うちのかみさんというもの
2006年12月3日 映画 コメント (4)
古畑シリーズが好きな俺は当然のようにコロンボシリーズも大好きで、(全国的かどうかは知らんが)TSUTAYAレンタル100円均一だった今週末、コロンボDVDに千円突っ込むというコロンボ三昧の夜を過ごしている。
一般的に傑作と言われている「別れのワイン」や「死者の身代金」もそりゃ素晴らしいが初期から中期にかけての作品はどれも見応えがある。
1、決してかみさんを出さない
2、下戸で葉巻好き
3,コートとおんぼろコンパーチブル
4、倒叙形式のストーリー
というコロンボの”縛り”の中で「ワンパターンの中にいかにオリジナリティを出すか?」が試されることとなり多くの若手テレビマンの登竜門となった。よく知られてることだがかのスピルバーグもごく初期の作品の監督を務めている。ちなみに「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミも監督してる。
あと豆知識として邦題は「刑事コロンボ」だが、原題は「警部補コロンボ」。古畑をつくった三谷幸喜はそのあたりもよく承知してるってのがそこからわかってくる。
とまぁ一通り豆知識をさらけたところで初期から中期にかけて面白かった作品をあげていこう。
まずは一頭最初の「殺人処方箋」。
キャラクタが固まってなかったのか、ピーター・フォークが若いからかかどうか定かでないがけっこうこざっぱりして頭も良さそうなコロンボってのが印象的。
精神科医が妻を殺す。自信家で計画も完璧な犯人を落とすためにその共犯者の愛人をにターゲットを絞るコロンボ、最後の攻防とどんでん返しは、今観てもほほーと思う素晴らしいものだと思う。テレビドラマとしてね。
そして二作目「死者の身代金」。
狂言誘拐殺人ってネタは過去にもあったと思うが、それに義理の娘をかぶせてわざと犯人をピンチに陥らせるという犯人目線に立ったつくりと、コロンボをコメディリリーフにすることで逆にキャラクタを浮き立たせるというやり方をとったドラマはこれがはじめてじゃなかろーか?
最後、コロンボが犯人を落とすと観念したように「負けたわ。あなたの勝ちよ」と言わせるあたり、とてもオシャレでインテリジェンスな匂いがするではないか。
かくしてコロンボというキャラクタが固まったワケだ。
「死の方程式」
「猿の惑星」、コーネリアス役でブレイクした(ちゅか、子役を除くとこれだけかも(笑))ロディ・マクドウォール出演の本作はアメリカンニューシネマの基本というべきつくりとなっている。サイケでサイコでキッチュ、葉巻をパクろうとしたコロンボがとがめられるラストもクスッとわらってしまう。
「権力の墓穴」
3rdシーズンの最終話。上司が犯人といういささか使い古されたネタを持ってきつつも、警察官だからこそできるシチュエーション作りと展開は強引ではあるがとても斬新。
結末も「アチャー(´∀`)」的爽快感が味わえる快作となっている。
「秒読みの殺人」
いや、映画的には凡作だけど、パンチがリール交換のサインだったということがわかったトリビア作品として紹介。この作品でインプリントされたせいで他の映画観ててもこれを思い出してしまう(笑)。
とまぁ今回みた作品の中ではこれらがよかったな。
古畑好きな人は是非オリジナルを観て感心していただきたいと思う。
今日も夜はコロンボ観ようっと。
一般的に傑作と言われている「別れのワイン」や「死者の身代金」もそりゃ素晴らしいが初期から中期にかけての作品はどれも見応えがある。
1、決してかみさんを出さない
2、下戸で葉巻好き
3,コートとおんぼろコンパーチブル
4、倒叙形式のストーリー
というコロンボの”縛り”の中で「ワンパターンの中にいかにオリジナリティを出すか?」が試されることとなり多くの若手テレビマンの登竜門となった。よく知られてることだがかのスピルバーグもごく初期の作品の監督を務めている。ちなみに「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミも監督してる。
あと豆知識として邦題は「刑事コロンボ」だが、原題は「警部補コロンボ」。古畑をつくった三谷幸喜はそのあたりもよく承知してるってのがそこからわかってくる。
とまぁ一通り豆知識をさらけたところで初期から中期にかけて面白かった作品をあげていこう。
まずは一頭最初の「殺人処方箋」。
キャラクタが固まってなかったのか、ピーター・フォークが若いからかかどうか定かでないがけっこうこざっぱりして頭も良さそうなコロンボってのが印象的。
精神科医が妻を殺す。自信家で計画も完璧な犯人を落とすためにその共犯者の愛人をにターゲットを絞るコロンボ、最後の攻防とどんでん返しは、今観てもほほーと思う素晴らしいものだと思う。テレビドラマとしてね。
そして二作目「死者の身代金」。
狂言誘拐殺人ってネタは過去にもあったと思うが、それに義理の娘をかぶせてわざと犯人をピンチに陥らせるという犯人目線に立ったつくりと、コロンボをコメディリリーフにすることで逆にキャラクタを浮き立たせるというやり方をとったドラマはこれがはじめてじゃなかろーか?
最後、コロンボが犯人を落とすと観念したように「負けたわ。あなたの勝ちよ」と言わせるあたり、とてもオシャレでインテリジェンスな匂いがするではないか。
かくしてコロンボというキャラクタが固まったワケだ。
「死の方程式」
「猿の惑星」、コーネリアス役でブレイクした(ちゅか、子役を除くとこれだけかも(笑))ロディ・マクドウォール出演の本作はアメリカンニューシネマの基本というべきつくりとなっている。サイケでサイコでキッチュ、葉巻をパクろうとしたコロンボがとがめられるラストもクスッとわらってしまう。
「権力の墓穴」
3rdシーズンの最終話。上司が犯人といういささか使い古されたネタを持ってきつつも、警察官だからこそできるシチュエーション作りと展開は強引ではあるがとても斬新。
結末も「アチャー(´∀`)」的爽快感が味わえる快作となっている。
「秒読みの殺人」
いや、映画的には凡作だけど、パンチがリール交換のサインだったということがわかったトリビア作品として紹介。この作品でインプリントされたせいで他の映画観ててもこれを思い出してしまう(笑)。
とまぁ今回みた作品の中ではこれらがよかったな。
古畑好きな人は是非オリジナルを観て感心していただきたいと思う。
今日も夜はコロンボ観ようっと。