「スーパーマン リターンズ」鑑賞。

鳥だ!飛行機だ!いやスーパーマンだ!(って最近の若い子は知らんか?このあおり(^_^;))のスーパーマンが20年ぶり(劇中では5年ぶりという設定)に帰ってきた。

まずオープニング
クリプトンの爆発から地球到達にいたるまでをダイジェストとしてみせながらも、パースのついたタイトルがガーッときてビューンといく(笑)ファーストのタイトルバックをそのまんまもってきたセンスに脱帽。有名なテーマソングと相まって、近年まれに見るカッチョイイオープニングとなっている。

また物語のシークエンスやディテールもファーストから引っ張ってきた箇所が多く、リメイク的な楽しみ方も出来るなど、オールドファンにも楽しめる考えられた脚本も褒められる部分ではあるだろう。
 

さて、「スーパーマン」のキモは絶対的な正義とそれを貫くヒーローの苦悩、そしてクスッと笑っちゃう細かいギャグだったりする。
後者については大御所ケビン・スペイシーがシリアスからコメディまで「スーパーマン」のお約束を一手に引き受け新人ブランドン・ラウスの負担を減らした。おかげでブランドンはクリストファー・リーブに劣らない実直な平成のスーパーマンをやってのけることができた。
前者についてはアメリカの正義が絶対的な正義でないということがバレはじめた昨今、スーパーマンの唱える正義もまた難しいモノになってきているが、イデオロギーを敢えて外したところに答えを持ってきたブライアン・シンガーのまとめ方は、子供っぽいと捉えるか良心的と捉えるか、意見の分かれるところであろうか。
俺的にはクラッシックな雰囲気と「バットマン」や「スパイダーマン」にはない優しさを感じることができ、とても満足した。

ともかく、ファーストの「スーパーマン」で復習してから観ることをオススメする。

80点

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