づきになりたい和子は自身でカーリングチームを作ることを決意する....

往年のスポコンものの定石、
素人の寄せ集めが→仲違いや外野のプレッシャーをはねのけて→勝ち進む
をとりつつ、21世紀の青春映画のスタンダードになるだろう「下妻物語」テイストを散りばめながら作ったハッキリ言って安い映画である。

ソルトレイクオリンピックに出た林弓枝他4名の功績があったからこそ小説化され、トリノでも活躍が期待されたからこそ映画化された作品。
ただ、「シムソンズ」命名のエピソードや4人のうち経験者は一人だけだったという実際あったエピソードを劇中に挟みながらもフィクションとして青春ものにしたあたりは原作には愛があったといえる。
映画のストーリーと演出の方は残念ながら凡百。
いや、凡百でもいいのよ。きっちり盛り上げてきっちり泣かせてくれたら。
観客にどうしてもらいたいのかよくわからんちぐはぐさが目立ったのが残念。

キャストもそう。
加藤ローサの過剰演技は「スゥイング・ガールズ」での上野樹里意識しすぎ。
丸山智己と大泉洋の絡みが浅すぎ。
藤井美菜が思った以上に大根で(´・ω・`)ショボーン。
...んがしかし、高橋真唯と星井七瀬がそのグズグズを救ってくれた。特に高橋真唯は光ってたな。その他脇の松重豊や森下愛子も好演。

ということで期待しすぎの感があったのでプラマイゼロ、ちょっとマイナスといったところだが、なっちゃんがかわいかったのとジュディマリの歌がやっぱ良かったので許す。(笑)

50点

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