「ブラックダリア」鑑賞

ロス市警のバッキーとリーは郊外で真っ二つに切断された惨殺殺人事件、いわゆる”ブラックダリア事件”の捜査を任される。しかしその特異な死因と被害者エリザベス本人の人生に心奪われたリーは事件に異常な執念をみせるようになる。また、相方バッキーも被害者とうり二つのマデリンの虜になっていくのだった....

と、あらすじを書いてみたが、実は観る前までは純粋なミステリーか「アンタッチャブル」調のクラシカルでゴージャスなクライムムービーだと思ってた。
実際、開始から20分くらいは重厚なイメージを紡いでって中々の出来だったが、徐々に「キャリー」と化していくその過程に俺は戸惑い置いてかれた。

いや、デ・パルマの真骨頂なはずなのだ。
ベタ塗りの映像表現と顔をしかめてしまうような低俗な破綻っぷり(笑)、この安っぽさこそデ・パルマなんだよ。うん、見終わって納得した。

だとすると、このキチガイ映画を上品なクライムサスペンスとして宣伝した配給会社の罪は重い。間違ってカップルで観にいったらドン引きされるぞ?>彼氏

デ・パルマといえば「殺しのドレス」、そんなキ印の人は楽しめるかもしれない。

54点

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