今年のM1解説編というもの
FっちからDVDをいただく。
その後中華を食って一通りタベって別れる。帰りしな今度会ったら犯してやるってのをすっかり忘れてることに気付く。くっそー。

DVDの中身はもちろんM-1グランプリ2006だ。
敗者復活組も優勝者もわかっていたが、たとえ知らされていなくても多分当ててたな。それくらいチュートリアルのネタのときの空気が違ってた。2005年の奇跡ネタと同じような爆発力を感じた。
それでは個々にみてみよう。

まずPOISON GIRL BAND、マグロのチューブトップのところは笑ったが果たしてあれがPGBスタイルかといったら違う気がする。テンションがミョーに高くて早口。終わったあともハイテンションでなんかヘンな風にM-1に慣れたんじゃなかろーか?って気がする。ウケを狙って日和るんじゃなく自らの個性を押し出していかないと食われるぞ。
ただ思ったより面白かったので80点

フットボールアワー、あのフットボール戦隊のネタは実はもっと長くてバカバカしい笑いのネタ。故に初っ端のテーマソングボケで引っ張れるんだけど、まさか4分であのネタを持ってくるとは思わなかった。しかも構成を変えてきっちり仕上げてくるあたり、さすが元王者である。95点

ザ・プラン9、このグループの弱点は”5人漫才の可能性”を示唆した上でネタを組み立てないといけないところだ。そうなると4分という時間は余りにも短いと言わざるを得ない。個人的にはとてもM-1向けの良いネタだと思ったがナンチャンやリーダーといった在京吉本以外の方々からの評価は芳しくなかった。多分わかりにくかったのだろう。とても残念だがやつらもM-1で優勝するよりもケンコバやタムケンあたりと大喜利して遊んでた方が楽しいだろうからドンマイって感じかもしれん。85点

麒麟、安定したネタ運び。途中咬み咬みなところから田村の「麒麟はお前がしっかりせぇ!」という神懸かりのアドリブからの持ち直しとM-1というルールにおいては一二の実力があるコンビではあるんだがいかんせん手の内が知られすぎてる。今年は正攻法でいったが”結成10年未満のコンビ”に門戸を開いてるM-1は安定した笑いではなく、破天荒な笑いや斬新な笑いが求められるのだ。一皮むけた麒麟を見たいと思う。
86点

トータルテンボス、「今週のハイライト」も「おだやかじゃないねー」も封印して望んだ今回の決勝。言葉を大事にしたボケとツッコミはなるほどまっちゃんが好きそうなコンビではあると思う。俺も上手になったなぁと思った。うん、それだけだけど。(笑)
82点

チュートリアル、去年のバーベキューと同じタイプの冷蔵庫ネタ。実はこっちの方が数段面白いんだけど、多分、去年の決勝で使う予定だったんだろう。しっかり4分にまとめられてた。惜しむらくは掴みの「翻ってアジア経済に目をむけてみると...」から「顔テッカテカ」に続くお約束と福田の後ろを向いて笑いをこらえる仕草が全国区で見られなかったのが残念といえば残念。95点

変ホ長調、ネタはサイコー、シャベリは全然ダメ。まぁ素人で人前でネタ披露できないからしょーがないのかもしれん。素人だから許されるネタ、プロであれだけ言うと干されるとかそういうのはないんかなぁ?そういう意味ではあざといコンビではある。プロになる気はないと言うが41歳と36歳で独身であの身なりでテレビなんかに出てしまったらもう幸せな結婚生活は無理な気が.....(笑)
78点

笑い飯、ネタ切れだろう。普通に面白かったけどここが限界のような気がする。
84点

ライセンス、ガキで前説をやってるだけあって場の空気を掴むのが巧い。ドラえもんネタはもっとエゲツナかったと思ったんだがゴールデンに合わせておとなしいので勝負してきた。んんんーーーでもそれが正解だったか失敗だったか?俺なんかはパンチがないと感じたけど。80点

 
以上9組。
決勝は麒麟・フットがまさしくチュートの前座的扱い。それほどずば抜けてた。チリンチリンネタも十八番のやつだ。まぁうまいことハマったって感じだな
最後に全体的な感想だが、観客も審査員も司会も、なんかちょっと緊張感に欠けてたグランプリであったように思う。
過剰な演出はいらない。せいぜいどういう過程で決勝に進んだかを解説するくらいで充分なのだ。ABCお笑い新人グランプリも関西テレビの上方漫才大賞もMBSの新世代漫才アワードも放送されない関西以外の人間にとってM-1だけが若手コンビの実力を計れるコンテストだということを肝に銘じて作ってくれ>吉本&テレ朝

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